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五竅
16、形見の袖
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「お待たせいたしました」
凛とした声がして、痩せた上品な女が、お茶の盆を掲げて入ってきた。
飾りのない、黒い質素な服。黒い艶やかな髪を品よく結い上げ、瑪瑙の簪でまとめている。一瞬、女中かと思ったが、着ているものは質素に見えるだけで極上品だと、恭親王は気づいた。ゲルが慌てて立ち上がり、礼をしたところを見ると、これがデュクトの未亡人のクリスタであるらしい。
「これは、お内儀手ずから、忝い」
二人の前の卓に丁寧にお茶の椀を置く。その白い手もよく手入れされて染み一つなく、立居振舞も嫋やかで気品に溢れていた。デュクトと三歳違いだというから、今年二十七歳、恭親王より十一も年上のはずだが、そんな風にはとても見えなかった。恭親王はひどい衝撃を受けていた。
(なにこれ、すっごい美人じゃないのっ!)
「この度はわざわざお越しいただき、ありがとうございます。デュクトの妻のクリスタにございます。亡き夫には殿下に大変なお世話になり、またご丁寧なお見舞いも頂戴し、息子たちのことも気にかけていただきました。感謝の申し上げようもございません」
細面の白い顔を丁寧に下げ、ほっそりした腰を折ってお辞儀する姿もあっけにとられる程、美しかった。少し寂し気なうりざね顔に、長い睫毛を瞬く涼し気な目元、その右下の泣き黒子が色っぽい。唇は控えめに紅を指して艶やかで、少し尖った顎から続く首は細く長くて折れそうで、頼りなげな華奢な肩に続いている。その上品な仕草と儚げな風情に恭親王は完全に我を忘れて見入ってしまっていた。
(――信じられない、こんな美人の奥さんを差し置いて男に走るなんて! あいつ、正真正銘の馬鹿だ)
パチパチと瞬きして茫然と未亡人に見惚れる皇子に気づき、ゲルはげふんげふんと咳払いして覚醒を促す。ハッとして我に返り、目の前に置かれたお茶に気づき、慌てて礼を言う。
「あ、ありがとう。……いただきます」
少年らしい素直な言い方に、未亡人はちょっとだけ口元を緩める。それもまた美しい。
香り高い、間違いなく最高級の茶を啜りながら、恭親王はちろちろと未亡人を観察する。
どっからどう見ても文句のつけようのない美女だ。十六でデュクトの元に嫁いで以来十一年、デュクトが妻一筋(表向き)だったというのも納得である。が、その裏で、デュクトは密かに男である皇子に心を奪われていたわけで、その皇子である恭親王にしても意味がわからなかった。どこをどうしたら、この美人の奥さんを捨てて男である自分に走る気になるのか、デュクトが生きていたら問い詰めたいくらいである。
「実は、僭越なこととは存じますが、主人の蔵書を殿下に形見分けにでももらっていただけたらと思いまして……よろしければ選んでいただけませんか」
やや低めの声でしっとりと語る口調も、恭親王には満点を上げたいくらいのツボであった。
「あ、はい。……どれでもいいのでしょうか」
ついつい丁寧過ぎる口調で喋ってしまうのだが、未亡人はおっとりと頷いた。
「どうぞ、お好きにご覧になってくださいませ」
そう促されて、恭親王は立ちあがって書棚の前に行く。さりげなく近づいてきた未亡人は女にしてはやや背が高く、恭親王とはそれほど身長は変わらなかった。下襲に焚き込んだらしい上品な香が、馨しく恭親王の嗅覚を刺激する。
(臭くない! ていうか、いい匂い過ぎる!……こんな美人の奥さんにもう勃たないとか、マジで男として終わってたんじゃないの、デュクト)
柄にもなくどぎまぎしながら、書棚を見ていく。芸術方面に造詣が深かったデュクトらしいラインナップで、書論、画論から詩の評論に至るまで、古今の有名作家のものは全て網羅されているようであった。
が、生憎恭親王はそういう芸術面には興味がなかった。
「お若い方はそういうのは、あまり好まれないかもしれませんね。……こちらの書棚はいかかでしょう? 博物学とか、旅行記などがけっこうあります」
未亡人が試しに一冊取って、恭親王に薦める。その白い指先に目がちかちかした。
「この鉱物の本は面白そうだ。これをもらっても構わないか」
恭親王が一冊を手に取って言うと、未亡人は儚げな微笑みを返して言った。
「何冊でも、お好きなだけお持ち帰りください」
(……本じゃなくてあなたを持ち帰りたいんだけど!)
「たくさんありすぎてすぐには選べそうもないな……また、改めてお邪魔しても?」
恭親王の言葉に、未亡人が一瞬、黒い瞳を見開いたが、すぐに泣き黒子のある目元をやんわりと緩めて微笑んだ。
「ええ、いつでもお待ちしておりますわ」
その微笑みに恭親王の心臓が跳ねた。
――年上の、未亡人好きだったんだ。
自分の性癖を初めて知った瞬間であった。
三月に入り、離宮の成郡王の容態が悪化したと、傅役のジーノからの報せを受け、恭親王は母の皇后に成郡王の見舞いに行くことを幾度も願い出た。魔力の枯渇はさらに成郡王を蝕み、〈王気〉はほぼ消えて起き上がることもできないという。
だが、二人の関係を嫌悪する皇后は頑として首を振り続けた。恭親王はただでさえ秀女を寝室に呼ぶことが少なく、一部では男色家だとの噂も囁かれていた。それが母の不安をいっそう煽り、男色相手と思しき男のもとに行かせることは容認できないと言う。
「母上、僕と成郡王の間はそういうものではありません。あくまで、彼の命を繋ぐためにしたことです。僕が行けば、彼の苦しみを和らげることもできるし、もしかしたら、少しでも命を伸ばせるかもしれないのです」
恭親王が必死に頼み込めば頼み込むほど、皇后の疑いは増すばかりのようであった。
せめて手紙をしたためて成郡王の元に送るが、その返事の文字が急に乱れて弱々しくなり、もはや成郡王の命が長くないことを予想させ、恭親王は唇を噛む。
皇后の目を盗んでメイローズを離宮に遣り、状況を尋ねさせれば、知らされた事実は絶望的であった。
「すっかり痩せておられて、もはや見る影もありません。治療に訪れていた神官の話では、もってあと一月だと……」
「神殿の魔力水薬でも効果はないのか……」
「はい……ただ、殿下にもう一度会いたいと、そればかり繰り返されて……」
メイローズも辛そうに言葉を濁す。
「すぐに離宮に行く。母上が止めようが、もう構うものか」
恭親王が立ち上がって鴛鴦宮を出ようとした時、皇后の元に仕える宦官がやってきて、彼の出宮を止めた。
「娘娘のご命令にございます。離宮に参ることは罷りならぬと……」
「友達が死にそうなんだよ!どうして行ってはいけないの!」
「殿下がたの仲が噂になっているのですよ。娘娘が随分、お気になさっておいでです。どうか、お部屋にお戻りください」
治療目的とはいえ、実際に関係がないわけではないので、恭親王としても反論に力がない。密かに抜け出すにも監視がきつくて叶わなかった。
皇后からの使いを受け、副傅のゲルが恭親王の部屋を訪れた。
「殿下……お気持ちはお察しいたしますが、男色は陰陽の道に悖る忌むべき行いです。皇后陛下がご心配になるのも当然です。お辛いこととは存じますが、ここは堪えてください」
「僕自身はアイリンにそんな気持はないよ。彼は異母兄で友人だ。グインも見舞いに行っているらしいのに、僕だけ行かないなんて、アイリンがなんて思うか……」
メイローズが恭親王とゲルのためにお茶を運んできた。
「……成郡王殿下は、殿下がお贈りになられた白玉を大事そうに握りしめておられました。……もう、殿下が籠められた魔力もとうに尽きておりますのに。母君の宝林様がずっとお側で詰めておられて、たとえ殿下がご訪問になったところで、何かがあるわけでもないでしょうが……」
メイローズの辛そうな言葉に、恭親王は両手で顔を覆った。
恭親王は成郡王に対し、邪な思いはないと言い切れる。だが、成郡王が彼を愛しているのを恭親王は知っていた。その思いには応えられないけれど、兄として友人として愛しているとはせめて最期に伝えたい。成郡王を絶望のままに死なせることだけはしたくなかった。
恭親王は、着ていた筒袖の絹の衫の右袖を左手で引きちぎった。そしてその袖に墨で手紙を書きつける。
〈母に止められて会いに行けない。辛い時にずっと支えてくれた君を愛している。ユエリン〉
「これを、アイリンに渡して欲しい。――いつか、プルミンテルンの麓で会おうと伝えてくれ」
ゲルはその袖を受け取ると素早く懐の内に押し隠し、そのまま一礼して恭親王の部屋を辞した。
第十四皇子成郡王アイリンがその短い生を終えたのは三月末の雪の日であった。
彼は最期の時まで、ずっと恭親王の引きちぎられた片袖を抱くように握りしめていたという。
その葬儀すら皇后が出席を許さなかったことで、恭親王とその母との亀裂は決定的なものとなった。
凛とした声がして、痩せた上品な女が、お茶の盆を掲げて入ってきた。
飾りのない、黒い質素な服。黒い艶やかな髪を品よく結い上げ、瑪瑙の簪でまとめている。一瞬、女中かと思ったが、着ているものは質素に見えるだけで極上品だと、恭親王は気づいた。ゲルが慌てて立ち上がり、礼をしたところを見ると、これがデュクトの未亡人のクリスタであるらしい。
「これは、お内儀手ずから、忝い」
二人の前の卓に丁寧にお茶の椀を置く。その白い手もよく手入れされて染み一つなく、立居振舞も嫋やかで気品に溢れていた。デュクトと三歳違いだというから、今年二十七歳、恭親王より十一も年上のはずだが、そんな風にはとても見えなかった。恭親王はひどい衝撃を受けていた。
(なにこれ、すっごい美人じゃないのっ!)
「この度はわざわざお越しいただき、ありがとうございます。デュクトの妻のクリスタにございます。亡き夫には殿下に大変なお世話になり、またご丁寧なお見舞いも頂戴し、息子たちのことも気にかけていただきました。感謝の申し上げようもございません」
細面の白い顔を丁寧に下げ、ほっそりした腰を折ってお辞儀する姿もあっけにとられる程、美しかった。少し寂し気なうりざね顔に、長い睫毛を瞬く涼し気な目元、その右下の泣き黒子が色っぽい。唇は控えめに紅を指して艶やかで、少し尖った顎から続く首は細く長くて折れそうで、頼りなげな華奢な肩に続いている。その上品な仕草と儚げな風情に恭親王は完全に我を忘れて見入ってしまっていた。
(――信じられない、こんな美人の奥さんを差し置いて男に走るなんて! あいつ、正真正銘の馬鹿だ)
パチパチと瞬きして茫然と未亡人に見惚れる皇子に気づき、ゲルはげふんげふんと咳払いして覚醒を促す。ハッとして我に返り、目の前に置かれたお茶に気づき、慌てて礼を言う。
「あ、ありがとう。……いただきます」
少年らしい素直な言い方に、未亡人はちょっとだけ口元を緩める。それもまた美しい。
香り高い、間違いなく最高級の茶を啜りながら、恭親王はちろちろと未亡人を観察する。
どっからどう見ても文句のつけようのない美女だ。十六でデュクトの元に嫁いで以来十一年、デュクトが妻一筋(表向き)だったというのも納得である。が、その裏で、デュクトは密かに男である皇子に心を奪われていたわけで、その皇子である恭親王にしても意味がわからなかった。どこをどうしたら、この美人の奥さんを捨てて男である自分に走る気になるのか、デュクトが生きていたら問い詰めたいくらいである。
「実は、僭越なこととは存じますが、主人の蔵書を殿下に形見分けにでももらっていただけたらと思いまして……よろしければ選んでいただけませんか」
やや低めの声でしっとりと語る口調も、恭親王には満点を上げたいくらいのツボであった。
「あ、はい。……どれでもいいのでしょうか」
ついつい丁寧過ぎる口調で喋ってしまうのだが、未亡人はおっとりと頷いた。
「どうぞ、お好きにご覧になってくださいませ」
そう促されて、恭親王は立ちあがって書棚の前に行く。さりげなく近づいてきた未亡人は女にしてはやや背が高く、恭親王とはそれほど身長は変わらなかった。下襲に焚き込んだらしい上品な香が、馨しく恭親王の嗅覚を刺激する。
(臭くない! ていうか、いい匂い過ぎる!……こんな美人の奥さんにもう勃たないとか、マジで男として終わってたんじゃないの、デュクト)
柄にもなくどぎまぎしながら、書棚を見ていく。芸術方面に造詣が深かったデュクトらしいラインナップで、書論、画論から詩の評論に至るまで、古今の有名作家のものは全て網羅されているようであった。
が、生憎恭親王はそういう芸術面には興味がなかった。
「お若い方はそういうのは、あまり好まれないかもしれませんね。……こちらの書棚はいかかでしょう? 博物学とか、旅行記などがけっこうあります」
未亡人が試しに一冊取って、恭親王に薦める。その白い指先に目がちかちかした。
「この鉱物の本は面白そうだ。これをもらっても構わないか」
恭親王が一冊を手に取って言うと、未亡人は儚げな微笑みを返して言った。
「何冊でも、お好きなだけお持ち帰りください」
(……本じゃなくてあなたを持ち帰りたいんだけど!)
「たくさんありすぎてすぐには選べそうもないな……また、改めてお邪魔しても?」
恭親王の言葉に、未亡人が一瞬、黒い瞳を見開いたが、すぐに泣き黒子のある目元をやんわりと緩めて微笑んだ。
「ええ、いつでもお待ちしておりますわ」
その微笑みに恭親王の心臓が跳ねた。
――年上の、未亡人好きだったんだ。
自分の性癖を初めて知った瞬間であった。
三月に入り、離宮の成郡王の容態が悪化したと、傅役のジーノからの報せを受け、恭親王は母の皇后に成郡王の見舞いに行くことを幾度も願い出た。魔力の枯渇はさらに成郡王を蝕み、〈王気〉はほぼ消えて起き上がることもできないという。
だが、二人の関係を嫌悪する皇后は頑として首を振り続けた。恭親王はただでさえ秀女を寝室に呼ぶことが少なく、一部では男色家だとの噂も囁かれていた。それが母の不安をいっそう煽り、男色相手と思しき男のもとに行かせることは容認できないと言う。
「母上、僕と成郡王の間はそういうものではありません。あくまで、彼の命を繋ぐためにしたことです。僕が行けば、彼の苦しみを和らげることもできるし、もしかしたら、少しでも命を伸ばせるかもしれないのです」
恭親王が必死に頼み込めば頼み込むほど、皇后の疑いは増すばかりのようであった。
せめて手紙をしたためて成郡王の元に送るが、その返事の文字が急に乱れて弱々しくなり、もはや成郡王の命が長くないことを予想させ、恭親王は唇を噛む。
皇后の目を盗んでメイローズを離宮に遣り、状況を尋ねさせれば、知らされた事実は絶望的であった。
「すっかり痩せておられて、もはや見る影もありません。治療に訪れていた神官の話では、もってあと一月だと……」
「神殿の魔力水薬でも効果はないのか……」
「はい……ただ、殿下にもう一度会いたいと、そればかり繰り返されて……」
メイローズも辛そうに言葉を濁す。
「すぐに離宮に行く。母上が止めようが、もう構うものか」
恭親王が立ち上がって鴛鴦宮を出ようとした時、皇后の元に仕える宦官がやってきて、彼の出宮を止めた。
「娘娘のご命令にございます。離宮に参ることは罷りならぬと……」
「友達が死にそうなんだよ!どうして行ってはいけないの!」
「殿下がたの仲が噂になっているのですよ。娘娘が随分、お気になさっておいでです。どうか、お部屋にお戻りください」
治療目的とはいえ、実際に関係がないわけではないので、恭親王としても反論に力がない。密かに抜け出すにも監視がきつくて叶わなかった。
皇后からの使いを受け、副傅のゲルが恭親王の部屋を訪れた。
「殿下……お気持ちはお察しいたしますが、男色は陰陽の道に悖る忌むべき行いです。皇后陛下がご心配になるのも当然です。お辛いこととは存じますが、ここは堪えてください」
「僕自身はアイリンにそんな気持はないよ。彼は異母兄で友人だ。グインも見舞いに行っているらしいのに、僕だけ行かないなんて、アイリンがなんて思うか……」
メイローズが恭親王とゲルのためにお茶を運んできた。
「……成郡王殿下は、殿下がお贈りになられた白玉を大事そうに握りしめておられました。……もう、殿下が籠められた魔力もとうに尽きておりますのに。母君の宝林様がずっとお側で詰めておられて、たとえ殿下がご訪問になったところで、何かがあるわけでもないでしょうが……」
メイローズの辛そうな言葉に、恭親王は両手で顔を覆った。
恭親王は成郡王に対し、邪な思いはないと言い切れる。だが、成郡王が彼を愛しているのを恭親王は知っていた。その思いには応えられないけれど、兄として友人として愛しているとはせめて最期に伝えたい。成郡王を絶望のままに死なせることだけはしたくなかった。
恭親王は、着ていた筒袖の絹の衫の右袖を左手で引きちぎった。そしてその袖に墨で手紙を書きつける。
〈母に止められて会いに行けない。辛い時にずっと支えてくれた君を愛している。ユエリン〉
「これを、アイリンに渡して欲しい。――いつか、プルミンテルンの麓で会おうと伝えてくれ」
ゲルはその袖を受け取ると素早く懐の内に押し隠し、そのまま一礼して恭親王の部屋を辞した。
第十四皇子成郡王アイリンがその短い生を終えたのは三月末の雪の日であった。
彼は最期の時まで、ずっと恭親王の引きちぎられた片袖を抱くように握りしめていたという。
その葬儀すら皇后が出席を許さなかったことで、恭親王とその母との亀裂は決定的なものとなった。
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