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8、暁闇
暁闇
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アルベラとシリルの馬を失い、六騎七人になった一行は、それでも無言で北を目指す。夜明けに途中の水場で休憩を取り、馬の負担を減らすため、体重の軽いフエルの後ろにシリルが乗ることにして、いろいろと準備を整える。
「後は、シルルッサまで一日の距離だ。境界の川を渡れば、奴等は追っては来れないはず。馬の疲労に気を付けて、とにかく走り続けろ」
最後に残った干し肉を噛みちぎりながら、ゾーイが言う。シウリンは馬に塩を舐めさせ、その身体を愛おしおしそうに撫でて言った。
「もう少し、頼むね。シルルッサについたら、とびきりの餌を用意してもらうから」
籠に入れられっぱなしで欲求不満のジブリールが、蝶を追いかけて飛び回る。シウリンが口笛を吹き、エールライヒとジブリールに腰の袋から生肉を与える。
「いったん引いたが、おそらく次の追手が来る。できるだけ距離を稼ごう。――フエルの矢がまだ残っているなら、殿下に渡せ。フエルは応戦しなくていいから、ひたすら北を目指すんだ」
ゾーイの指示に従い、フエルは残っていた矢を矢筒ごとシウリンに渡す。それを鞍につけて、シウリンはエールライヒの脚に皇家の紋章の入った紙――ゾーイが連絡用に持っていた便箋である――を結び付けて、言った。
「エールライヒ、ひとっ飛び頼むよ。僕たちが、ここにいるとシルルッサの味方に知らせてくれ――」
エールライヒは黒い瞳でシウリンをじっと見ると、バサリと上空へと飛び立ち、夜明けの空を飛んで北へと向かう。シウリンはそれを見送って、ジブリールを懐で撫でながら、号令を下す。
「行こう。アルベールを救い出すにも、シルルッサに辿り着かなければ始まらない!」
「「「「応!!!」」」」
男たちが呼応する声を聴きながら、シリルは頭に巻いていた白い布でテセウスの短剣を包んで背中に結びつけ、涙で赤くなった目をゴシゴシと擦って、大きく頷いた。
東の空が白むころ、街道を南から馬蹄の響きが近づいてくる。
「しつっけぇな! おいでなすったぜ」
ゾラが背後を振りむきながら言う。
「フエル、ランパ、お前らは無理しないで、とにかく北に走れ。シルルッサの領域に入ってしまえば、奴等も手を出せない。いいな、後に構わず、とにかく走るんだ」
トルフィンがフエルとランパに指令を飛ばし、先に行かせる。
近づいてくる騎士達は、さっきとは異なる鎧をまとっている。――この領地の騎士なのだろう。矢の射程に入ったことを見澄まして、シウリンが上半身をひねって上空に矢を射る。夜明け前の西の空に残る月の光を弾き、鏃が煌いて飛んでいく。一射、二射。龍種特有の驚異的な視力と膂力、そして勘の力で、矢はきれいな放物線を描いて飛び、敵の騎士を的確に射落としていく。
薄暗い中、ほぼ真上から降ってくる矢を、敵の騎士たちは避けることもできず、混乱が広がる。敵の馬脚が乱れた隙に、彼らはひたすら馬を駆る。シウリンの騎射の技術は、帝国北辺の騎馬民族に囚われていた時に、彼らから習ったものだ。足だけで馬を操り、駆けながら長い距離を正確に射抜く。フエルが持っていた最後の矢は十本。すべて射てしまう頃には、追手と彼らとの距離はかなり開いていた。
「あとはただ走り抜けてください!」
「わかってる!」
ゾーイの指示に従い、馬に鞭をあててスピードを上げる。だが馬の疲労は予想以上で、気づけば隊列を立て直した追手が迫っていた。
ゾーイが考える。とにかく、殿下と幼いフエル、そして同乗するシリルだけでも、シルルッサにたどり着けば――。
だが、その考えを読んだように、シウリンがゾーイを振り返って言った。
「ここまで来たら、全員で逃げ込むよ。言っておくけど、あなた一人が犠牲になっても、食い止められる人数じゃない」
「殿下、しかし――」
「大丈夫、あなたの馬はまだ走れる。僕の馬も。……アルベールを失ったことは仕方ないが、それ以上の損失は許さない」
ちょうど、東の空から上ってきた朝日に、シウリンの黒曜石の瞳が煌いた。ゾーイはその瞳を見て思い出す。
かつて、北辺の異民族の宿営地から、凍った大河を渡って帝国へと逃れた夜明けのことを。
その時も、この皇子は誰一人、味方を失うまいと最後まで諦めなかったのだ。今、皇子にその時の記憶はなくとも、ゾーイは憶えている。
ゾーイは騎士として、この皇子を守る。命を賭ける時があったとして、それは、今ではない。
ゾーイは息を吸い込むと、前方を駆ける味方に向かって喝を入れた。
「スピードを上げろ! 追いつかれるぞ、あと少しだ!」
その声を聞いて、シウリンがゾーイを振り返って、にやりと微笑んだ。記憶はないはずなのに、その表情は幾多の戦いを潜り抜けた歴戦の、〈狂王〉のものだった。
前方から、トルフィンが振り返って叫ぶ。
「待ち伏せだ!前方に障壁が見える!」
「強行突破できるか?!」
「俺たちだけなら――でも、フエルは……」
フエルはシリルを後ろに乗せている。疲労した馬で、障壁を越せるだろうか。
障壁の向こうからも三十騎ほどの騎士たちの一群が現れた。挟み撃ちだ。
さすがの豪胆なゾーイも奥歯を噛みしめる。疲れ切った彼らが、この人数を強行突破できるだろうか。他はともかく、二人乗りのフエルとシリルは、そして技量の劣るランパは――。だが、ゾーイの密かな逡巡をよそに、スピードを上げたゾラが切り込みをかける。
ゾラが素早く抜いた剣が、上ってきた朝日を反射する。一合でまず一騎を切り伏せ、さらに背後についたトルフィンが、次の騎士の剣を叩き落とす。二人が開く血路を、シリルを後ろに乗せたフエルと、ランパが必死に駆けていく。フエルの頭上に振り下ろされようとした剣を、シリルが短剣で弾く。すぐに追いついたシウリンがその騎士を背後から袈裟懸けにし、そのままの勢いで次の騎士の喉首を横に薙ぎ払う。それでも、やはり二人を乗せている馬の疲労は大きくて、次の騎士の攻撃を躱そうと、手綱を引いたフエルの動きに馬が対応できず、ふらりと崩れて馬からシリルが投げ出された。
「しまった! シリル!」
背後を振り返ったフエルの持つ手綱が切り離されて、フエルもまた、馬から滑り落ちた。
「フエル!」
「行ってください! 僕たちに構わずに!」
すぐに受け身を取って立ち上がり、剣を抜いてシリルを庇いながら、フエルが叫んだ。彼らの周囲を敵の騎士たちが取り囲む。大柄の騎士が一人、剣でフエルの横っ面をはたこうと振り上げた、その時。
暁闇を切り裂いてきた一羽の鷹が、その騎士の顔面を爪で抉る。
「ギャー!」
「エールライヒ! みんなエールライヒが戻ってきた!……ということは!」
シウリンの馬の後ろの籠から、ジブリールが顔をのぞかせ、一丁前に遠吠えをした。
ウオォ―――。
シウリンが指を唇に当て、鋭く甲高い指笛を吹く。その音に呼応するように、バリケードの向こうから雄たけびが上がり、帝国の絡み合う二頭の龍の旌旗を靡かせて、帝国の聖騎士たちが一斉にバリケードを超えてきた。
一気に、形勢は逆転した。
「後は、シルルッサまで一日の距離だ。境界の川を渡れば、奴等は追っては来れないはず。馬の疲労に気を付けて、とにかく走り続けろ」
最後に残った干し肉を噛みちぎりながら、ゾーイが言う。シウリンは馬に塩を舐めさせ、その身体を愛おしおしそうに撫でて言った。
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「いったん引いたが、おそらく次の追手が来る。できるだけ距離を稼ごう。――フエルの矢がまだ残っているなら、殿下に渡せ。フエルは応戦しなくていいから、ひたすら北を目指すんだ」
ゾーイの指示に従い、フエルは残っていた矢を矢筒ごとシウリンに渡す。それを鞍につけて、シウリンはエールライヒの脚に皇家の紋章の入った紙――ゾーイが連絡用に持っていた便箋である――を結び付けて、言った。
「エールライヒ、ひとっ飛び頼むよ。僕たちが、ここにいるとシルルッサの味方に知らせてくれ――」
エールライヒは黒い瞳でシウリンをじっと見ると、バサリと上空へと飛び立ち、夜明けの空を飛んで北へと向かう。シウリンはそれを見送って、ジブリールを懐で撫でながら、号令を下す。
「行こう。アルベールを救い出すにも、シルルッサに辿り着かなければ始まらない!」
「「「「応!!!」」」」
男たちが呼応する声を聴きながら、シリルは頭に巻いていた白い布でテセウスの短剣を包んで背中に結びつけ、涙で赤くなった目をゴシゴシと擦って、大きく頷いた。
東の空が白むころ、街道を南から馬蹄の響きが近づいてくる。
「しつっけぇな! おいでなすったぜ」
ゾラが背後を振りむきながら言う。
「フエル、ランパ、お前らは無理しないで、とにかく北に走れ。シルルッサの領域に入ってしまえば、奴等も手を出せない。いいな、後に構わず、とにかく走るんだ」
トルフィンがフエルとランパに指令を飛ばし、先に行かせる。
近づいてくる騎士達は、さっきとは異なる鎧をまとっている。――この領地の騎士なのだろう。矢の射程に入ったことを見澄まして、シウリンが上半身をひねって上空に矢を射る。夜明け前の西の空に残る月の光を弾き、鏃が煌いて飛んでいく。一射、二射。龍種特有の驚異的な視力と膂力、そして勘の力で、矢はきれいな放物線を描いて飛び、敵の騎士を的確に射落としていく。
薄暗い中、ほぼ真上から降ってくる矢を、敵の騎士たちは避けることもできず、混乱が広がる。敵の馬脚が乱れた隙に、彼らはひたすら馬を駆る。シウリンの騎射の技術は、帝国北辺の騎馬民族に囚われていた時に、彼らから習ったものだ。足だけで馬を操り、駆けながら長い距離を正確に射抜く。フエルが持っていた最後の矢は十本。すべて射てしまう頃には、追手と彼らとの距離はかなり開いていた。
「あとはただ走り抜けてください!」
「わかってる!」
ゾーイの指示に従い、馬に鞭をあててスピードを上げる。だが馬の疲労は予想以上で、気づけば隊列を立て直した追手が迫っていた。
ゾーイが考える。とにかく、殿下と幼いフエル、そして同乗するシリルだけでも、シルルッサにたどり着けば――。
だが、その考えを読んだように、シウリンがゾーイを振り返って言った。
「ここまで来たら、全員で逃げ込むよ。言っておくけど、あなた一人が犠牲になっても、食い止められる人数じゃない」
「殿下、しかし――」
「大丈夫、あなたの馬はまだ走れる。僕の馬も。……アルベールを失ったことは仕方ないが、それ以上の損失は許さない」
ちょうど、東の空から上ってきた朝日に、シウリンの黒曜石の瞳が煌いた。ゾーイはその瞳を見て思い出す。
かつて、北辺の異民族の宿営地から、凍った大河を渡って帝国へと逃れた夜明けのことを。
その時も、この皇子は誰一人、味方を失うまいと最後まで諦めなかったのだ。今、皇子にその時の記憶はなくとも、ゾーイは憶えている。
ゾーイは騎士として、この皇子を守る。命を賭ける時があったとして、それは、今ではない。
ゾーイは息を吸い込むと、前方を駆ける味方に向かって喝を入れた。
「スピードを上げろ! 追いつかれるぞ、あと少しだ!」
その声を聞いて、シウリンがゾーイを振り返って、にやりと微笑んだ。記憶はないはずなのに、その表情は幾多の戦いを潜り抜けた歴戦の、〈狂王〉のものだった。
前方から、トルフィンが振り返って叫ぶ。
「待ち伏せだ!前方に障壁が見える!」
「強行突破できるか?!」
「俺たちだけなら――でも、フエルは……」
フエルはシリルを後ろに乗せている。疲労した馬で、障壁を越せるだろうか。
障壁の向こうからも三十騎ほどの騎士たちの一群が現れた。挟み撃ちだ。
さすがの豪胆なゾーイも奥歯を噛みしめる。疲れ切った彼らが、この人数を強行突破できるだろうか。他はともかく、二人乗りのフエルとシリルは、そして技量の劣るランパは――。だが、ゾーイの密かな逡巡をよそに、スピードを上げたゾラが切り込みをかける。
ゾラが素早く抜いた剣が、上ってきた朝日を反射する。一合でまず一騎を切り伏せ、さらに背後についたトルフィンが、次の騎士の剣を叩き落とす。二人が開く血路を、シリルを後ろに乗せたフエルと、ランパが必死に駆けていく。フエルの頭上に振り下ろされようとした剣を、シリルが短剣で弾く。すぐに追いついたシウリンがその騎士を背後から袈裟懸けにし、そのままの勢いで次の騎士の喉首を横に薙ぎ払う。それでも、やはり二人を乗せている馬の疲労は大きくて、次の騎士の攻撃を躱そうと、手綱を引いたフエルの動きに馬が対応できず、ふらりと崩れて馬からシリルが投げ出された。
「しまった! シリル!」
背後を振り返ったフエルの持つ手綱が切り離されて、フエルもまた、馬から滑り落ちた。
「フエル!」
「行ってください! 僕たちに構わずに!」
すぐに受け身を取って立ち上がり、剣を抜いてシリルを庇いながら、フエルが叫んだ。彼らの周囲を敵の騎士たちが取り囲む。大柄の騎士が一人、剣でフエルの横っ面をはたこうと振り上げた、その時。
暁闇を切り裂いてきた一羽の鷹が、その騎士の顔面を爪で抉る。
「ギャー!」
「エールライヒ! みんなエールライヒが戻ってきた!……ということは!」
シウリンの馬の後ろの籠から、ジブリールが顔をのぞかせ、一丁前に遠吠えをした。
ウオォ―――。
シウリンが指を唇に当て、鋭く甲高い指笛を吹く。その音に呼応するように、バリケードの向こうから雄たけびが上がり、帝国の絡み合う二頭の龍の旌旗を靡かせて、帝国の聖騎士たちが一斉にバリケードを超えてきた。
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