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3、うたかたの恋
西の王女と東の騎士
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お茶が沸くまでの間、アルベラはシリルが出してきた新しいチュニックに着替え、その上から黒いマントを身体に巻き付けて、唇を噛んで倒木に腰かけていた。シリルはアルベラの横に寄り添うように座る。
「馬には乗れそうか? 身体に特に異常がないのであれば、この後、麓の村まで送っていってやってもいい」
近くの別の倒木に座って、黒髪の身体の大きな騎士がアルベラに言う。
年の頃は三十前後、低い声に落ち着いた語り口。威圧感さえ与える偉丈夫だが、その黒い瞳は優し気な光が宿っていて、アルベラは少しだけ安心する。
黒髪が肩に着くぐらいまで伸びた二十代半ばくらいの騎士が、木のカップに熱いお茶を淹れて二人に差し出す。
「こっちの人はあんまり緑茶は飲まないらしいけど、これが一番、気持ちが落ち着くから」
手渡された湯気の立つカップを両手で押し頂くようにして、二人は小さな声で礼を言った。清新な香りにざわついた心が落ち着き、混乱していた頭がすっとする。
西方では緑茶はあまり飲まない。お茶自体が東方から輸入の贅沢品で、半発酵の紅茶に砂糖やミルクを加え、甘くして飲むのが一般的だ。一口飲んで、熱さと、苦みに驚く。――でも、その後の清涼感は甘い紅茶にはないものだった。
「俺たちは見ての通り、東の騎士だ。俺は、マフ家のゾーイ」
偉丈夫の騎士が低い声で言う。打ち合わせ式の黒い袖なしの上着には、赤い刺繍が煩くない程度に施され、その下のシャツはやはり黒い麻で、飾り結びの釦が東方風である。やはり赤い刺繍を施した黒い帯。そして黒絹のマント。旅装でありながら品よく重厚な装いに、身分のある騎士だと一目でわかった。ほんの小娘の年頃のアルベラに対しても、穏やかな態度を崩さない。
アルベラは記憶を辿り、マフ家が東の貴種、十二貴嬪家の武門では筆頭の家だと気づく。そのマフ家に連なる騎士が、西の森で何をしているのか。
「そなたは――アルベラ、という名だろうか」
名を言い当てられ、アルベラはびくりと身を震わせる。名を知られている。つまり、アルベラが女王家の姫であり、イフリート公爵の娘だということも――?
認めていいものかどうか、アルベラが不安そうに周囲を見れば、ゾーイと名乗った偉丈夫の横に立っている、テセウスのそっくりさんが困ったように眉を上げた。
「――嬢ちゃん、俺と以前にナキアで、仮面舞踏会だかいう酔狂な催しで会ったのは憶えてるよな?」
アルベラはこくりと頷いた。
「ええ、憶えて、います。あの時は、どうもありがとう」
「あんとき、嬢ちゃんは俺を、幼馴染だかの男と間違えた。それで俺は、そいつの顔を確認して、俺自身もそっくりで吃驚したんだよ」
アルベラも頷く。
「ええ、後で、テセウスにもあなたのことは話しておいたの」
「テセウス、そうだ、テセウスだったけ。さっき、森の中で、俺にそっくりな男が倒れているのを見つけた。まだ息があって、俺の顔を見て――アルベラを頼む、これだけ言って、死んだ」
ひっとアルベラとシリルの二人は息を飲む。覚悟はしていたが、それでもはっきりと告げられれば衝撃は大きい。
「だから、嬢ちゃんがアルベラって名前なのか知りたいんだよ。その、俺にそっくりな男の、最期の言葉を伝える相手が、嬢ちゃんかどうか、知りてぇから」
アルベラは翡翠色の瞳を閉じて、大きく、息を吸った。――テセウス、最期まで……。
涙があふれ、周囲が滲んで何も見えなくなる。だがアルベラは、震える声ではっきりと言った。
「ええ――わたしが、アルベラです。父は、イフリート公爵ウルバヌス、母は亡き女王アライア。女王家の、アルベラ王女です」
躊躇いを振り切るように断言したアルベラを、シリルが驚いて見る。
「アルベラ、……いいの?」
「いいのよ、命を助けてもらったのに、身分を隠すなんてよくないわ」
「でも……」
「この方たちがいなかったら、死ぬよりもひどい目に遭っていたのよ? これで、わたしの人生がどう転んでも、それが天と陰陽の意志なのよ」
落ち着いて、そして背筋をシャンと伸ばし、騎士たちの目を真っ直ぐに見つめるアルベラの威厳のある態度に、長身の騎士ゾーイは、少しだけ目を細める。
「それは、知らぬこととは言え大変ご無礼を申し上げた。西の王女殿下に拝礼をお許しいただきたい」
ゾーイは黒いマントを捌いて立ち上がり、アルベラの前に片膝をつき、頭を下げる。それに続いてテセウスのそっくりさんも、同様にその場に片膝をつき、頭を下げる。
「俺はフォーラ家のゾラ。いつぞやは失礼を致しました」
砕けた言葉遣いが嘘のような、きりりとした騎士の礼を取るその姿に、ちゃんとした言葉遣いもできるのね、とアルベラは少しだけ感心する。もう一人、緑茶を持って来てくれた青年も、やはりその場で片膝をついて、優雅に頭を下げた。揺れる黒髪の隙間から、右耳に嵌めた赤い柘榴石の耳飾りが光る。
「俺はゲスト家のトルフィンと申します。以後お見知りおきを」
ゲスト家はやはり十二貴嬪家の一つ、フォーラ家はその下の八侯爵家の一つだとアルベラは頭の中で呟く。
「僕はソアレス家のフエルと申します。こっちの人はクラウス家のランパです!」
少し離れて焚火でお湯を沸かしていた少年と、赤い髪のヒョロヒョロと背の高い男が、やはり立ち上がって、背の高い男は無言で片膝をつき、騎士の礼を取る。だが、少年の方は黒い瞳でアルベラを睨みつけたまま、礼を取ろうとはしなかった。
ソアレス家もクラウス家も、十二貴嬪家の一つだ。またゾラはソリスティア総督である恭親王の筆頭侍従武官だと、いつかのテセウスの報告にあった。つまり彼らは全員、総督の配下なのだ。
「フエル――」
あからさまに敵意の籠った瞳でアルベラを睨みつける少年を、ゾーイが咎める。だが、フエルは憎しみも露わに、アルベラにはっきりと言った。
「イフリート公爵は、今回女王国の辺境の決壊が破れて魔物が発生した原因は、我らが主たる恭親王殿下が贋皇子で、〈聖婚〉を汚したせいだと言って、我らが主と姫君を貶めたのですよ。僕は殿下と姫君に仕える者として、そのような人の娘に跪くことはできません!」
初めて告げられた事実に、アルベラが翡翠色の瞳を見開く。
「あ、アルベラはずっと泉神殿に閉じこめられていて――イフリート公爵が破門になったことも知らないんだよ!アルベラは何も、本当に知らないの!」
シリルがアルベラを庇うように言い、ゾーイもフエルに対して首を振る。
「確かに、イフリート公爵が殿下と妃殿下を誹謗したことについては、許すことはできぬ。だが、今我々は、イフリート公爵の息女ではなく、女王家の姫君に拝礼しているのだ。そなたも天と陰陽を奉ずる聖騎士であるならば、陰の王家に対する礼儀を弁えよ」
フエルは悔しそうに唇を噛み、それでも素直にその場に膝をつく。
「ありがとう、でもわたしにそのような過重な礼は不要です。皆さん立って、楽になさってください」
アルベラがそう言うと、男たちは皆な立ち上がり、元の座に戻る。
「では気を取り直して――我らが発見致しました騎士についてでございますが」
「言葉遣いも元の通りにしてください。事情があって、わたしは身分を捨てるつもりだったのですから」
堅苦しい調子で報告を続けようとしたゾーイをアルベラが遮ると、ゾーイは一瞬、黒い眉を上げた。
「では――こちらが、その騎士の遺品になる」
ゾーイが懐から出したのは、見間違えるはずもない、テセウスの短剣だった。
「馬には乗れそうか? 身体に特に異常がないのであれば、この後、麓の村まで送っていってやってもいい」
近くの別の倒木に座って、黒髪の身体の大きな騎士がアルベラに言う。
年の頃は三十前後、低い声に落ち着いた語り口。威圧感さえ与える偉丈夫だが、その黒い瞳は優し気な光が宿っていて、アルベラは少しだけ安心する。
黒髪が肩に着くぐらいまで伸びた二十代半ばくらいの騎士が、木のカップに熱いお茶を淹れて二人に差し出す。
「こっちの人はあんまり緑茶は飲まないらしいけど、これが一番、気持ちが落ち着くから」
手渡された湯気の立つカップを両手で押し頂くようにして、二人は小さな声で礼を言った。清新な香りにざわついた心が落ち着き、混乱していた頭がすっとする。
西方では緑茶はあまり飲まない。お茶自体が東方から輸入の贅沢品で、半発酵の紅茶に砂糖やミルクを加え、甘くして飲むのが一般的だ。一口飲んで、熱さと、苦みに驚く。――でも、その後の清涼感は甘い紅茶にはないものだった。
「俺たちは見ての通り、東の騎士だ。俺は、マフ家のゾーイ」
偉丈夫の騎士が低い声で言う。打ち合わせ式の黒い袖なしの上着には、赤い刺繍が煩くない程度に施され、その下のシャツはやはり黒い麻で、飾り結びの釦が東方風である。やはり赤い刺繍を施した黒い帯。そして黒絹のマント。旅装でありながら品よく重厚な装いに、身分のある騎士だと一目でわかった。ほんの小娘の年頃のアルベラに対しても、穏やかな態度を崩さない。
アルベラは記憶を辿り、マフ家が東の貴種、十二貴嬪家の武門では筆頭の家だと気づく。そのマフ家に連なる騎士が、西の森で何をしているのか。
「そなたは――アルベラ、という名だろうか」
名を言い当てられ、アルベラはびくりと身を震わせる。名を知られている。つまり、アルベラが女王家の姫であり、イフリート公爵の娘だということも――?
認めていいものかどうか、アルベラが不安そうに周囲を見れば、ゾーイと名乗った偉丈夫の横に立っている、テセウスのそっくりさんが困ったように眉を上げた。
「――嬢ちゃん、俺と以前にナキアで、仮面舞踏会だかいう酔狂な催しで会ったのは憶えてるよな?」
アルベラはこくりと頷いた。
「ええ、憶えて、います。あの時は、どうもありがとう」
「あんとき、嬢ちゃんは俺を、幼馴染だかの男と間違えた。それで俺は、そいつの顔を確認して、俺自身もそっくりで吃驚したんだよ」
アルベラも頷く。
「ええ、後で、テセウスにもあなたのことは話しておいたの」
「テセウス、そうだ、テセウスだったけ。さっき、森の中で、俺にそっくりな男が倒れているのを見つけた。まだ息があって、俺の顔を見て――アルベラを頼む、これだけ言って、死んだ」
ひっとアルベラとシリルの二人は息を飲む。覚悟はしていたが、それでもはっきりと告げられれば衝撃は大きい。
「だから、嬢ちゃんがアルベラって名前なのか知りたいんだよ。その、俺にそっくりな男の、最期の言葉を伝える相手が、嬢ちゃんかどうか、知りてぇから」
アルベラは翡翠色の瞳を閉じて、大きく、息を吸った。――テセウス、最期まで……。
涙があふれ、周囲が滲んで何も見えなくなる。だがアルベラは、震える声ではっきりと言った。
「ええ――わたしが、アルベラです。父は、イフリート公爵ウルバヌス、母は亡き女王アライア。女王家の、アルベラ王女です」
躊躇いを振り切るように断言したアルベラを、シリルが驚いて見る。
「アルベラ、……いいの?」
「いいのよ、命を助けてもらったのに、身分を隠すなんてよくないわ」
「でも……」
「この方たちがいなかったら、死ぬよりもひどい目に遭っていたのよ? これで、わたしの人生がどう転んでも、それが天と陰陽の意志なのよ」
落ち着いて、そして背筋をシャンと伸ばし、騎士たちの目を真っ直ぐに見つめるアルベラの威厳のある態度に、長身の騎士ゾーイは、少しだけ目を細める。
「それは、知らぬこととは言え大変ご無礼を申し上げた。西の王女殿下に拝礼をお許しいただきたい」
ゾーイは黒いマントを捌いて立ち上がり、アルベラの前に片膝をつき、頭を下げる。それに続いてテセウスのそっくりさんも、同様にその場に片膝をつき、頭を下げる。
「俺はフォーラ家のゾラ。いつぞやは失礼を致しました」
砕けた言葉遣いが嘘のような、きりりとした騎士の礼を取るその姿に、ちゃんとした言葉遣いもできるのね、とアルベラは少しだけ感心する。もう一人、緑茶を持って来てくれた青年も、やはりその場で片膝をついて、優雅に頭を下げた。揺れる黒髪の隙間から、右耳に嵌めた赤い柘榴石の耳飾りが光る。
「俺はゲスト家のトルフィンと申します。以後お見知りおきを」
ゲスト家はやはり十二貴嬪家の一つ、フォーラ家はその下の八侯爵家の一つだとアルベラは頭の中で呟く。
「僕はソアレス家のフエルと申します。こっちの人はクラウス家のランパです!」
少し離れて焚火でお湯を沸かしていた少年と、赤い髪のヒョロヒョロと背の高い男が、やはり立ち上がって、背の高い男は無言で片膝をつき、騎士の礼を取る。だが、少年の方は黒い瞳でアルベラを睨みつけたまま、礼を取ろうとはしなかった。
ソアレス家もクラウス家も、十二貴嬪家の一つだ。またゾラはソリスティア総督である恭親王の筆頭侍従武官だと、いつかのテセウスの報告にあった。つまり彼らは全員、総督の配下なのだ。
「フエル――」
あからさまに敵意の籠った瞳でアルベラを睨みつける少年を、ゾーイが咎める。だが、フエルは憎しみも露わに、アルベラにはっきりと言った。
「イフリート公爵は、今回女王国の辺境の決壊が破れて魔物が発生した原因は、我らが主たる恭親王殿下が贋皇子で、〈聖婚〉を汚したせいだと言って、我らが主と姫君を貶めたのですよ。僕は殿下と姫君に仕える者として、そのような人の娘に跪くことはできません!」
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「あ、アルベラはずっと泉神殿に閉じこめられていて――イフリート公爵が破門になったことも知らないんだよ!アルベラは何も、本当に知らないの!」
シリルがアルベラを庇うように言い、ゾーイもフエルに対して首を振る。
「確かに、イフリート公爵が殿下と妃殿下を誹謗したことについては、許すことはできぬ。だが、今我々は、イフリート公爵の息女ではなく、女王家の姫君に拝礼しているのだ。そなたも天と陰陽を奉ずる聖騎士であるならば、陰の王家に対する礼儀を弁えよ」
フエルは悔しそうに唇を噛み、それでも素直にその場に膝をつく。
「ありがとう、でもわたしにそのような過重な礼は不要です。皆さん立って、楽になさってください」
アルベラがそう言うと、男たちは皆な立ち上がり、元の座に戻る。
「では気を取り直して――我らが発見致しました騎士についてでございますが」
「言葉遣いも元の通りにしてください。事情があって、わたしは身分を捨てるつもりだったのですから」
堅苦しい調子で報告を続けようとしたゾーイをアルベラが遮ると、ゾーイは一瞬、黒い眉を上げた。
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