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第一章
告別
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祖母が死んで、療養院のヴィラで呆然とするわたしの元に、マクガーニ中将閣下夫妻が訪れた。
――誰かが、電報を打ったらしい。
「エルスペス嬢……この度は」
「……閣下……」
ソファで殿下に抱きしめられるようにして慰められていたわたしは、ハッとして立ち上がろうとしたが、脚に力が入らず、座り込んでしまう。
「ああ、いいのよ、無理しないで」
優しそうな、でも凛としたところのある、三十前後の女性が走り寄って、わたしを支え、殿下を見て不審そうな表情をする。
「妻のジェニファーだよ、エルスペス嬢。……よければ、君はわしの家に来ないかね。……今、どこに住んでいるのか、正直、聞きたくもないのだが」
厳しい声でマクガーニ中将閣下に言われて、わたしはビクリと身を震わせる。
「違う、それは俺が――」
殿下がわたしを庇おうとした声を、閣下が遮る。
「そう、エルスペス嬢は悪くない。祖母君が倒れた時に、わしに相談する時間も与えずに、自分の家に連れ込んだのは、あなただ。高額の入院費用のかかる療養院に入れて、他に方法はないとエルスペス嬢を追い込んだ」
「それは――」
「こうなる、可能性を少しも考えなかったのですか」
殿下が俯く。ジェニファー夫人がわたしを支えて立ち上がらせ、言った。
「……となりの部屋で、おばあ様に最後のお別れをしましょう。……あとは、主人に任せて」
わたしはチラリと殿下とマクガーニ閣下を見て、それからジェニファー夫人とともに、祖母の眠る病室へ行った。パタンと、扉が閉まり、二人の間で何が話し合われたのかは、わからなかった。
「葬儀はどうなさるの?」
ジェニファー夫人の問いに、わたしはハッとして祖母を見る。まだ眠っているようで、もう、魂がそこにないのだとは、信じることができない。
「……王都には、我が家の墓地はないんです。すべて、リンドホルムに――」
リンドホルムの城下の教会が、伯爵家代々の墓所になっている。
「おばあ様は、故郷に帰りたかったでしょうね……」
「お嬢様……もし、あちらで埋葬するとなると、サイラス卿に連絡をしなければなりませんが」
わたしは溜息をつく。
「そうね。あちらで葬儀をしなくても、連絡はしなければならないわね」
わたしはサイラス・アシュバートンの俗物じみた風貌を思いだし、眉間に皺を刻む。サイラスの息子のダグラスも、二度と顔を見たくないくらい嫌いだ。
ジェニファー夫人が、少しだけ躊躇ってから、わたしに尋ねた。
「その……不躾な質問だったら許して欲しいのだけど……どうして、王都に出ていらっしゃったの? いえ、爵位継承のことは知っています。でも、普通は、先代伯爵の母親と娘を追い出したりはしないわ。そんなことをしたら領地での評判も悪いし――」
わたしはもう一度溜息をついた。
「ええ。わたしたちも、初めはそのまま、城で暮らすつもりでした。何しろ広いですし。でも――」
わたしは睫毛を伏せた。
「サイラス・アシュバートンは、わたしと息子のダグラスを結婚させようとしたんです。……わたしはまだ十六歳で、ダグラスはそのとき、二十六歳でした。ダグラスは王都の法律事務所に勤めていたみたいですけど、身持ちが悪くてクビになったらしくて。祖母はダグラスの評判の悪さを知っていたので、結婚などとんでもないと……」
サイラスは当初、わたしの代襲相続の勅許は下りると考えていて、息子とわたしを結婚させ、領地を手に入れようとしたらしいが、祖母にこっぴどく断られたのだ。だが、予想に反して勅許は下りず、爵位も領地もサイラスのものになった。
――だが、弟の葬儀のために王都から戻ってきたダグラスは、何故かわたしと結婚しようとした。俺と結婚すれば、今までと同じ生活を保障すると脅されて、だが、祖母は断固、それを拒んで城を出たのだ。わたしたちがほとんど無一文だったのは、そのせいだ。法律の知識のあるダグラスの前に、わたしたちは本当に無力だったから。
「あれから三年も経つし、さすがにダグラスも結婚して、わたしのことなど忘れているでしょうけど――」
「それは期待するだけ無駄でございますよ、お嬢様」
横に控えていたジョンソンが言う。
「実は、奥様から口止めされておりましたが、ダグラスよりは何度も、領地に戻ってきて自分と結婚するように、との手紙が来ておりました。最近では二、三か月ほど前になりますか、ダグラスからの手紙が来ると、奥様のお加減が悪くなって、医師をお呼びする羽目になりますので、本当に迷惑でした」
ジョンソンはダグラスとサイモンの親子の話になると、口調が辛辣になる。
「奥様を故郷で埋葬したいと言うお気持ちはわかりますが、お嬢様があちらに参るのは少々、危険ではないかと……」
「危険?」
わたしが目を丸くする。
「ダグラスの執着ぶりは私の目から見ても少々異常で……無理矢理、結婚に持ち込まれるかもしれません」
話を聞いていたジェニファー夫人が眉を顰める。
「そんな男なの?……確かにそんなところに、エルスペス嬢を行かせるわけにはいかないわね」
「でも、祖母の葬儀にわたしが出ないと言うのも。こちらで埋葬すると言っても、ダグラスは出て来るでしょう」
「しかし、あちらに参るよりは安全でございますよ」
そんな話をしていると、ガチャリと扉が開いて、マクガーニ中将閣下が部屋に入ってきた。
「……エルスペス嬢。ご遺体はこの後、療養院附属の教会に安置し、ヴィラは出なければならないのだが、君はわしの家に来なさい。……もちろん、使用人も一緒に」
「エルシー、そのまま俺の家に――」
「そんなことは認められません!」
閣下の後ろから入ってきた殿下の言葉を、閣下は無情に遮る。
「未婚の令嬢をアパートメントに連れ込んで……エルスペス嬢がなんて噂されているか、殿下だってご存知でしょう。あの噂を聞いた時、わしはまさか、相手がエルスペス嬢とは思いもよらなかった。最初から知っていればこんなことは許さなかった。しかも殿下は婚約が議会の承認を得て、本決まりになった。この状況でエルスペス嬢のことが世間に知れたら、いったいどうなるか! ご自分のお立場をよくよく弁えて行動してください!」
静かな怒りを漲らせて、閣下は殿下を叱りつける。殿下は唇を噛んで俯いて、だがすぐに顔を上げて閣下をまっすぐに見た。
「俺はエルシーを愛しているし、エルシーと結婚するつもりでいる。婚約の件は公爵が勝手に先走っただけで――」
「何であれ、国王が許可し、議会の承認を得たものを、簡単には覆せない。それが国の決まりです。それを無理に曲げようとするのは、殿下の我儘だ。その批判の矛先は殿下ではなく、弱いエルスペス嬢に向かう。殿下にはまだ、その批判の嵐からエルスペス嬢を守る力などない!」
「マクガーニ……俺は……」
わたしの隣にはジェニファー夫人が座り、わたしの手を彼女の両手が握り締めていたが、わたしはジェニファー夫人に無言で首を振り、立ちあがる。
「殿下……」
「エルシー、帰ろう。王都のアパートメントが騒がしいなら、郊外の俺の邸でも――」
「今まで、ありがとうございました。おかげで、祖母に安楽な入院生活を送らせることができました。……殿下の、お金がなかったら、こんな立派な病室に入ることもできなかった。感謝しています」
頭を下げるわたしに、殿下が言う。
「そんな他人行儀なことはやめてくれ、エルシー。当然のことをしただけで俺は――」
「でも、おばあ様も亡くなって、わたしが働く必要もなくなりました。秘書官は、辞めます。……命じられた特別な業務も、もともと、殿下が正式に婚約するまでというお約束でしたし……」
「エルシー! 特別な業務だと言ったのは言葉のあやで、俺は――」
「婚約者のいる方との関係は続けられません。ステファニー嬢と婚約なさったのですから、わたしとは終わりです」
はっきりと言いきったわたしを、殿下が絶望的な表情で見つめる。
マクガーニ夫妻は、わたしの口にした「特別な業務」という含みから、わたしたちの関係のあらかたを悟ったらしく、ジェニファー夫人は立ちあがって、わたしを抱きしめて言った。
「……じゃあ、行きましょう、エルスペス嬢。……いいえ、これからはエルシーと呼んでも? うちは小さな娘がいるんだけど、あなたみたいな綺麗な方がきたら、とても喜ぶわ」
「は、はい、奥様」
「だからわたくしのこともジェニファーと呼んでちょうだい」
「いえ、それは――」
殿下がわたしを引き留めようとしたけれど、マクガーニ夫妻の前でいつものように強引なことはできないらしかった。
「エルシー、待ってくれ、俺は――」
わたしは足を止め、殿下をまっすぐに見た。
「神罰が下ったんです。……わたしが、おばあ様の言いつけに背いたから。だから、おばあ様が亡くなって、わたしは一人になった。……さようなら、アルバート殿下」
わたしは頭を下げると、その後は殿下を見ることもしなかった。
――誰かが、電報を打ったらしい。
「エルスペス嬢……この度は」
「……閣下……」
ソファで殿下に抱きしめられるようにして慰められていたわたしは、ハッとして立ち上がろうとしたが、脚に力が入らず、座り込んでしまう。
「ああ、いいのよ、無理しないで」
優しそうな、でも凛としたところのある、三十前後の女性が走り寄って、わたしを支え、殿下を見て不審そうな表情をする。
「妻のジェニファーだよ、エルスペス嬢。……よければ、君はわしの家に来ないかね。……今、どこに住んでいるのか、正直、聞きたくもないのだが」
厳しい声でマクガーニ中将閣下に言われて、わたしはビクリと身を震わせる。
「違う、それは俺が――」
殿下がわたしを庇おうとした声を、閣下が遮る。
「そう、エルスペス嬢は悪くない。祖母君が倒れた時に、わしに相談する時間も与えずに、自分の家に連れ込んだのは、あなただ。高額の入院費用のかかる療養院に入れて、他に方法はないとエルスペス嬢を追い込んだ」
「それは――」
「こうなる、可能性を少しも考えなかったのですか」
殿下が俯く。ジェニファー夫人がわたしを支えて立ち上がらせ、言った。
「……となりの部屋で、おばあ様に最後のお別れをしましょう。……あとは、主人に任せて」
わたしはチラリと殿下とマクガーニ閣下を見て、それからジェニファー夫人とともに、祖母の眠る病室へ行った。パタンと、扉が閉まり、二人の間で何が話し合われたのかは、わからなかった。
「葬儀はどうなさるの?」
ジェニファー夫人の問いに、わたしはハッとして祖母を見る。まだ眠っているようで、もう、魂がそこにないのだとは、信じることができない。
「……王都には、我が家の墓地はないんです。すべて、リンドホルムに――」
リンドホルムの城下の教会が、伯爵家代々の墓所になっている。
「おばあ様は、故郷に帰りたかったでしょうね……」
「お嬢様……もし、あちらで埋葬するとなると、サイラス卿に連絡をしなければなりませんが」
わたしは溜息をつく。
「そうね。あちらで葬儀をしなくても、連絡はしなければならないわね」
わたしはサイラス・アシュバートンの俗物じみた風貌を思いだし、眉間に皺を刻む。サイラスの息子のダグラスも、二度と顔を見たくないくらい嫌いだ。
ジェニファー夫人が、少しだけ躊躇ってから、わたしに尋ねた。
「その……不躾な質問だったら許して欲しいのだけど……どうして、王都に出ていらっしゃったの? いえ、爵位継承のことは知っています。でも、普通は、先代伯爵の母親と娘を追い出したりはしないわ。そんなことをしたら領地での評判も悪いし――」
わたしはもう一度溜息をついた。
「ええ。わたしたちも、初めはそのまま、城で暮らすつもりでした。何しろ広いですし。でも――」
わたしは睫毛を伏せた。
「サイラス・アシュバートンは、わたしと息子のダグラスを結婚させようとしたんです。……わたしはまだ十六歳で、ダグラスはそのとき、二十六歳でした。ダグラスは王都の法律事務所に勤めていたみたいですけど、身持ちが悪くてクビになったらしくて。祖母はダグラスの評判の悪さを知っていたので、結婚などとんでもないと……」
サイラスは当初、わたしの代襲相続の勅許は下りると考えていて、息子とわたしを結婚させ、領地を手に入れようとしたらしいが、祖母にこっぴどく断られたのだ。だが、予想に反して勅許は下りず、爵位も領地もサイラスのものになった。
――だが、弟の葬儀のために王都から戻ってきたダグラスは、何故かわたしと結婚しようとした。俺と結婚すれば、今までと同じ生活を保障すると脅されて、だが、祖母は断固、それを拒んで城を出たのだ。わたしたちがほとんど無一文だったのは、そのせいだ。法律の知識のあるダグラスの前に、わたしたちは本当に無力だったから。
「あれから三年も経つし、さすがにダグラスも結婚して、わたしのことなど忘れているでしょうけど――」
「それは期待するだけ無駄でございますよ、お嬢様」
横に控えていたジョンソンが言う。
「実は、奥様から口止めされておりましたが、ダグラスよりは何度も、領地に戻ってきて自分と結婚するように、との手紙が来ておりました。最近では二、三か月ほど前になりますか、ダグラスからの手紙が来ると、奥様のお加減が悪くなって、医師をお呼びする羽目になりますので、本当に迷惑でした」
ジョンソンはダグラスとサイモンの親子の話になると、口調が辛辣になる。
「奥様を故郷で埋葬したいと言うお気持ちはわかりますが、お嬢様があちらに参るのは少々、危険ではないかと……」
「危険?」
わたしが目を丸くする。
「ダグラスの執着ぶりは私の目から見ても少々異常で……無理矢理、結婚に持ち込まれるかもしれません」
話を聞いていたジェニファー夫人が眉を顰める。
「そんな男なの?……確かにそんなところに、エルスペス嬢を行かせるわけにはいかないわね」
「でも、祖母の葬儀にわたしが出ないと言うのも。こちらで埋葬すると言っても、ダグラスは出て来るでしょう」
「しかし、あちらに参るよりは安全でございますよ」
そんな話をしていると、ガチャリと扉が開いて、マクガーニ中将閣下が部屋に入ってきた。
「……エルスペス嬢。ご遺体はこの後、療養院附属の教会に安置し、ヴィラは出なければならないのだが、君はわしの家に来なさい。……もちろん、使用人も一緒に」
「エルシー、そのまま俺の家に――」
「そんなことは認められません!」
閣下の後ろから入ってきた殿下の言葉を、閣下は無情に遮る。
「未婚の令嬢をアパートメントに連れ込んで……エルスペス嬢がなんて噂されているか、殿下だってご存知でしょう。あの噂を聞いた時、わしはまさか、相手がエルスペス嬢とは思いもよらなかった。最初から知っていればこんなことは許さなかった。しかも殿下は婚約が議会の承認を得て、本決まりになった。この状況でエルスペス嬢のことが世間に知れたら、いったいどうなるか! ご自分のお立場をよくよく弁えて行動してください!」
静かな怒りを漲らせて、閣下は殿下を叱りつける。殿下は唇を噛んで俯いて、だがすぐに顔を上げて閣下をまっすぐに見た。
「俺はエルシーを愛しているし、エルシーと結婚するつもりでいる。婚約の件は公爵が勝手に先走っただけで――」
「何であれ、国王が許可し、議会の承認を得たものを、簡単には覆せない。それが国の決まりです。それを無理に曲げようとするのは、殿下の我儘だ。その批判の矛先は殿下ではなく、弱いエルスペス嬢に向かう。殿下にはまだ、その批判の嵐からエルスペス嬢を守る力などない!」
「マクガーニ……俺は……」
わたしの隣にはジェニファー夫人が座り、わたしの手を彼女の両手が握り締めていたが、わたしはジェニファー夫人に無言で首を振り、立ちあがる。
「殿下……」
「エルシー、帰ろう。王都のアパートメントが騒がしいなら、郊外の俺の邸でも――」
「今まで、ありがとうございました。おかげで、祖母に安楽な入院生活を送らせることができました。……殿下の、お金がなかったら、こんな立派な病室に入ることもできなかった。感謝しています」
頭を下げるわたしに、殿下が言う。
「そんな他人行儀なことはやめてくれ、エルシー。当然のことをしただけで俺は――」
「でも、おばあ様も亡くなって、わたしが働く必要もなくなりました。秘書官は、辞めます。……命じられた特別な業務も、もともと、殿下が正式に婚約するまでというお約束でしたし……」
「エルシー! 特別な業務だと言ったのは言葉のあやで、俺は――」
「婚約者のいる方との関係は続けられません。ステファニー嬢と婚約なさったのですから、わたしとは終わりです」
はっきりと言いきったわたしを、殿下が絶望的な表情で見つめる。
マクガーニ夫妻は、わたしの口にした「特別な業務」という含みから、わたしたちの関係のあらかたを悟ったらしく、ジェニファー夫人は立ちあがって、わたしを抱きしめて言った。
「……じゃあ、行きましょう、エルスペス嬢。……いいえ、これからはエルシーと呼んでも? うちは小さな娘がいるんだけど、あなたみたいな綺麗な方がきたら、とても喜ぶわ」
「は、はい、奥様」
「だからわたくしのこともジェニファーと呼んでちょうだい」
「いえ、それは――」
殿下がわたしを引き留めようとしたけれど、マクガーニ夫妻の前でいつものように強引なことはできないらしかった。
「エルシー、待ってくれ、俺は――」
わたしは足を止め、殿下をまっすぐに見た。
「神罰が下ったんです。……わたしが、おばあ様の言いつけに背いたから。だから、おばあ様が亡くなって、わたしは一人になった。……さようなら、アルバート殿下」
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