20 / 190
第一章
急転
しおりを挟む
馬車の中で、アルバート殿下はまっすぐ正面を見て、わたしを見ようとはなさらなかったが、小さな声で言った。
「……悪かった。何も知らない純真なお前に、無茶を強いた」
わたしはさきほどの、殿下に強いられた行為の生々しさを思い出し、布の鞄を胸に抱いて、俯く。
「無理強いしたのは悪かった。お前が――いや、俺が、悪い。すまない」
何と答えていいかわからなくて、わたしは無言で、馬車の車輪の音だけが響く。
「……朝は、体調が悪かったのは本当なんだな。俺は――お前が俺から逃げたいのかと思って、カッとなったんだ。あの男は前からお前に付きまとっていたし……」
殿下の手が、そっとわたしの肩に触れた瞬間に、わたしはビクッと身体を震わせてしまい、殿下の手が肩のあたりで遠慮がちに揺蕩う。
わたしが殿下の顔を見れば、殿下も困ったような表情で、じっと、わたしを見ていた。
「エルシー……俺は……」
「……なんで、あんな……」
わたしが辛うじて絞り出した声は、途中で馬車の車輪の音にかき消されてしまう。
殿下が、わたしの肩に恐る恐る触れて、そうしてからそっと抱き寄せる。恐怖でこわばっているわたしの背中を撫で、髪にキスをした。
「すまない――全部、俺が悪い」
「わたしを、どうするつもりなんです?」
「それは――」
わたしは、殿下が何を考えているのか、知りたいわけじゃない。
特務将校で殿下の護衛だったという父が存命で、わたしがリンドホルム伯爵の令嬢だったならばともかく、爵位も領地も財産もない今のわたし、エルスペス・アシュバートンの人生と、第三王子であるアルバート殿下の人生は重なりようがない。殿下にだってそれはわかっているはずなのに。
殿下はわたしに対し、多少の好意を抱いてはいるのだろう。でも、身分も財産もないわたしは、殿下にとってはほんの一時、通り過ぎるだけのちっぽけな存在に過ぎない。わたしを弄んで捨てたとしても、殿下の人生にはなんの疵も残らない。
――でも、わたしは、違う。
わたしの両肩には家族の暮らしが圧し掛かり、その糧を得る手段は限られている。この職を失ったらたちまち収入は途絶え、我が家は困窮する。祖母の薬代や生活費まで面倒見てくれるような、そんな気前のいい結婚相手はそうそうはいない。
殿下は、抜き差しならないところまで、わたしを追い込もうといている。
殿下と関係を持てば、殿下は援助をくれるかもしれない。でも、それは一時のこと。いずれはボロ雑巾のように捨てられ、顧みられなくなるだろう。そうなった時、きっとわたしの評判は地に落ちて、もう二度と、這い上がれなくなるくらい、悪い噂に踏みにじられることになるだろう。世間は強い者に媚びを売り、弱い者をさらに叩くことを、わたしは王都で知った。
そうなる前に、逃げるべきだと、ハートネル中尉は言った。
その後の生活に不安があるならば、結婚してくれるとまで――。
「……あいつと、結婚するつもりか?」
頭の上から響く、殿下の声はひび割れていた。わたしは、微かに首を振る。
「――今は、何も考えられません。あんな――」
殿下に命じられた行為は、わたしにはあまりにも衝撃的だった。あの程度のこと、娼婦ならば皆な、当たり前にするのかもしれないが、わたしは男性の裸すら目にしたことはなかった。わたしは両手で顔を覆い、膝の上に抱えていた布の鞄が膝から滑り落ちる。殿下が、慌てたようにわたしを抱きしめる。
「すまない、そこまで、傷つけると思わなかった。俺は――」
殿下が、何か言おうとしたとき、馬車は早くもわたしの小さな家の近くに着いてしまい、そして馭者の隣に座っていたロベルトさんが、扉を叩いて殿下に異変を告げた。
「殿下、着きましたけど、家の様子がどこか変です。辻馬車が止まっていて……あれは……医者のようですが……」
それを聞いたわたしは殿下の胸の中からすり抜け、窓の外を見る。
小さな家の玄関の前に馬車が止まり、それが動き出すのと、大きな往診鞄を下げた白髪の後ろ姿が玄関扉に吸い込まれるのがほぼ同時だった。
「――ウィルキンス先生?」
「医者か?」
殿下に聞かれ、わたしは頷く。
「……祖母の、具合が悪いのかも――」
ウィルキンス先生は近所に住んでいて、普段の往診は徒歩だ。それが馬車を使ったというのは、よほどの急ぎだったのでは――。わたしは居ても立っても居られなくなって、まだ停まり切っていない馬車から転がるように飛び降りて、後ろも見ないで家に駆けだした。
「エルシー、待て!」
背後から殿下の声がしたが、悪い予感に囚われていたわたしは、それを無視した。
家の中は騒めいていた。ちょうどウィルキンス先生をジョンソンが祖母の寝室に案内して、駆け足で戻ってきたところの鉢合わせる。
「お嬢様!……今、使いを出すべきかと思っていたところで……」
「おばあ様、そんなにお悪いの?!」
ジョンソンが悲痛な表情で頷く。
「心臓の発作で……たまたま、メアリーが近くにおりましたのですぐに異変に気付きましたが、発見が遅ければもっと危険だったでしょう。すぐに手持ちの薬をお飲ませしましたが改善しないので、今、医師をお呼びしたのです。最近では一番のおお苦しみようで――」
わたしが茫然と立ち尽くしていると、カランと鈴が鳴って玄関の扉が開く。振り向けば、わたしの鞄を持ったロベルトさんだった。
「ミス・アシュバートン、鞄を忘れてるよ。……それと、状況は?」
殿下を置き去りにしてきたことを思い出し、わたしがハッと玄関の向こうを見る。王家の紋章付の馬車が戸口に停まったままで、それに気づいたジョンソンが蒼くなる。
「……馬車、よろしいのですか?」
「アルバート殿下には中で待機していただいています。急病人のようですから、状況によっては馬車が必要かもしれませんから」
ロベルトさんが言い、ジョンソンに向かって微笑んだ。
「亡くなったマックス・アシュバートン氏はアルバート殿下の護衛も務めていました。そのご母堂の容態は大変気になさっておられます」
「そうでしたか……」
ジョンソンが頷くと、祖母の寝室の扉が開いて、ウィルキンス先生が速足で出てきた。
「非常に良くない。わしの手には余る……大きな病院に運んだ方がいい」
「そんな……!」
わたしは両手を口にあてて息を飲む。……大きな病院などと言われても、どこに――。
「王立診療所ならば、アルバート殿下のコネですぐに見てもらえます」
ロベルトさんが口を出し、初めてその存在に気づいたらしいウィルキンス先生が怪訝な顔で、ロベルトさんを見つめる。
「アルバート殿下?」
「実は外の馬車に殿下がおられます。これから、その馬車ですぐに運びましょう」
ウィルキンス先生は窓の外を覗き、王家の紋章入りの馬車を見てギョッとした。
「ともかくまず、病人を病院まで運びますから、支度を――医師、病人に付き添っていただけますか?」
ロベルトさんに言われて、ウィルキンス先生は慌てて頷く。
「それは構わないが――」
「入院に必要な身の回りの物は後ほど届ければいいから、まずは本人とメイド、それから医師と俺とで病院に付き添います。アルバート殿下には、この家でアシュバートン嬢と待機してもらいますので」
「で、殿下がこの家で待機?!」
滅多なことでは慌てないジョンソンが、珍しく動揺を露わにする。
「殿下と馭者に伝えてくるので、その間に病人をこちらに連れてきてください」
ロベルトさんは指示を出すと、玄関の外へと小走りに出ていった。
「……悪かった。何も知らない純真なお前に、無茶を強いた」
わたしはさきほどの、殿下に強いられた行為の生々しさを思い出し、布の鞄を胸に抱いて、俯く。
「無理強いしたのは悪かった。お前が――いや、俺が、悪い。すまない」
何と答えていいかわからなくて、わたしは無言で、馬車の車輪の音だけが響く。
「……朝は、体調が悪かったのは本当なんだな。俺は――お前が俺から逃げたいのかと思って、カッとなったんだ。あの男は前からお前に付きまとっていたし……」
殿下の手が、そっとわたしの肩に触れた瞬間に、わたしはビクッと身体を震わせてしまい、殿下の手が肩のあたりで遠慮がちに揺蕩う。
わたしが殿下の顔を見れば、殿下も困ったような表情で、じっと、わたしを見ていた。
「エルシー……俺は……」
「……なんで、あんな……」
わたしが辛うじて絞り出した声は、途中で馬車の車輪の音にかき消されてしまう。
殿下が、わたしの肩に恐る恐る触れて、そうしてからそっと抱き寄せる。恐怖でこわばっているわたしの背中を撫で、髪にキスをした。
「すまない――全部、俺が悪い」
「わたしを、どうするつもりなんです?」
「それは――」
わたしは、殿下が何を考えているのか、知りたいわけじゃない。
特務将校で殿下の護衛だったという父が存命で、わたしがリンドホルム伯爵の令嬢だったならばともかく、爵位も領地も財産もない今のわたし、エルスペス・アシュバートンの人生と、第三王子であるアルバート殿下の人生は重なりようがない。殿下にだってそれはわかっているはずなのに。
殿下はわたしに対し、多少の好意を抱いてはいるのだろう。でも、身分も財産もないわたしは、殿下にとってはほんの一時、通り過ぎるだけのちっぽけな存在に過ぎない。わたしを弄んで捨てたとしても、殿下の人生にはなんの疵も残らない。
――でも、わたしは、違う。
わたしの両肩には家族の暮らしが圧し掛かり、その糧を得る手段は限られている。この職を失ったらたちまち収入は途絶え、我が家は困窮する。祖母の薬代や生活費まで面倒見てくれるような、そんな気前のいい結婚相手はそうそうはいない。
殿下は、抜き差しならないところまで、わたしを追い込もうといている。
殿下と関係を持てば、殿下は援助をくれるかもしれない。でも、それは一時のこと。いずれはボロ雑巾のように捨てられ、顧みられなくなるだろう。そうなった時、きっとわたしの評判は地に落ちて、もう二度と、這い上がれなくなるくらい、悪い噂に踏みにじられることになるだろう。世間は強い者に媚びを売り、弱い者をさらに叩くことを、わたしは王都で知った。
そうなる前に、逃げるべきだと、ハートネル中尉は言った。
その後の生活に不安があるならば、結婚してくれるとまで――。
「……あいつと、結婚するつもりか?」
頭の上から響く、殿下の声はひび割れていた。わたしは、微かに首を振る。
「――今は、何も考えられません。あんな――」
殿下に命じられた行為は、わたしにはあまりにも衝撃的だった。あの程度のこと、娼婦ならば皆な、当たり前にするのかもしれないが、わたしは男性の裸すら目にしたことはなかった。わたしは両手で顔を覆い、膝の上に抱えていた布の鞄が膝から滑り落ちる。殿下が、慌てたようにわたしを抱きしめる。
「すまない、そこまで、傷つけると思わなかった。俺は――」
殿下が、何か言おうとしたとき、馬車は早くもわたしの小さな家の近くに着いてしまい、そして馭者の隣に座っていたロベルトさんが、扉を叩いて殿下に異変を告げた。
「殿下、着きましたけど、家の様子がどこか変です。辻馬車が止まっていて……あれは……医者のようですが……」
それを聞いたわたしは殿下の胸の中からすり抜け、窓の外を見る。
小さな家の玄関の前に馬車が止まり、それが動き出すのと、大きな往診鞄を下げた白髪の後ろ姿が玄関扉に吸い込まれるのがほぼ同時だった。
「――ウィルキンス先生?」
「医者か?」
殿下に聞かれ、わたしは頷く。
「……祖母の、具合が悪いのかも――」
ウィルキンス先生は近所に住んでいて、普段の往診は徒歩だ。それが馬車を使ったというのは、よほどの急ぎだったのでは――。わたしは居ても立っても居られなくなって、まだ停まり切っていない馬車から転がるように飛び降りて、後ろも見ないで家に駆けだした。
「エルシー、待て!」
背後から殿下の声がしたが、悪い予感に囚われていたわたしは、それを無視した。
家の中は騒めいていた。ちょうどウィルキンス先生をジョンソンが祖母の寝室に案内して、駆け足で戻ってきたところの鉢合わせる。
「お嬢様!……今、使いを出すべきかと思っていたところで……」
「おばあ様、そんなにお悪いの?!」
ジョンソンが悲痛な表情で頷く。
「心臓の発作で……たまたま、メアリーが近くにおりましたのですぐに異変に気付きましたが、発見が遅ければもっと危険だったでしょう。すぐに手持ちの薬をお飲ませしましたが改善しないので、今、医師をお呼びしたのです。最近では一番のおお苦しみようで――」
わたしが茫然と立ち尽くしていると、カランと鈴が鳴って玄関の扉が開く。振り向けば、わたしの鞄を持ったロベルトさんだった。
「ミス・アシュバートン、鞄を忘れてるよ。……それと、状況は?」
殿下を置き去りにしてきたことを思い出し、わたしがハッと玄関の向こうを見る。王家の紋章付の馬車が戸口に停まったままで、それに気づいたジョンソンが蒼くなる。
「……馬車、よろしいのですか?」
「アルバート殿下には中で待機していただいています。急病人のようですから、状況によっては馬車が必要かもしれませんから」
ロベルトさんが言い、ジョンソンに向かって微笑んだ。
「亡くなったマックス・アシュバートン氏はアルバート殿下の護衛も務めていました。そのご母堂の容態は大変気になさっておられます」
「そうでしたか……」
ジョンソンが頷くと、祖母の寝室の扉が開いて、ウィルキンス先生が速足で出てきた。
「非常に良くない。わしの手には余る……大きな病院に運んだ方がいい」
「そんな……!」
わたしは両手を口にあてて息を飲む。……大きな病院などと言われても、どこに――。
「王立診療所ならば、アルバート殿下のコネですぐに見てもらえます」
ロベルトさんが口を出し、初めてその存在に気づいたらしいウィルキンス先生が怪訝な顔で、ロベルトさんを見つめる。
「アルバート殿下?」
「実は外の馬車に殿下がおられます。これから、その馬車ですぐに運びましょう」
ウィルキンス先生は窓の外を覗き、王家の紋章入りの馬車を見てギョッとした。
「ともかくまず、病人を病院まで運びますから、支度を――医師、病人に付き添っていただけますか?」
ロベルトさんに言われて、ウィルキンス先生は慌てて頷く。
「それは構わないが――」
「入院に必要な身の回りの物は後ほど届ければいいから、まずは本人とメイド、それから医師と俺とで病院に付き添います。アルバート殿下には、この家でアシュバートン嬢と待機してもらいますので」
「で、殿下がこの家で待機?!」
滅多なことでは慌てないジョンソンが、珍しく動揺を露わにする。
「殿下と馭者に伝えてくるので、その間に病人をこちらに連れてきてください」
ロベルトさんは指示を出すと、玄関の外へと小走りに出ていった。
26
お気に入りに追加
3,260
あなたにおすすめの小説


【R18】深層のご令嬢は、婚約破棄して愛しのお兄様に花弁を散らされる
奏音 美都
恋愛
バトワール財閥の令嬢であるクリスティーナは血の繋がらない兄、ウィンストンを密かに慕っていた。だが、貴族院議員であり、ノルウェールズ侯爵家の三男であるコンラッドとの婚姻話が持ち上がり、バトワール財閥、ひいては会社の経営に携わる兄のために、お見合いを受ける覚悟をする。
だが、今目の前では兄のウィンストンに迫られていた。
「ノルウェールズ侯爵の御曹司とのお見合いが決まったって聞いたんだが、本当なのか?」」
どう尋ねる兄の真意は……

淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。

魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて
アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。
二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

巨乳令嬢は男装して騎士団に入隊するけど、何故か騎士団長に目をつけられた
狭山雪菜
恋愛
ラクマ王国は昔から貴族以上の18歳から20歳までの子息に騎士団に短期入団する事を義務付けている
いつしか時の流れが次第に短期入団を終わらせれば、成人とみなされる事に変わっていった
そんなことで、我がサハラ男爵家も例外ではなく長男のマルキ・サハラも騎士団に入団する日が近づきみんな浮き立っていた
しかし、入団前日になり置き手紙ひとつ残し姿を消した長男に男爵家当主は苦悩の末、苦肉の策を家族に伝え他言無用で使用人にも箝口令を敷いた
当日入団したのは、男装した年子の妹、ハルキ・サハラだった
この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる