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第3章 学園編
76 ?視点:全ては婚約破棄のために ③
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ルーシーと図書館で会った数日後のこと。
「おい、アース」
僕はアースの研究室にいた。
しかし、研究室はいつもと違って。
「なーに?」
「『なーに?』じゃない。これどういうことだ」
しんしんと雪が降っていた。
別に天井に穴が開いているわけでもない。
外は雪を振っているわけでもない。
しかし、綺麗な雪が穴一つない天井から降ってきていた。
幸いにも雪は床に積もっていないため、研究室がびしょびしょになる、なんてことにはなっていない。
が、どう見てもおかしな光景。普通ではありえない状況。
常識人なら、雪をやめさせようとするだろう。
そんな状況にもかかわらず、アースは気にする様子もない。さすが変人王子、ただひたすら作業をしていた。
「あー。これはちょっと失敗しちゃってー」
「失敗?」
「そー。魔法石あるでしょー? あれに魔法陣を刻んでたんだけど」
「ああ、お前が作ろうとしている人形のコアのか」
「そーそー。その魔法陣を書いていたんだけど、なんか失敗しちゃって」
なるほど、それで雪を降らせたと。
人形を動かすための魔法陣を組んでいたのに、なんで失敗して魔法石が人工降雪機みたいなことになってんのやら。
「それで、ステラは僕に何か用があってきたんじゃないのー?」
「ああ、そうだった」
雪のせいであやうく、ここに来る目的を忘れてしまうところだった。
僕は気分を切り替え、真面目な顔でアースを見る。
こいつ、全くこっちを見てこない。かなり集中しているようだが。
「お前、僕の許可なしにルーシーに会っただろ」
さっきのほどのこと。
研究室に向かう途中、僕はリアムに会い。
『アース様なら、ルーシー嬢に会いに行くって言ってでかけたっす』
と彼からそんなことを聞いた。
すぐさま研究室に向かったが、アースの姿はなく。
学園中探し回ったが、見つからず。
探し回って諦めようとした時研究室に行くと、こうして何事もなかったように研究室に雪を降らせているアースを見つけた。
「えー? ダメだった?」
「ダメに決まっているだろ」
僕らの計画ではアースとルーシーが基本接触しない。計画の後半ではアースがルーシーに会うようにしていることもあるが、入学後すぐにはしないようになっている。
なのに、2人が会うなんて……正直計画の破綻に繋がりかねない。
…………分かってる。
アースが自由人なのは十二分に分かっている。
もう何年もの付き合いだ。分からないはずがない。
いつか、アースがルーシーに興味を持つかもしれないとは思ってた。
一方で、アースもルーシーをアストレア王国に連れていきたいだろうし、計画通りやってくれるだろうとも期待していた。
だが、こんなに早くとは。
もう少しあとからルーシーに徐々に接近してほしかったんだが。
そんな自由人アースは僕の問いかけに気にする様子もなく、机に置かれた魔法石を1つ取り、顕微鏡のようなものを使って、石を加工しはじめる。
「いやー。彼女がちょっと気になっちゃって」
「だからって、会いにいくなよ」
「そうだけどさ……でも、結果いい情報を得れたよー」
「情報?」
情報ってなんの情報だ?
すると、アースにはニヤリと笑みを浮かべた。
「ルーシーのメイドさんいるじゃーん?」
「ああ、いるな」
確か名前はイザベラだったか。
一番と言ってもいい、ルーシーの近くにいる人間である侍女イザベラ。
彼女を誘拐して、僕がルーシーのお世話しよう、なんてことを考えたことがあったけ。
「あのメイドがティファニーだよー」
「はっ!?」
あのメイドが? 女神?
「それ、本気で言ってるのか?」
「直接話したから絶対そう。100%あのメイドがババア女神」
「マジか……お前、そのメイドの未来を見たのか?」
「見たよー。でも、断片的にしか見えなかったさー。君たちにみたいに見えない人は目を凝らさないとほぼ見えなーい。だけど、あのメイドは見えるところははっきり見えるしー、見えないところは見えなーい。逆にあのメイドの未来が見えない間、女神の未来が見えるんだよー。だから、やっぱりあのメイドは女神だよー」
説明するアースはそう自信ありげに話してくる。
え?
メイドが女神とか普通にまずくないか?
この前の暴走みたいに、女神はいつだってルーシーを操り人形にできることじゃないか?
「ったく、厄介なことになりそうだな」
「そうでしょー。あのババアが何かやってきそうで、嫌な予感しかしないよー……でも、この情報を得れたと思うとさ、僕、ルーシーと会ってよかったと思うでしょー?」
「まぁ、そうだな」
ルーシーに関してはリアムに監視をさせているが、女神のことはアースじゃないと分からなかった。
だったら、計画も少し変えないとな。
「リアムにイザベラの監視もしてもらうとして……アース。お前、ルーシーにもっと接近してもらえるか?」
本当なら、僕がルーシーと積極的に関わりたいところ。
でも、そうするとそれこそ計画通りにできない。婚約破棄もできなくなる可能性も出てくる。
それなら、比較的行動制限のないアースにルーシーを見てもらっていた方がいいだろう。
「もちろんさー」
僕の頼みに、アースは嬉しそうに返答してくれた。
★☽★☽★☽★☽
数日後。
授業が終わるなり、僕はまたアースの研究室にいた。
研究室には夕日が差し込み、部屋をオレンジに照らしている。
そんな中、アースは1人丸い赤の石に魔法陣を書き込んでいた。
部屋に入るなり彼に挨拶をしたのだが、彼はこちらに顔を向けはせず、ひたすら作業。
研究者らしい姿だが、せめて挨拶の時ぐらいこっちに顔を向けてほしい。
「アース、お前、またやらかしたな」
「へ? なにをー?」
「とぼけんな」
先日のこと。
僕はアースからの命令でアストレア王国でちょっとした仕事をするため、ムーンセイバー王国を離れていた。
その僕がいない間に、アースはルーシーに接触。
そこまではいい。
ルーシーと会うことは頼んだことだし、全然いい。
いけないのはこの後のことだ。
「お前、ルーシーをよく分からない場所に転送させただろ?」
そう。
こいつは勝手にルーシーを転送させた。
しかもエドガーと一緒に、だ。
「あれ? 僕言ってなかったけー?」
「言ってない」
僕が睨むと、アースはえへへと笑う。
「ごめん、ごめん。君には話すつもりだったんだよ」
「ったく、ルーシーをどこか分からない場所に転送させるなんてアホか」
「いやーあれランダムで魔法発動するからー。制御しようがないしー」
なら、そんなものをルーシーに渡してほしくなかったんだが。
「次から気をつけろよー」
「はいはーい」
…………。
…………この返事の仕方は絶対にまたするな。
はぁ……する時はせめて僕をよんで欲しい。
そんでもって、僕とルーシーを転送させてほしい。それなら全然いい。むしろ大歓迎。
なんてことを考えていると、アースは「あ」と単音を発し、作業をしていた手を止め。
「そういやー、ステラ。君、ライアンとはどうなのー? 上手くいってるー?」
と聞いていた。
「もちろん。あの王子、僕に夢中だよ」
ここ最近の僕は友人(仮)となったライアンと一緒に過ごすことが多くなっていた。授業ではいつも隣で、食事も一緒にする。
でも、ライアンは嫌がる様子もなく、逆にこっちに好意を向けているようだった。
ああ、正直、男に好かれるなんて、気持ち悪いという感情しかない。
が、これも全て計画のため。
すると、アースはヒューと口笛。
「わぉー。やるねー。さすが美少女ステラちゃん」
「その呼び方やめろ」
「えー、だって君しゃべらなかったら、とても可愛いよ」
「……僕は男だ。美少年にしろ」
「あ、そっちー」
「僕が美しいのは当たり前だろう」
だって、身体は乙ゲー主人公ステラの体なのだから。
「…………」
「冗談だよ」
…………アース、そんな顔をするな。
男って分かってるくせに、美少女とか言われるのが嫌だったんだよ。
まぁ、たまに鏡を見てて、綺麗だなと思うことはあるけど、ルーシーが一番綺麗で、可愛い。彼女以上の美人はいないぜ。
「ともかくだ。今の所、僕はただ計画通りに動いている。問題は起きていない。だから、ライアンの方は計画通りなんだけど……」
「なんだけど?」
「ルーシーがさ、全然僕をいじめてこないんだよな」
「あー」
ルーシーの婚約破棄計画。
その計画にはゲーム通りルーシーが動いてもらえることが前提となっている。
ゲーム上のルーシーは入学して間もない頃からステラをいじめ始めるのだけど。
一向にいじめなどはしてこない。
むしろ避けられているような気もする。
いや、あの4人がいるせいで、ルーシーがこちらに関心を向けていないだけなのか。
だとしたら、それはそれで計画が破綻してしまう。
「あーあー。ルーシー、僕をいじめてくれないかなー?」
いじめてくれたら、計画をとんとん拍子で進めれるのに。
僕がそう呟くと、アースがにたりと笑った。
「その発言、ドMの発言みたーい」
「僕はドMじゃない。まぁ、ルーシーがドSというのなら、別にMになっても構わないけど」
彼女が望むのなら、何だってなる。
魔王を倒しに行け、と命令されれば今すぐにでも行く。
真剣にそう話すと、アースは「うわぁー」とドン引き。
「そこまでいくと、君は本当に変態さんだねー」
「お前に言われたくないよ、変人王子」
「おい、アース」
僕はアースの研究室にいた。
しかし、研究室はいつもと違って。
「なーに?」
「『なーに?』じゃない。これどういうことだ」
しんしんと雪が降っていた。
別に天井に穴が開いているわけでもない。
外は雪を振っているわけでもない。
しかし、綺麗な雪が穴一つない天井から降ってきていた。
幸いにも雪は床に積もっていないため、研究室がびしょびしょになる、なんてことにはなっていない。
が、どう見てもおかしな光景。普通ではありえない状況。
常識人なら、雪をやめさせようとするだろう。
そんな状況にもかかわらず、アースは気にする様子もない。さすが変人王子、ただひたすら作業をしていた。
「あー。これはちょっと失敗しちゃってー」
「失敗?」
「そー。魔法石あるでしょー? あれに魔法陣を刻んでたんだけど」
「ああ、お前が作ろうとしている人形のコアのか」
「そーそー。その魔法陣を書いていたんだけど、なんか失敗しちゃって」
なるほど、それで雪を降らせたと。
人形を動かすための魔法陣を組んでいたのに、なんで失敗して魔法石が人工降雪機みたいなことになってんのやら。
「それで、ステラは僕に何か用があってきたんじゃないのー?」
「ああ、そうだった」
雪のせいであやうく、ここに来る目的を忘れてしまうところだった。
僕は気分を切り替え、真面目な顔でアースを見る。
こいつ、全くこっちを見てこない。かなり集中しているようだが。
「お前、僕の許可なしにルーシーに会っただろ」
さっきのほどのこと。
研究室に向かう途中、僕はリアムに会い。
『アース様なら、ルーシー嬢に会いに行くって言ってでかけたっす』
と彼からそんなことを聞いた。
すぐさま研究室に向かったが、アースの姿はなく。
学園中探し回ったが、見つからず。
探し回って諦めようとした時研究室に行くと、こうして何事もなかったように研究室に雪を降らせているアースを見つけた。
「えー? ダメだった?」
「ダメに決まっているだろ」
僕らの計画ではアースとルーシーが基本接触しない。計画の後半ではアースがルーシーに会うようにしていることもあるが、入学後すぐにはしないようになっている。
なのに、2人が会うなんて……正直計画の破綻に繋がりかねない。
…………分かってる。
アースが自由人なのは十二分に分かっている。
もう何年もの付き合いだ。分からないはずがない。
いつか、アースがルーシーに興味を持つかもしれないとは思ってた。
一方で、アースもルーシーをアストレア王国に連れていきたいだろうし、計画通りやってくれるだろうとも期待していた。
だが、こんなに早くとは。
もう少しあとからルーシーに徐々に接近してほしかったんだが。
そんな自由人アースは僕の問いかけに気にする様子もなく、机に置かれた魔法石を1つ取り、顕微鏡のようなものを使って、石を加工しはじめる。
「いやー。彼女がちょっと気になっちゃって」
「だからって、会いにいくなよ」
「そうだけどさ……でも、結果いい情報を得れたよー」
「情報?」
情報ってなんの情報だ?
すると、アースにはニヤリと笑みを浮かべた。
「ルーシーのメイドさんいるじゃーん?」
「ああ、いるな」
確か名前はイザベラだったか。
一番と言ってもいい、ルーシーの近くにいる人間である侍女イザベラ。
彼女を誘拐して、僕がルーシーのお世話しよう、なんてことを考えたことがあったけ。
「あのメイドがティファニーだよー」
「はっ!?」
あのメイドが? 女神?
「それ、本気で言ってるのか?」
「直接話したから絶対そう。100%あのメイドがババア女神」
「マジか……お前、そのメイドの未来を見たのか?」
「見たよー。でも、断片的にしか見えなかったさー。君たちにみたいに見えない人は目を凝らさないとほぼ見えなーい。だけど、あのメイドは見えるところははっきり見えるしー、見えないところは見えなーい。逆にあのメイドの未来が見えない間、女神の未来が見えるんだよー。だから、やっぱりあのメイドは女神だよー」
説明するアースはそう自信ありげに話してくる。
え?
メイドが女神とか普通にまずくないか?
この前の暴走みたいに、女神はいつだってルーシーを操り人形にできることじゃないか?
「ったく、厄介なことになりそうだな」
「そうでしょー。あのババアが何かやってきそうで、嫌な予感しかしないよー……でも、この情報を得れたと思うとさ、僕、ルーシーと会ってよかったと思うでしょー?」
「まぁ、そうだな」
ルーシーに関してはリアムに監視をさせているが、女神のことはアースじゃないと分からなかった。
だったら、計画も少し変えないとな。
「リアムにイザベラの監視もしてもらうとして……アース。お前、ルーシーにもっと接近してもらえるか?」
本当なら、僕がルーシーと積極的に関わりたいところ。
でも、そうするとそれこそ計画通りにできない。婚約破棄もできなくなる可能性も出てくる。
それなら、比較的行動制限のないアースにルーシーを見てもらっていた方がいいだろう。
「もちろんさー」
僕の頼みに、アースは嬉しそうに返答してくれた。
★☽★☽★☽★☽
数日後。
授業が終わるなり、僕はまたアースの研究室にいた。
研究室には夕日が差し込み、部屋をオレンジに照らしている。
そんな中、アースは1人丸い赤の石に魔法陣を書き込んでいた。
部屋に入るなり彼に挨拶をしたのだが、彼はこちらに顔を向けはせず、ひたすら作業。
研究者らしい姿だが、せめて挨拶の時ぐらいこっちに顔を向けてほしい。
「アース、お前、またやらかしたな」
「へ? なにをー?」
「とぼけんな」
先日のこと。
僕はアースからの命令でアストレア王国でちょっとした仕事をするため、ムーンセイバー王国を離れていた。
その僕がいない間に、アースはルーシーに接触。
そこまではいい。
ルーシーと会うことは頼んだことだし、全然いい。
いけないのはこの後のことだ。
「お前、ルーシーをよく分からない場所に転送させただろ?」
そう。
こいつは勝手にルーシーを転送させた。
しかもエドガーと一緒に、だ。
「あれ? 僕言ってなかったけー?」
「言ってない」
僕が睨むと、アースはえへへと笑う。
「ごめん、ごめん。君には話すつもりだったんだよ」
「ったく、ルーシーをどこか分からない場所に転送させるなんてアホか」
「いやーあれランダムで魔法発動するからー。制御しようがないしー」
なら、そんなものをルーシーに渡してほしくなかったんだが。
「次から気をつけろよー」
「はいはーい」
…………。
…………この返事の仕方は絶対にまたするな。
はぁ……する時はせめて僕をよんで欲しい。
そんでもって、僕とルーシーを転送させてほしい。それなら全然いい。むしろ大歓迎。
なんてことを考えていると、アースは「あ」と単音を発し、作業をしていた手を止め。
「そういやー、ステラ。君、ライアンとはどうなのー? 上手くいってるー?」
と聞いていた。
「もちろん。あの王子、僕に夢中だよ」
ここ最近の僕は友人(仮)となったライアンと一緒に過ごすことが多くなっていた。授業ではいつも隣で、食事も一緒にする。
でも、ライアンは嫌がる様子もなく、逆にこっちに好意を向けているようだった。
ああ、正直、男に好かれるなんて、気持ち悪いという感情しかない。
が、これも全て計画のため。
すると、アースはヒューと口笛。
「わぉー。やるねー。さすが美少女ステラちゃん」
「その呼び方やめろ」
「えー、だって君しゃべらなかったら、とても可愛いよ」
「……僕は男だ。美少年にしろ」
「あ、そっちー」
「僕が美しいのは当たり前だろう」
だって、身体は乙ゲー主人公ステラの体なのだから。
「…………」
「冗談だよ」
…………アース、そんな顔をするな。
男って分かってるくせに、美少女とか言われるのが嫌だったんだよ。
まぁ、たまに鏡を見てて、綺麗だなと思うことはあるけど、ルーシーが一番綺麗で、可愛い。彼女以上の美人はいないぜ。
「ともかくだ。今の所、僕はただ計画通りに動いている。問題は起きていない。だから、ライアンの方は計画通りなんだけど……」
「なんだけど?」
「ルーシーがさ、全然僕をいじめてこないんだよな」
「あー」
ルーシーの婚約破棄計画。
その計画にはゲーム通りルーシーが動いてもらえることが前提となっている。
ゲーム上のルーシーは入学して間もない頃からステラをいじめ始めるのだけど。
一向にいじめなどはしてこない。
むしろ避けられているような気もする。
いや、あの4人がいるせいで、ルーシーがこちらに関心を向けていないだけなのか。
だとしたら、それはそれで計画が破綻してしまう。
「あーあー。ルーシー、僕をいじめてくれないかなー?」
いじめてくれたら、計画をとんとん拍子で進めれるのに。
僕がそう呟くと、アースがにたりと笑った。
「その発言、ドMの発言みたーい」
「僕はドMじゃない。まぁ、ルーシーがドSというのなら、別にMになっても構わないけど」
彼女が望むのなら、何だってなる。
魔王を倒しに行け、と命令されれば今すぐにでも行く。
真剣にそう話すと、アースは「うわぁー」とドン引き。
「そこまでいくと、君は本当に変態さんだねー」
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