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18.おわりのはじまり
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そして、裁判当日。法廷を囲うように作られた傍聴席は多くの貴族で埋め尽くされていた。三分の一も埋まらない普段と比べると、今回の裁判がどれほど注目されているかが知れる。
法廷の左右、関係者席に俺はいた。隣には公爵家の面々もいる。ルカは摘発した本人として反対側に立っている。
「今回、人身売買が行われていた闇オークション、摘発したのはランベール卿です。先程主犯者である商団主の裁判でもお聞きしましたが、関連するため改めて経緯をお聞かせください」
裁判官の指示に、ルカが一礼して発言する。
「闇オークションが開催されるという情報を掴み、現行犯逮捕のため元劇場の会場に潜り込みました。しかしそこでは通常のオークションが行われており不審な点もありませんでした。情報が誤っていたのかと思ったのですが、闇オークションはそこの会場を囮にし、別会場で行っていることが分かったのです。エレノア嬢を保護した後、現行犯での逮捕が叶いましたが、運営と商品の調達にソフィア嬢が関わっている証拠を見つけた次第です」
「ありがとうございます。こちらがランベール卿が提出した証拠品となります」
裁判官がいくつかの証拠を提示する。手紙やメモ用紙が多い。
「こちらの証拠品はソフィア嬢と闇オークション商団主のやり取りです。我々裁判官も確認いたしましたが、筆跡に間違いありません」
その手紙類からは、ソフィアから商団主へオークションに関する指示事項が書かれている。曖昧な表現が多いが、手紙の一つには公爵家の紋章が押されていたため言い逃れは出来ないだろう。しかも手紙の内容は紋章を指しながら『これが証拠です。これからは私の言う通りに働いてください。そうしたら利益が得られるでしょう』と書かれている。公爵家の名前を使って商団を自分の意のままに操ろうとしているとしか読めない内容だ。
まぁ、それらは全てソフィアからエレノアへ書かれた手紙やメモなのだが。ソフィアがエルメーテの仕事を手伝うようになったことで、条件付きで紋章の使用を許可したのだ。それが余程嬉しかったのか、自分が後継者になれると思ったのか、ソフィアはエレノアに自慢するためエルメーテの目を盗み紋章を押したあの手紙を書いたのである。
「ソフィア嬢、これらについて反論はありますか?」
ソフィアは震えながら「あります!」と大声を出す。
「私は何もしていません! その手紙はお姉様に書いたものです! 闇オークションなんて知りません! お姉様よ! お姉様が私を嵌めたんです!」
あながち間違いではない。ソフィアと話したくないからと、言いたいことがあるなら手紙にしろと言ったのはエレノアだが、それらを精査し使えそうなものを商団主側に置いたのは俺だ。ソフィアはプライドの高いエレノアならすぐに処分すると分かっていたため、多少意地悪い内容も気にせず書けていたのだろう。
「エレノア嬢、それに対して発言はありますか?」
エレノアは立ち上がり、前へ立つ。
「はい。お恥ずかしい話、私とソフィアの仲は上手くいっておりません。私は出来る限り彼女との接触を避けており、手紙のやり取りをするような間柄でもありません。これは社交界でも有名だと思います」
「確かに、そのような話は聞いていますね」
「恐らく聞いている話はおおよそ正しいでしょう。ただ、私がソフィアを憎んでいた理由は、皇太子殿下ではありません」
エレノアの発言に会場内が騒つく。何を馬鹿なことを言っているのか、と呆れているような雰囲気だ。嫉妬からソフィアを虐めていたくせに、と皆が思っているようだ。
俺は我が子の授業参観にやってきたような気持ちになる。セリフを間違えたとても、ニュアンスさえ合っていれば問題ない。記憶力の良いエレノアならきっと出来ると祈る。
「殿下の気持ちがソフィアに向かっていることは知っています。私がどんなに殿下を想っていても、殿下にとっては重荷になると分かっています。ですが、彼女は夜中に怪しげな男と会ったり、私の侍女に暴力を振るったり、我が家のルールをぞんざいにしたりと、貴族令嬢としてあるまじき行為が目立ちました」
「嘘よ!!」
暴力を振るったこと以外は本当だ。夜中に会っていた怪しげな男とは情報ギルドの人間で、我が家での『香水を使わない』というルールを破っている。
「ソフィア嬢、静粛に」
「私は彼女の行動に不審に思い、一人で屋敷を出る時に後を付けることにしました。その時に、彼女が、闇オークションに参加していたんです」
先程まで威勢が良かったソフィアはほんの少し動揺を見せる。嘘と本当が混じった話から、本当しかない話が出されたからだろう。
ソフィアは自分の目的のため、この世界で闇オークションが本当に行われているかを確認したかったのだ。情報ギルドを使いその招待状を入手し、自ら会場内に入ったのである。
「私は招待状を持っていなかったので入れませんでしたが、入り口でそれを広いました。いけないと分かっていましたが、ソフィアのことが気になったので入ってみたら」
エレノアが青ざめた顔で言葉を止める。実際にその光景を見させたので思い出しているのだろう。年若い少女には刺激が強かったかもしれない。
「そこでは魔物の多くが売り買いされていました。私は怖くなってすぐに出て来ました」
「その時何故警備兵に通報しなかったんですか?」
「……怖かったんです。ソフィアが、オークションの客になっていたから、バレてしまったら、家族も、罪に問われるかもと、思って。申し訳ございません」
深々と頭を下げるエレノア。裁判官たちはエレノアの気持ちを汲んだのか、その件に関しては問わないと言ってくれた。
「ソフィアはその闇オークション側とやり取りをするようになりました。私はソフィアと話す勇気はなかったので、殿下に伝えようと思いました。殿下がソフィアに騙されて欲しくないと思って。何度も、殿下と二人きりになりたいとお誘いしましたが、殿下は、私との時間を取ってくれませんでした」
これも本当。嫉妬に狂ったエレノアの相手をしたくはないと辟易していたレオナルドは、エレノアを最後までぞんざいに扱っていた。ただ、当時のエレノアは闇オークションのことを知らず、純粋に婚約者と二人きりになりたかっただけだ。俺からも「二人の時間を過ごせばきっと心変わりしてくれるだろう」と助言をしたから余計にレオナルドの後を付け回していた。
だが、レオナルドは一度もエレノアの相手はしなかった。婚約者なのに、たった一度もだ。
レオナルドが気不味そうに視線を逸らす。
「父に伝えましたが、信じてはくれませんでした。叔父様だけが信じてくれました。叔父様はソフィアとは関わらないようにしろと言ってくれましたが、私の代わりに叔父様を危険な目に遭わせたくなくて。私がソフィアを捕まえようと、説得しようと決めました。私は皆に嫌われているから、私が危ない目に遭っても、問題ないと思って」
エレノアが俯きながら言う。その表情に胸が痛む。エルメーテは子育てがあまり上手くないし、周りはワガママでプライドの高いエレノアを良く思っていない。エレノアが本当に危ない目に遭ったとしても陰で笑われるだけだろう。
「昨夜ソフィアが家を抜け出したので後を着けたら、再びオークションが開催されていたんです。招待状を持っていなかったので入れませんでしたが、すぐに警備兵を呼ぼうと走りました。その時に、騎士団長のランベール様方にお会いしたのです」
「いい加減にしてよ! よくそんな嘘が出てくるわね! あなたが私を犯人に仕立てたいだけじゃない!」
「なら、昨夜あなたはどこにいたの?」
「……それは」
そこで言い淀むのはダメだろう。自分に非がないと示したいなら態度を崩してはいけない。常に凛とし、自信以外を滲ませてはいけない。今のエレノアのように。
ソフィアの場合、本当に闇オークションの会場まで行っているから咄嗟に嘘が出てこなかったのだろうが。
「ソフィア嬢、お静かに。証人がいるとのことなので、お呼びします」
「証人?」
女性の騎士団員に連れられて来たのは、青ざめた表情の女性、マリーだった。
法廷の左右、関係者席に俺はいた。隣には公爵家の面々もいる。ルカは摘発した本人として反対側に立っている。
「今回、人身売買が行われていた闇オークション、摘発したのはランベール卿です。先程主犯者である商団主の裁判でもお聞きしましたが、関連するため改めて経緯をお聞かせください」
裁判官の指示に、ルカが一礼して発言する。
「闇オークションが開催されるという情報を掴み、現行犯逮捕のため元劇場の会場に潜り込みました。しかしそこでは通常のオークションが行われており不審な点もありませんでした。情報が誤っていたのかと思ったのですが、闇オークションはそこの会場を囮にし、別会場で行っていることが分かったのです。エレノア嬢を保護した後、現行犯での逮捕が叶いましたが、運営と商品の調達にソフィア嬢が関わっている証拠を見つけた次第です」
「ありがとうございます。こちらがランベール卿が提出した証拠品となります」
裁判官がいくつかの証拠を提示する。手紙やメモ用紙が多い。
「こちらの証拠品はソフィア嬢と闇オークション商団主のやり取りです。我々裁判官も確認いたしましたが、筆跡に間違いありません」
その手紙類からは、ソフィアから商団主へオークションに関する指示事項が書かれている。曖昧な表現が多いが、手紙の一つには公爵家の紋章が押されていたため言い逃れは出来ないだろう。しかも手紙の内容は紋章を指しながら『これが証拠です。これからは私の言う通りに働いてください。そうしたら利益が得られるでしょう』と書かれている。公爵家の名前を使って商団を自分の意のままに操ろうとしているとしか読めない内容だ。
まぁ、それらは全てソフィアからエレノアへ書かれた手紙やメモなのだが。ソフィアがエルメーテの仕事を手伝うようになったことで、条件付きで紋章の使用を許可したのだ。それが余程嬉しかったのか、自分が後継者になれると思ったのか、ソフィアはエレノアに自慢するためエルメーテの目を盗み紋章を押したあの手紙を書いたのである。
「ソフィア嬢、これらについて反論はありますか?」
ソフィアは震えながら「あります!」と大声を出す。
「私は何もしていません! その手紙はお姉様に書いたものです! 闇オークションなんて知りません! お姉様よ! お姉様が私を嵌めたんです!」
あながち間違いではない。ソフィアと話したくないからと、言いたいことがあるなら手紙にしろと言ったのはエレノアだが、それらを精査し使えそうなものを商団主側に置いたのは俺だ。ソフィアはプライドの高いエレノアならすぐに処分すると分かっていたため、多少意地悪い内容も気にせず書けていたのだろう。
「エレノア嬢、それに対して発言はありますか?」
エレノアは立ち上がり、前へ立つ。
「はい。お恥ずかしい話、私とソフィアの仲は上手くいっておりません。私は出来る限り彼女との接触を避けており、手紙のやり取りをするような間柄でもありません。これは社交界でも有名だと思います」
「確かに、そのような話は聞いていますね」
「恐らく聞いている話はおおよそ正しいでしょう。ただ、私がソフィアを憎んでいた理由は、皇太子殿下ではありません」
エレノアの発言に会場内が騒つく。何を馬鹿なことを言っているのか、と呆れているような雰囲気だ。嫉妬からソフィアを虐めていたくせに、と皆が思っているようだ。
俺は我が子の授業参観にやってきたような気持ちになる。セリフを間違えたとても、ニュアンスさえ合っていれば問題ない。記憶力の良いエレノアならきっと出来ると祈る。
「殿下の気持ちがソフィアに向かっていることは知っています。私がどんなに殿下を想っていても、殿下にとっては重荷になると分かっています。ですが、彼女は夜中に怪しげな男と会ったり、私の侍女に暴力を振るったり、我が家のルールをぞんざいにしたりと、貴族令嬢としてあるまじき行為が目立ちました」
「嘘よ!!」
暴力を振るったこと以外は本当だ。夜中に会っていた怪しげな男とは情報ギルドの人間で、我が家での『香水を使わない』というルールを破っている。
「ソフィア嬢、静粛に」
「私は彼女の行動に不審に思い、一人で屋敷を出る時に後を付けることにしました。その時に、彼女が、闇オークションに参加していたんです」
先程まで威勢が良かったソフィアはほんの少し動揺を見せる。嘘と本当が混じった話から、本当しかない話が出されたからだろう。
ソフィアは自分の目的のため、この世界で闇オークションが本当に行われているかを確認したかったのだ。情報ギルドを使いその招待状を入手し、自ら会場内に入ったのである。
「私は招待状を持っていなかったので入れませんでしたが、入り口でそれを広いました。いけないと分かっていましたが、ソフィアのことが気になったので入ってみたら」
エレノアが青ざめた顔で言葉を止める。実際にその光景を見させたので思い出しているのだろう。年若い少女には刺激が強かったかもしれない。
「そこでは魔物の多くが売り買いされていました。私は怖くなってすぐに出て来ました」
「その時何故警備兵に通報しなかったんですか?」
「……怖かったんです。ソフィアが、オークションの客になっていたから、バレてしまったら、家族も、罪に問われるかもと、思って。申し訳ございません」
深々と頭を下げるエレノア。裁判官たちはエレノアの気持ちを汲んだのか、その件に関しては問わないと言ってくれた。
「ソフィアはその闇オークション側とやり取りをするようになりました。私はソフィアと話す勇気はなかったので、殿下に伝えようと思いました。殿下がソフィアに騙されて欲しくないと思って。何度も、殿下と二人きりになりたいとお誘いしましたが、殿下は、私との時間を取ってくれませんでした」
これも本当。嫉妬に狂ったエレノアの相手をしたくはないと辟易していたレオナルドは、エレノアを最後までぞんざいに扱っていた。ただ、当時のエレノアは闇オークションのことを知らず、純粋に婚約者と二人きりになりたかっただけだ。俺からも「二人の時間を過ごせばきっと心変わりしてくれるだろう」と助言をしたから余計にレオナルドの後を付け回していた。
だが、レオナルドは一度もエレノアの相手はしなかった。婚約者なのに、たった一度もだ。
レオナルドが気不味そうに視線を逸らす。
「父に伝えましたが、信じてはくれませんでした。叔父様だけが信じてくれました。叔父様はソフィアとは関わらないようにしろと言ってくれましたが、私の代わりに叔父様を危険な目に遭わせたくなくて。私がソフィアを捕まえようと、説得しようと決めました。私は皆に嫌われているから、私が危ない目に遭っても、問題ないと思って」
エレノアが俯きながら言う。その表情に胸が痛む。エルメーテは子育てがあまり上手くないし、周りはワガママでプライドの高いエレノアを良く思っていない。エレノアが本当に危ない目に遭ったとしても陰で笑われるだけだろう。
「昨夜ソフィアが家を抜け出したので後を着けたら、再びオークションが開催されていたんです。招待状を持っていなかったので入れませんでしたが、すぐに警備兵を呼ぼうと走りました。その時に、騎士団長のランベール様方にお会いしたのです」
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「なら、昨夜あなたはどこにいたの?」
「……それは」
そこで言い淀むのはダメだろう。自分に非がないと示したいなら態度を崩してはいけない。常に凛とし、自信以外を滲ませてはいけない。今のエレノアのように。
ソフィアの場合、本当に闇オークションの会場まで行っているから咄嗟に嘘が出てこなかったのだろうが。
「ソフィア嬢、お静かに。証人がいるとのことなので、お呼びします」
「証人?」
女性の騎士団員に連れられて来たのは、青ざめた表情の女性、マリーだった。
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