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2週間の天国と地獄…でした…。その2
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まぁここまではいわゆる天国です。
知らなかったことも新たに分かったし、両親とずっと一緒に居れるなんて本当に天国だった。
そしてここからがこの2週間の地獄のお話。
まず1つ目、きっと色んな人が想像していたとおり、何度も熱を出しました。
多分2日に1回は高熱で馬車の中で寝込んでいたと思う。
馬車の内装はとても豪華でなおかつとても広い。
だからこそ私の大きさは座席で足を伸ばしても眠れるのだ。
まぁそれに合わせて作ってくれたのかもしれないが…。
2日に1回高熱でその次の日は高熱とは言わなくても微熱続き、少しマシになった時に外の景色を味わって、その次の日にはまた高熱。
本当にその繰り返しだった。
熱を出す度に私の両親、それと使用人たちが乗ってる馬車にいるエマや馬に乗って護衛をしているルディの大袈裟な心配。
それに加えてお父様やお母様付きの専用の使用人達もほんとにいつも以上の多いメンバーが心配してくれた。
迷惑かけてるなぁとは思っていたが体が本当に言うことを聞かないのだ。
帰りもこうなるかもしれないことを想定すると本当に地獄だ。
せっかくのお父様の計画立てたルートも正直半分ぐらいしか見れてないと思う。
ちょっと丈夫になったと思ったのだが、青の月の寒さと初の遠出ということもあって予測出来なかったのだ。
こんなに自分がダメなやつだと思わなかった。
その繰り返しの高熱がまた結構私のメンタルと体力を奪っていって、王都の別邸に着いた時には自分で歩くことが出来なかった。
なのでそのままルディに抱えてもらい直行でベッドにて安静となった。
まぁこれはここまでとは想定してなくても熱を出すことは想定していた。
でも私のメンタルがもっと削られたのは盗賊や野盗の襲撃だった。
確かに何台も馬車があることと私が乗ることでサイズを恐らく大きくしたことで目立つのだ。
いかにも金持ちが通りますよと言わんばかりなのだ。
お父様が考えたルートは確かに景色がとても綺麗だったのだが、それだけ有名な道は通っていないのだ。
お父様曰く、特別なお父様やお母様がよく馬で遠出した時に通った特別な道だそうで、だからこそ人の通りも少ない。
まぁ大きな馬車が通るから人通りの多いところとなると邪魔になるのかもしれない。
でもマイナーだからこそそこをそういう輩に狙われるのだ。
護衛役の人達、ルディも含めてとても強いので全然脅かされることはなかったのだが、こんな近くで戦闘が行われるということが初めての経験だった。
普通に日本に住んでいたらまず戦闘なんてゲームの世界ぐらいしか味わうことなどない。
だからどんな光景かは直接見てなくても声や音だけで充分怖かった。
本当に別の世界なんだと余計思わされたのだ。
たまに馬車に何かが当たる時とかは揺れたりするし、こっちは熱で朦朧としているのにそういう音があるせいでゆっくり休むことも出来ない。
そのことに関してはお父様もこの道を選んだことに反省しているらしい。
でもちゃんと私は感謝している。
でもそれにしても怖かった。
近くで初めてリアルに金目の物を奪え!とか1番大きな馬車を狙え!とか女子供を人質に!とか聞いたのだ。
さすがにテレビで聞いたことあるなぁとか簡単に思えなかった。
馬車のドアが開いたらどうしようとか、馬車の外からマジックじゃないけど、刺されたらどうしようとかぐるぐる考えるとまた熱が上がってくる。
ただ外の喧騒が怖かった。
ちなみにお父様は全然落ち着いていたし、震える私をお母様は抱きしめてくれていた。
どちらも笑顔で大丈夫だよ?というのも少し怖かった。
絶対なんにも起きない自信があるほど護衛達が強いのか、それともこういうことに慣れているから対処できるという気持ちがあるのか…。
若しかするとどちらも当てはまるのかもしれないが…。
こんなこと二度と起きて欲しくないことだけど、きっと貴族、しかも上位なので、こういうことはまた何度でも起きるのだろう。
多分アタナシア家で1番狙いやすいのは私だから。
その時までにそういうことが起きても対処できるような覚悟など出来るのだろうか…。
多分また帰りの馬車で同じ目に合うんだろうけど…。
とりあえず私はベッドの上で熱が下がることを祈りつつ、今後のことを考えていた…。
知らなかったことも新たに分かったし、両親とずっと一緒に居れるなんて本当に天国だった。
そしてここからがこの2週間の地獄のお話。
まず1つ目、きっと色んな人が想像していたとおり、何度も熱を出しました。
多分2日に1回は高熱で馬車の中で寝込んでいたと思う。
馬車の内装はとても豪華でなおかつとても広い。
だからこそ私の大きさは座席で足を伸ばしても眠れるのだ。
まぁそれに合わせて作ってくれたのかもしれないが…。
2日に1回高熱でその次の日は高熱とは言わなくても微熱続き、少しマシになった時に外の景色を味わって、その次の日にはまた高熱。
本当にその繰り返しだった。
熱を出す度に私の両親、それと使用人たちが乗ってる馬車にいるエマや馬に乗って護衛をしているルディの大袈裟な心配。
それに加えてお父様やお母様付きの専用の使用人達もほんとにいつも以上の多いメンバーが心配してくれた。
迷惑かけてるなぁとは思っていたが体が本当に言うことを聞かないのだ。
帰りもこうなるかもしれないことを想定すると本当に地獄だ。
せっかくのお父様の計画立てたルートも正直半分ぐらいしか見れてないと思う。
ちょっと丈夫になったと思ったのだが、青の月の寒さと初の遠出ということもあって予測出来なかったのだ。
こんなに自分がダメなやつだと思わなかった。
その繰り返しの高熱がまた結構私のメンタルと体力を奪っていって、王都の別邸に着いた時には自分で歩くことが出来なかった。
なのでそのままルディに抱えてもらい直行でベッドにて安静となった。
まぁこれはここまでとは想定してなくても熱を出すことは想定していた。
でも私のメンタルがもっと削られたのは盗賊や野盗の襲撃だった。
確かに何台も馬車があることと私が乗ることでサイズを恐らく大きくしたことで目立つのだ。
いかにも金持ちが通りますよと言わんばかりなのだ。
お父様が考えたルートは確かに景色がとても綺麗だったのだが、それだけ有名な道は通っていないのだ。
お父様曰く、特別なお父様やお母様がよく馬で遠出した時に通った特別な道だそうで、だからこそ人の通りも少ない。
まぁ大きな馬車が通るから人通りの多いところとなると邪魔になるのかもしれない。
でもマイナーだからこそそこをそういう輩に狙われるのだ。
護衛役の人達、ルディも含めてとても強いので全然脅かされることはなかったのだが、こんな近くで戦闘が行われるということが初めての経験だった。
普通に日本に住んでいたらまず戦闘なんてゲームの世界ぐらいしか味わうことなどない。
だからどんな光景かは直接見てなくても声や音だけで充分怖かった。
本当に別の世界なんだと余計思わされたのだ。
たまに馬車に何かが当たる時とかは揺れたりするし、こっちは熱で朦朧としているのにそういう音があるせいでゆっくり休むことも出来ない。
そのことに関してはお父様もこの道を選んだことに反省しているらしい。
でもちゃんと私は感謝している。
でもそれにしても怖かった。
近くで初めてリアルに金目の物を奪え!とか1番大きな馬車を狙え!とか女子供を人質に!とか聞いたのだ。
さすがにテレビで聞いたことあるなぁとか簡単に思えなかった。
馬車のドアが開いたらどうしようとか、馬車の外からマジックじゃないけど、刺されたらどうしようとかぐるぐる考えるとまた熱が上がってくる。
ただ外の喧騒が怖かった。
ちなみにお父様は全然落ち着いていたし、震える私をお母様は抱きしめてくれていた。
どちらも笑顔で大丈夫だよ?というのも少し怖かった。
絶対なんにも起きない自信があるほど護衛達が強いのか、それともこういうことに慣れているから対処できるという気持ちがあるのか…。
若しかするとどちらも当てはまるのかもしれないが…。
こんなこと二度と起きて欲しくないことだけど、きっと貴族、しかも上位なので、こういうことはまた何度でも起きるのだろう。
多分アタナシア家で1番狙いやすいのは私だから。
その時までにそういうことが起きても対処できるような覚悟など出来るのだろうか…。
多分また帰りの馬車で同じ目に合うんだろうけど…。
とりあえず私はベッドの上で熱が下がることを祈りつつ、今後のことを考えていた…。
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