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ルディと仲良くなりました!!

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順調にに私は歩行訓練していた。
今ではあまり支えなくても良いぐらい歩けるようになった。
長時間歩くことはまだ無理だが、当初の目的である部屋の中を歩くことは出来るようになった。
エマとルディ曰く、まだまだ不安で仕方ない!だそうだ。
でも私としてはベットの上や誰かに支えてもらうような生活から脱せたことはルイーズになってから大きな進歩だった。

今ではお父さまとお母さまと食事をとる食卓までゆっくりだし、近くにエマの支えがあってだが、歩いて迎えるようにもなった。

その姿を見る度に両親は涙ぐんで、抱きしめてくれる。

本当に愛されてるなぁ~と日々感じていた。

そう言えば、やっと自分の姿が見れるようになったのだ!
その理由は部屋にあるドレッサーまで歩けるようになったからだ。
まだ若いのもあって化粧などしないので自分でドレッサーまで行く理由もない。
髪型などはその日その日のメイド達が色んな髪型に変えてくれるから、より一層自分で鏡を見ることがない。
鏡がみたいと言ったこともあるが、毎回エマは『今日もお美しいですよ。』の一言で終わる。

でも部屋を歩く許可がエマから出た時に真っ先に向かったのはドレッサーだった。
エマもルディも疑問に思っているようだったが、その2人の視線は全く気にしなかったのだ。

だって自分の顔が分からないなんて、普通ありえないと思うのだ。

で、見てみたところ、本当に自分なのかと何度も目を擦り、エマから擦りすぎだと怒られるまで疑うぐらいの美少女だった。

いや、あの両親の娘だし、この家にいる人皆綺麗な人多いし、多分普通基準が美しいから、きっと自分も綺麗な部類なのだろうとは思っていたがここまでとはってぐらいの美少女。

銀色のウェーブがかった長い髪に濃いブルーの大きな瞳。肌が白いのは家や部屋からほとんど出ることがないので白いのは知っていた。
病弱だったので細いのも知っている。
でも目鼻立ちが整っている。
そりゃあニコリと笑うだけで、ルディの顔が赤くなるはずだ。
元々ルイーズは笑わなかったらしい。
まぁ体調が悪かったのと、寂しかったので余計笑顔になれなかったのだろう。
だからこそ最近よく笑うようにもなったと言われて、余計に使用人達や両親に可愛いと言われるのだ。
まぁ普通に私のことを知らない人が見たら、深窓の令嬢だろう。
でもずっと自分の顔を見るのも気持ち悪がられるので、程々にしたが、これから鏡を見たりしてもまだ慣れないと思う。

そうしてこの日も私は部屋のから出て、廊下で少しずつ壁やエマやルディの手の支えが無くても良いように歩く練習をルディと一緒に行っていた。

「ルイーズ様、だいぶ不安定さがマシになってきましたね。」
「ほんとに!?嬉しい!でもマシってことはまだまだなのね…。」
「いや、落ち込まないでください!!これは凄いことなんですから!」
「フォローしてくれてありがと。でももう少し上手く歩けるようにならないと外にも行けないものね…。」
「外など危険です!ゆっくりで良いのです、ゆっくりで。」 
「そうね…。でも少しでも歩けるようになるともっともっとって思っちゃうのよ…。許して?」
「誰もがきっとそのように思いますよ。ご安心ください、ルイーズ様。」

ルディの“ルイーズ様”呼びも最近慣れてきたのだ。
最初はやっぱりお嬢様って呼ばれることがほとんどだったが、お嬢様って呼ばれたら全く反応しないようにしたらやっと“ルイーズ様”と呼ぶようになったのだ。

「そうね。歩けなかった時のことを考えたら成長したものね…。」
「ええ!それはそうですよ!!」
「そうよね。」

そう言って2人で笑いあった。
そのとき、廊下を急ぎ足で歩く音がした。
その方向に二人揃って見ると、エマが焦った表情で来ていた。

「エマ?」
「お嬢様!!やっと見つけました!お部屋にいらっしゃるものとばかりに、いなくてとても焦りました!」
「どうしたの?エマ。何か急ぐようなことあったかしら?」
「もうすぐお嬢様の誕生日です!!!」

そう、なんと私、もうすぐ4歳になるんです。それは何となく気づいていたけど、別にいつもベットでお父さまとお母さま、家にいる皆におめでとうって言ってもらっていつもよりちょっと豪華な栄養食を食べていた。

「!!!」

でもエマの言葉を聞いていた私の隣にいたルディは目を丸くさせた。
そしてそのまま視線を私に向けた。

「ルイーズ様!分かっていて俺に何も言ってくれなかったんですか!?」
「え?なんでルディに言うの?」
「お嬢様!!それはお祝いしたいからです!!!」
「?」

どうせいつものパターンのはずなのになぜ今更こんなに2人は焦っているんだろう?と私は思いながら2人を見つめた。
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