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1章
あの人の死
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「こんにちは、ここは橘達也さんのお宅で間違いないかな?」
誰?橘達也って…
そう思ってると警察官らしき人が写真を見せてきた。
「この人のことだよ」
「そうですが、この人が何かしたんですか?」
「実は…車に轢かれて亡くなってしまったんだ」
「そうなんですか」
「君は橘さんの娘さんかな?」
「血縁上はそうだと思いますが」
「血縁上?」
「えぇ、私の母は私が生まれた時に亡くなってしまったらしくてそれで父からは叩かれたり、足や手を踏まれたりして虐待されていたので」
「ッッ‼︎」
そう言ったら警察官…もう面倒だから警官でいいや、驚かせてしまった
「じゃあ君の名前は?」
「知りません。あの人からはおいやお前って呼ばれていたので」
「そっか。とりあえず警察署まで一緒に来てくれる?」
「わかりました」
そして私は、車で30分かけて警察署に連れて行かれました。
車から降りて笹野さん(警官)についていくとすごく偉い人がいそうな扉の前で止まった
コンコンコンコン
「笹野です」
「入れ」
「失礼します」
入るとそこには強面の美丈夫がいました
「どうした」
「この少女なのですが、橘達也さんの娘さんなのですが、虐待を受けていたそうなのです。それで病院で検査をしてもらいたいのですが、両親がいなくなってしまったそうなのでどうすればいいかと思いまして。それと眼に布を巻いてるけど、それも虐待されたの?」
「これはあの人に私の眼を見るだけで不快になると言われて隠しているだけです。外す気はありませんが」
「という状態なのです」
「わかった。病院には私が連れて行く。保護者代理として。里親は私の知り合いにちょうどいい奴がいるからそいつにする」
「わかりました」
「そうと決まれば早速病院に行くぞ。お前の名前はなんだ」
「わかりません」
「わからない?」
「はい。呼ばれたことがないので」
「…そうか。まぁいい、とりあえず病院行くぞ」
誰?橘達也って…
そう思ってると警察官らしき人が写真を見せてきた。
「この人のことだよ」
「そうですが、この人が何かしたんですか?」
「実は…車に轢かれて亡くなってしまったんだ」
「そうなんですか」
「君は橘さんの娘さんかな?」
「血縁上はそうだと思いますが」
「血縁上?」
「えぇ、私の母は私が生まれた時に亡くなってしまったらしくてそれで父からは叩かれたり、足や手を踏まれたりして虐待されていたので」
「ッッ‼︎」
そう言ったら警察官…もう面倒だから警官でいいや、驚かせてしまった
「じゃあ君の名前は?」
「知りません。あの人からはおいやお前って呼ばれていたので」
「そっか。とりあえず警察署まで一緒に来てくれる?」
「わかりました」
そして私は、車で30分かけて警察署に連れて行かれました。
車から降りて笹野さん(警官)についていくとすごく偉い人がいそうな扉の前で止まった
コンコンコンコン
「笹野です」
「入れ」
「失礼します」
入るとそこには強面の美丈夫がいました
「どうした」
「この少女なのですが、橘達也さんの娘さんなのですが、虐待を受けていたそうなのです。それで病院で検査をしてもらいたいのですが、両親がいなくなってしまったそうなのでどうすればいいかと思いまして。それと眼に布を巻いてるけど、それも虐待されたの?」
「これはあの人に私の眼を見るだけで不快になると言われて隠しているだけです。外す気はありませんが」
「という状態なのです」
「わかった。病院には私が連れて行く。保護者代理として。里親は私の知り合いにちょうどいい奴がいるからそいつにする」
「わかりました」
「そうと決まれば早速病院に行くぞ。お前の名前はなんだ」
「わかりません」
「わからない?」
「はい。呼ばれたことがないので」
「…そうか。まぁいい、とりあえず病院行くぞ」
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