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神様の娘になる

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初めまして、私は桜野莉音さくらのりおん普通の高校生になるはずだった

あれは高校の入学式にいく途中、車に轢かれそうになっている猫がいて気づいたら私は猫の元に走っていて車に轢かれていた

そして…

「ここは…?」

「初めまして桜野莉音さん」

そうして話しかけてきたのは短い白銀の髪に金色の瞳の美人な男性だった

「あなたは?」

「私はアルティマという世界の創造神アイテールと申します。まずはあなたに謝らなければならないことがあります。」

「創造神…?謝るって何をですか?」

「あなたに助けていただいた猫なのですが、私の分身体なのです。私は時々他の世界に分身体を送ってここから見ているのです。ここは神の間と呼ばれる場所で基本的に動けないのです。アルティマならば分身体を送る必要はないのですが、他の世界ですから」

それから一息ついてまた話し始めた

「そして、あなたが亡くなってしまったのが私のせいなので、アルティマに転生し特典をつけさせていただこうと思います」

「ということは異世界チート転生?」

「チート…というのはわかりませんがアルティマは魔法が存在し、魔獣などもいるので強くないと生き残れませんからね」

「わかりました」

「それで一つお願いがあるのですが…」

お願いってなんだろう、何か特別な使命とかあるのかな?

「何ですか?」

「父様と、呼んで欲しいのですが」

「…えっ?」

「アルティマには他にも神がいるのですが家族というより上司と部下なので家族が欲しかったのです。莉音さんはとても勇敢で優しい心の持ち主なので、莉音さんのような娘が欲しかったのです。ダメ…でしょうか」

…なんかすごく断りづらいし、いいかな?それにこんなかっこいいお父さん欲しかったし

「わかった。父様、私のことも名前呼び捨てにして欲しい。というか生まれ変わるから父様に名前つけて欲しいな」

「名前、ですか」

「うん」

「うーん、ディアーナはどうでしょう?」

「ディアーナ…、素敵な名前だね。ローマ神話の月の女神」

「ありがとう」

そう言った父様は綺麗に笑った

「それじゃあそろそろアルティマに送るね」

私の足元が光りだした

「うん、またね」

「またね、ディアーナ。私のかわいい愛娘」

そう言った父様の声は聞こえなかった
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