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プロローグ
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昔々、今から500年前の物語。
人間達は皆、争いもなく、平和に暮らしておりました。
平和に暮らしていた人間達ですが、突如現れた魔王により世界は大変なことになってしまいます。
そんなとき、どこからともなく現れた勇者が魔王を封印することに成功するのですが、その時の戦いで世界は滅茶苦茶になってしまいます。
人間達はその後、皆んなで協力し世界を再び人間達が住み良い星に変えました。
おしまい
物陰に身を隠しそっと息を潜めて獲物を待っている。もう既にこの状態が2時間近く続いているだろうか。獲物を未だに狩ること叶わない。
ここ最近この辺りではモンスターが現れなくなっており、村の食料も底を尽きかけている。
さすがに今日も坊主では帰れないな。
そんな事を思っていると前方の瓦礫からモンスターが2匹飛び出てきた。
ヴィーゼルか!
こいつらは音に敏感なモンスターで臆病な性格をしてる。仕留めるならこちらに気付いていない時にやるしかない。
俺の位置ではモンスターまで遠いな。
俺は手信号で近くにいる仲間に合図を送り、モンスターの場所、数を知らせる。
合図を受けっとた仲間がモンスターがいる場所の上にある廃ビルに飛び移り、狙いを定めてダイブした。
廃ビルから飛び降りた仲間は綺麗に垂直にモンスターへダイブし、そのまま2匹の首に爪を突き刺し絶命させた。
よし!
俺は急いで仲間の元へ駆け寄った。
「ワトスー!やったな!!」
おもいっきりハグしてやった。
「ワトスニヒキもやった。キョウハはゴハンタベられる」
「今日はお腹いっぱい食べような。さあ早く帰ろう」
ワトスを離すとモンスターの返り血がべっとりと着いていた。
「その前にお風呂入ろうな」
「ワトスおフロキライ」
駄々をこねるワトスの頭を撫でながら村へ戻る。
ワトスは獣人である。性別は正確に言うならば女と言うよりメスと言うのだろうか。
身長は155センチくらい。手首、足首の先は人間と違い完全に獣である。
肉球があり太い爪が間に隠れており、頬っぺたからはヒゲが数本出ていて目も人間よりは獣に近い感じであるが、それ以外は人間と変わらない。
後は獣耳と尻尾が生えているくらいか。
もふもふ。
そっと右手でワトスの尻尾をもふもふする。
指の隙間に毛を通し滑らかさを堪能し、徐々に指を根元へ滑らせる。深く指先を潜り込ますと毛が強く反発してくるのを感じる。そして流れに逆らい毛の根元に指を近づけると、ふわふわ感が減るが皮膚の体温がしっかりと伝わってくる。右手の生え始めている場所へと進めようとすると、ワトスの声とともに尻尾が消えた。
「それイジョウはダメ!!」
体を勢いよく回転させ尻尾で俺の脇腹を殴打した。
「ぐぅっは」
俺は体をくの字にさせて咽た。
全く、この恥ずかしがりやめ。
脇腹の痛さと、もふもふ感が残る手の感触に満足感を抱きながら悶絶した。
狩場から1時間程で村に到着。
ワトスを家の洗い場に押し込めたあと、モンスターを装置に入れる。
この装置に名前は無く、どのような原理でできているかも何もわからない。
モンスターをこの装置に入れると、体内にあるクリスタルを自動で摘出してくれる。
モンスターによってこのクリスタルの大きさ、量、純度が違う。
クリスタルは町でお金などと交換できる。
月に一度、集めたクリスタルをまとめて町へ持っていき換金を行い、そのお金で食料や生活品を手に入れて生活をしている。
機械からクリスタルを取り出し、足元の壺に入れ中を覗き込む。
「そこそこ溜まったかな」
壺の8割程クリスタルが溜まっていた。昔はもっと沢山取れたんだけどな。
軽くため息をついていると、洗い場のほうからドタドタと足音が聞こえてきた。
「ゴ・ハ・ン!ゴ・ハ・ン!」
振り向くと一糸纏わぬ姿でテーブルの横に立つワトスがいた。
ワトスの体つきは引き締まっているところは引き締まっており、出てるところは出ている。
胸もいい形だし、お尻もいい丸みを帯びている。胴体部分は人間と何ら変わりはない。
「ワトス、服を着ろ。飯抜きにするぞ」
ワトスから目を背け視線を壺に向けたまま壺に向かって話す。
「えー、ゴハンタヌキはやだ!ちゃんとキテくるから」
ワトスはその場でジャンプをしながら駄々をこねたが諦めて、洗い場に戻っていった。
ワトスの後ろ姿が消えたのを確認し、壺から顔を上げる。
こんな事はしょっちゅうある。でも、俺だって年頃の男で興味がないわけでもない。むしろ興味しかない。
ワトスがジャンプしていた時、顔はしっかりと壺に向けていた。けれども目は自分の可動域の限界を超え動き、ジャンプをしていた時の胸の動きを一瞬たりとも見逃さなかった。
服の上からでは想像もできないあの動き。
ジャンプした瞬間体は宙に浮く。そしてまた胸も同じく上に弾むが、体が再び大地に母なる大地に降下を始めたとき、まだ胸は上へ向かい弾んでいた。やがて大地に立ったその体は再び大空へ向かい飛び立とうとすると、胸は母なる大地へと降下を始めた。そして二度目ジャンプが慣行されたとき、胸、そう胸は完全に大地に到着することを許されず上え引っ張り上げられたのだ。
深呼吸を2、3回行うと不思議と落ち着いてきた。
冷静になり、そっと目を瞑る。まぶたの裏には網膜に焼き付いたおっぱいがまだあった。
食事を終え寝床についていると隣で寝ているワトスがこちらを見つめて、
「アシタはどうする?」
っと言いながらも狩りに行こう!っと目で訴えかけている。
「明日は街に行こうと思ってる。そろそろ溜まったクリスタルを交換しに行かないと」
俺がそう言うとワトスはブーと頬を膨らませそっぽを向いた。
こちらに背を向けて寝ているせいか尻尾が丁度俺の目に前に現れ、
しめた!と思いすぐさま尻尾に抱き着き抱き枕にした。昔は嫌がっていたが今では毎晩こうして寝ている。
「おやすみ」
そっと声をかけ深い眠りに落ちていく。
人間達は皆、争いもなく、平和に暮らしておりました。
平和に暮らしていた人間達ですが、突如現れた魔王により世界は大変なことになってしまいます。
そんなとき、どこからともなく現れた勇者が魔王を封印することに成功するのですが、その時の戦いで世界は滅茶苦茶になってしまいます。
人間達はその後、皆んなで協力し世界を再び人間達が住み良い星に変えました。
おしまい
物陰に身を隠しそっと息を潜めて獲物を待っている。もう既にこの状態が2時間近く続いているだろうか。獲物を未だに狩ること叶わない。
ここ最近この辺りではモンスターが現れなくなっており、村の食料も底を尽きかけている。
さすがに今日も坊主では帰れないな。
そんな事を思っていると前方の瓦礫からモンスターが2匹飛び出てきた。
ヴィーゼルか!
こいつらは音に敏感なモンスターで臆病な性格をしてる。仕留めるならこちらに気付いていない時にやるしかない。
俺の位置ではモンスターまで遠いな。
俺は手信号で近くにいる仲間に合図を送り、モンスターの場所、数を知らせる。
合図を受けっとた仲間がモンスターがいる場所の上にある廃ビルに飛び移り、狙いを定めてダイブした。
廃ビルから飛び降りた仲間は綺麗に垂直にモンスターへダイブし、そのまま2匹の首に爪を突き刺し絶命させた。
よし!
俺は急いで仲間の元へ駆け寄った。
「ワトスー!やったな!!」
おもいっきりハグしてやった。
「ワトスニヒキもやった。キョウハはゴハンタベられる」
「今日はお腹いっぱい食べような。さあ早く帰ろう」
ワトスを離すとモンスターの返り血がべっとりと着いていた。
「その前にお風呂入ろうな」
「ワトスおフロキライ」
駄々をこねるワトスの頭を撫でながら村へ戻る。
ワトスは獣人である。性別は正確に言うならば女と言うよりメスと言うのだろうか。
身長は155センチくらい。手首、足首の先は人間と違い完全に獣である。
肉球があり太い爪が間に隠れており、頬っぺたからはヒゲが数本出ていて目も人間よりは獣に近い感じであるが、それ以外は人間と変わらない。
後は獣耳と尻尾が生えているくらいか。
もふもふ。
そっと右手でワトスの尻尾をもふもふする。
指の隙間に毛を通し滑らかさを堪能し、徐々に指を根元へ滑らせる。深く指先を潜り込ますと毛が強く反発してくるのを感じる。そして流れに逆らい毛の根元に指を近づけると、ふわふわ感が減るが皮膚の体温がしっかりと伝わってくる。右手の生え始めている場所へと進めようとすると、ワトスの声とともに尻尾が消えた。
「それイジョウはダメ!!」
体を勢いよく回転させ尻尾で俺の脇腹を殴打した。
「ぐぅっは」
俺は体をくの字にさせて咽た。
全く、この恥ずかしがりやめ。
脇腹の痛さと、もふもふ感が残る手の感触に満足感を抱きながら悶絶した。
狩場から1時間程で村に到着。
ワトスを家の洗い場に押し込めたあと、モンスターを装置に入れる。
この装置に名前は無く、どのような原理でできているかも何もわからない。
モンスターをこの装置に入れると、体内にあるクリスタルを自動で摘出してくれる。
モンスターによってこのクリスタルの大きさ、量、純度が違う。
クリスタルは町でお金などと交換できる。
月に一度、集めたクリスタルをまとめて町へ持っていき換金を行い、そのお金で食料や生活品を手に入れて生活をしている。
機械からクリスタルを取り出し、足元の壺に入れ中を覗き込む。
「そこそこ溜まったかな」
壺の8割程クリスタルが溜まっていた。昔はもっと沢山取れたんだけどな。
軽くため息をついていると、洗い場のほうからドタドタと足音が聞こえてきた。
「ゴ・ハ・ン!ゴ・ハ・ン!」
振り向くと一糸纏わぬ姿でテーブルの横に立つワトスがいた。
ワトスの体つきは引き締まっているところは引き締まっており、出てるところは出ている。
胸もいい形だし、お尻もいい丸みを帯びている。胴体部分は人間と何ら変わりはない。
「ワトス、服を着ろ。飯抜きにするぞ」
ワトスから目を背け視線を壺に向けたまま壺に向かって話す。
「えー、ゴハンタヌキはやだ!ちゃんとキテくるから」
ワトスはその場でジャンプをしながら駄々をこねたが諦めて、洗い場に戻っていった。
ワトスの後ろ姿が消えたのを確認し、壺から顔を上げる。
こんな事はしょっちゅうある。でも、俺だって年頃の男で興味がないわけでもない。むしろ興味しかない。
ワトスがジャンプしていた時、顔はしっかりと壺に向けていた。けれども目は自分の可動域の限界を超え動き、ジャンプをしていた時の胸の動きを一瞬たりとも見逃さなかった。
服の上からでは想像もできないあの動き。
ジャンプした瞬間体は宙に浮く。そしてまた胸も同じく上に弾むが、体が再び大地に母なる大地に降下を始めたとき、まだ胸は上へ向かい弾んでいた。やがて大地に立ったその体は再び大空へ向かい飛び立とうとすると、胸は母なる大地へと降下を始めた。そして二度目ジャンプが慣行されたとき、胸、そう胸は完全に大地に到着することを許されず上え引っ張り上げられたのだ。
深呼吸を2、3回行うと不思議と落ち着いてきた。
冷静になり、そっと目を瞑る。まぶたの裏には網膜に焼き付いたおっぱいがまだあった。
食事を終え寝床についていると隣で寝ているワトスがこちらを見つめて、
「アシタはどうする?」
っと言いながらも狩りに行こう!っと目で訴えかけている。
「明日は街に行こうと思ってる。そろそろ溜まったクリスタルを交換しに行かないと」
俺がそう言うとワトスはブーと頬を膨らませそっぽを向いた。
こちらに背を向けて寝ているせいか尻尾が丁度俺の目に前に現れ、
しめた!と思いすぐさま尻尾に抱き着き抱き枕にした。昔は嫌がっていたが今では毎晩こうして寝ている。
「おやすみ」
そっと声をかけ深い眠りに落ちていく。
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