異母妹が妊娠し私の婚約は破棄されました。妾の子である私には、もう何一つ残ってなかった。

「貴方みたいなドブネズミ。
 この家にふさわしくないの。」

義理の姉ジルは私にそう言った。

私の名前はツバサ・アイザック。

私はアイザック家当主と愛人の間に生まれた妾の子供だ。


その時、一台の車が近づいてきて、
私の隣に止まった。

車から降りてきたのは、
アユミ・アイザック。私の異母妹だ。

「アユミ、、
 なぜ貴方がここに?」

「私がキョウ様の
 お嫁になることが決まったの。」

「え?」

「ツバサちゃんは、
 もういらないんだよ?」
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