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おまけ
しおりを挟む「ねぇ、リン。
俺、悩みがあるんだけど。」
ある日の夜、
スバルは布団の中でリンに言った。
「なーに?」
リンはころりと寝返りをうって
スバルの首元に顔を寄せた。
リンのお腹は
大きく膨らんでいる。
出産予定日まであと2ヶ月ほど。
「もしも、女の子が生まれたらさ、
俺、心配過ぎて
ずっと子供の後ろを
ついていっちゃうと思うんだよ。」
リンは呆れた顔をしている。
「それが悩み?」
「いやいや、
真剣な悩みさ。
そんで
もしも男の子が生まれたらさ。」
「うんうん。」
「子供と二人で、
リンの取り合いしちゃうと
思うんだよ、、、!
どうしたらいい?」
スバルが
真剣な顔で言った。
その真剣な顔に
リンは思わず吹き出す。
「もう、
馬鹿なこと言ってないで、
寝るよ?」
「うぐぐぐ。」
そうして、
二人の幸せな夜は
過ぎていくのでした。
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