【短編】王子を妊娠した姫は婚約破棄され、破滅の人生を進むことになりました。


「その花束を君に渡して、
 君にプロポーズしようと
 思ってたのに、
 レナードが君を
 横から奪ったんだ!」

「ジョージ、、、
 貴方がいつ私に告白したとしても、
 私は応えられなかった。」

「なぜ?」

「それは、
 私がレナードを好きだからよ。
 分かって、ジョージ。」

「僕には何も分からないよ?!
 僕は皇太子で、
 レナードは皇太子になれなかった。
 それなのになぜ、
 僕ではなく
 レナードを好きになるんだよ?!」

ジョージは私の両肩を強く掴んだ。

「ジョージ、、
 私は友人として、
 貴方を尊敬してるわ。
 だけど、私は
 レナードが好きなの、、!」

「そんなの、理由になってない、、!   
君は僕を好きになるべきなのに!!」

「ごめんなさい、ジョージ。」

「だめだ、、、。
 そんなこと許さない!」

ジョージは
私の首を強く締めた。

「ジョージ!!
 ねぇ、離して!!
 誰か!助けて!」


破滅の道は始まっていた。

私は好きになる人を間違えたのかもしれない。

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