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~幼少期から中高生時代~

古ぼけた小さなアパート

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その日の放課後――


職員室からの帰りに、同じクラスメートの女子を誘って、リョウちゃんの家へ向かっていた。


「ねぇ、サオリ~ やっぱり止めようよ~」

「イヤなら先に帰ってもいいよ。リョウちゃんは、そんなに悪い子じゃないんだから」


担任の先生から教えてもらった住所と地図を頼りに、私たちは歩いていた。


「確か、この辺りなんだけど…――」


先生に教えてもらった地図を見ると
この建物…かな~?




見ると、それはあまり目立たない敷地にポツンと佇んでいる二階建ての小さいアパートだった。


ここに住んでいるんだぁ…――



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