25 / 53
第一章 領地でぬくぬく編
第24話 お河童娘、偉大さを知る(★)
しおりを挟む
「ふむ、まさかここまで酷いとは思わなかったわ」
二本目の矢がハインツに命中しそうになり、ローラが嘆息する。
「行っていいわよ」
そこでようやく、ローラがユリアの手を離した。
「アーチャーはこっちで対処するから矢は気にしなくていいわ」
ローラの言葉を最後まで聞くことなく、ユリアは、バート目掛けて駆け出していた。
「ディビーは……ここで見ていなさい」
「……」
幾ばくか見つめ合った後、ディビーから視線を切ったローラが徐に立ちあがる。ローラの前に火球が四つ出現し、瞬く間に矢の形を形成する。
こういう場合、ローラはディビーにやらせる。むしろ、ディビー自ら立候補する。それでも、ディビーは、何もいえなかった。
(バレてる。私が居場所を見つけられていないのを。何が神使よ。あの冒険者も同じだと安心するだなんて……)
悔しさからディビーが、顔を歪める。
ディビーが内心で考えが甘いことに後悔していると、ローラからファイアアローが右と左へ二本ずつ発射され、意志があるように木々の隙間を縫っていく。遠くで炎の塊が四つ落下した。見事命中したようだ。
(やはり、凄い。私も早くできるようにならなければ)
ローラの魔法の精度に唸りながらも、ディビーは不安ばかりが募る。
最近、ディビーは、魔力操作の訓練でローラが出す課題を達成できていないのだ。初級魔法の無詠唱は完璧。中級魔法の一部も無詠唱で行使できるようになった。それでも、障害物を避けて攻撃魔法を当てることが出来ないのだ。きっと、それで任せてくれなかったのだろう、とディビーは受け取った。自覚しているからこそ、「どうせ、ディビーには無理なんだから」といわれたような気がしてならなかったのである。
「さあ、行くわよ。ミリアはあのハインツとかいう人の治療をしてあげて」
「待ってましたぁー!」
ディビーが落ち込んでいるとも知らず、ミリアが嬉しそうに声を上げ、ローラがミリアの様子に苦笑しながら藪を掻き分けて歩き出す。
「ちょっと、ディビーも早く」
「……う、うん……」
ローラから催促され、ディビーもそのあとを付いて歩く。
どうやら、ユリアも上手くやったようだ。バートに手を貸して立ち上がるのを助けている。バートが突然の助太刀に驚いているようだが、素直にユリアの手を取って立ち上がった。ユリアに頭を下げていることから、感謝しているのだろう。それからすぐに、ユリアとバートが治療中のハインツの元へと向かってきた。
治癒魔法を施しているミリアの顔がちょっと怖い。口を円弧に裂き、不気味な笑みを浮かべているのだ。ディビーは、それを横目に見て一人その場を通り過ぎる。ゴブリンアーチャーの様子を見に行くのだ。
ディビーたちが隠れていた場所から、約三〇メートルの距離。その場からディビーが、自分たちが隠れていた場所を見るが、そこからでは木々が邪魔してよく見えない。しかも、ゴブリンアーチャーは、木の上にいた。それにも拘らず、ローラとユリアは、ゴブリンアーチャーの存在に気付いていたのだ。ローラに至っては、ファイアアローを四匹とも同時に命中させたのだった。
「…………」
己の未熟さに嘆息し、ディビーがローラたちの元へ戻ると、何やらローラとバートが言い合いをしている。
「そんなの気にしなくてもいいわよ。むしろ、勝手に介入しちゃった訳だし」
「そこんとこは大丈夫だ。赤髪の姉ちゃんに事前に確認されて俺も承諾したからな」
バートの言葉を聞き、ディビーが思案する。「姉ちゃん」とは、どういうことだろうか、と。赤髪というくらいだからユリアの燃えるような髪のことだと理解できる。それでも、一〇歳にも満たないユリアのことを表現するには些か不適切な気がする。実際、互いに自己紹介をする前は、嬢ちゃんとバートから呼ばれていたのだ。
「それに、神官様に治療をしてもらってタダって訳にもいかないぜ」
「だから、大丈夫だっていってるじゃないのよ」
どうやら、ハインツの治療が終わっており、そのお礼に対することで揉めているようだ。それでもやはり、ディビーは、益々混乱するばかりである。
(神官様? この人は何をいっているの? どこをどう見たらミリアが神官様に見えるのよ)
治癒魔法を使えるのは、大多数がデミウルゴス神教の神官であるが、ミリアみたいな子供が神官になれるはずがない。そもそも、ハーフエルフであるミリアは、神官にはなれないのだ。しかも、バートの視線がおかしい。ローラと会話しているハズなのに、ローラのことを見ていないのだ。まるで、ローラの後ろに大人が立っており、その人と話しているように見える。
「……どうしたの?」
混乱の域を超え、ディビーが思い切って声を掛けた。
「ああ、グリーン、どこに行っていたのよ」
「ぐ、グリーン……?」
はて、とディビーが首を傾げる。
「丁度いいわ。紹介すると、この魔法士がグリーン。神官がナッツブラウン。こっちの剣士がレッドで、わたしはブルーよ」
ローラが自己紹介と称して発した名前は、でたらめだった。いや、規則性があるようだ。つまりは、それぞれの髪の毛の色からきているようだった。
「……ゴール――」
「グリーン、細かいことはいいのっ!」
規則性に気付いたディビーが、それならローラはゴールドではないかと指摘しようとしたら、遮られてしまった。
「はは、それは変わったお名前で。俺は、バートだ」
バートは苦笑いだ。他の荒ぶる剣の三人も微妙な表情をしている。それもそうだろう。明らかに偽名なのだから。というか、既に自己紹介をカールパニートで済ませているのだ。それにも拘らず、荒ぶる剣の面々が、律儀に順番に自己紹介をする。そして、自己紹介が終わると、アーダが先の話をぶり返す。
「何やら事情がおありでしょうが、バートがいった通り、救っていただいた上に治癒魔法まで施してもらって何も返さない訳にはいきません」
「もー、しつこいわねー。わたしが気にしなくていいって、いってんの! 黙って受け入れなさいよ! 何でわからないかなー」
わかる訳がない。むしろ、お礼をもらってサクッと話を切り上げて別れた方がいいのではないかと、ディビーは思う。ユリアとミリアだって、この不思議な展開に困惑顔だ。偽名をいったところで既に素性はバレているのだ。アーダが何やら気を使ったようないい方をしているが、子供の茶番に付き合ってくれているだけだろう。
「しつこくて結構です。冒険者は持ちつ持たれつじゃないですか。私たちがあなたたちの窮地を救えるとは思えません。ですから、謝礼というより、救っていただいた報酬として受け取ってほしいのです」
真面目な性格なのか、アーダが腰袋から小金貨を数枚取り出している。
教会で受けられる治癒魔法の代金の相場を知らないディビーであっても、それが過剰なのがわかる。きっと、助けがなかったら全滅していた可能性を考慮して色を付けたのだろう。
(さて、ローラはどうこたえるのかしら)
もう、これ以上は堂々巡りだ。そう思ったディビーは、ローラの次の言葉に期待する。
が、
(いや……)
ディビーは、何となく察しがついた。
「みんな!」
ローラが大声を張り上げる。
「逃げるわよっ!」
言下、アクセラレータを行使したローラが、脱兎のごとく姿を消したのだ。
「「「「「「え……」」」」」」
これには、ディビー以外の全員が、唖然とした。
(ふむ、やはりそうきたわね)
ディビーは、予想通りの展開に頷く。
「……では……私もっ」
砂塵をその場に残し、ディビーがアクセラレータの脚力でローラを追う。後ろから、「あっ、ズルいぞ!」というユリアの叫び声が聞こえたが、ディビーは気にしない。逃げるが勝ちとは言い得て妙である。
暫くすると、ディビーがローラに追いついた。
「ねえ……説明して」
「ん? ああ、アレはね……」
細かくいわずとも、ディビーの表情を見ただけで、ローラは、理解したようである。
「ディビー、あなたはあなたらしくいればいいのよ」
「……」
「そのままよ。あなたには攻撃魔法士としての役割があるじゃないの。索敵はユリアがする。怪我してもミリアがいる。最悪、わたしがいるじゃないの」
「……いったい、何を……」
ディビーは、意味がわからないという風に首を傾げたが、その実、理解していた。ドクリと心臓が鳴って、キューっと心臓が締め付けられた。
(嗚呼、全て見透かされていたのね)
その証拠に、ローラは笑っていた。
「考えすぎなのよ、ディビーは。まだ一年半しか経っていないじゃない。それに……」
「うん……それに?」
「それに、あのバートのおっさんとか見たでしょうに。わたしたちの倍以上生きているのにあの程度なのよ。自信を持ちなさい。このままの調子で訓練すればすぐに上達するわ。そもそも、わたしと同じことをすぐにできると思ったら大間違いよ」
ローラにいわれた途端、ディビーはさっき抱いた感情がバカらしく思えた。
「……わかった」
「うんうん」
それからほどなくして、ユリアとミリアも合流したが、それ以上ローラが語ることはなかった。ユリアが、「さっきのアレはなんだったんだ?」と聞いても、「ないしょー」とローラは誤魔化していた。
いつも自由気ままで行き当たりばったりなローラのことを、「なんだか女神らしくない」と思っていたディビーであったが、このときばかりは、女神ローラの愛に包まれた気がして、心がぽかぽかと温かくなるのを感じた。
そう、これはきっと、一日早い誕生日プレゼント――女神の祝福なのだろうと、ディビーは考えて微笑むのだった。
二本目の矢がハインツに命中しそうになり、ローラが嘆息する。
「行っていいわよ」
そこでようやく、ローラがユリアの手を離した。
「アーチャーはこっちで対処するから矢は気にしなくていいわ」
ローラの言葉を最後まで聞くことなく、ユリアは、バート目掛けて駆け出していた。
「ディビーは……ここで見ていなさい」
「……」
幾ばくか見つめ合った後、ディビーから視線を切ったローラが徐に立ちあがる。ローラの前に火球が四つ出現し、瞬く間に矢の形を形成する。
こういう場合、ローラはディビーにやらせる。むしろ、ディビー自ら立候補する。それでも、ディビーは、何もいえなかった。
(バレてる。私が居場所を見つけられていないのを。何が神使よ。あの冒険者も同じだと安心するだなんて……)
悔しさからディビーが、顔を歪める。
ディビーが内心で考えが甘いことに後悔していると、ローラからファイアアローが右と左へ二本ずつ発射され、意志があるように木々の隙間を縫っていく。遠くで炎の塊が四つ落下した。見事命中したようだ。
(やはり、凄い。私も早くできるようにならなければ)
ローラの魔法の精度に唸りながらも、ディビーは不安ばかりが募る。
最近、ディビーは、魔力操作の訓練でローラが出す課題を達成できていないのだ。初級魔法の無詠唱は完璧。中級魔法の一部も無詠唱で行使できるようになった。それでも、障害物を避けて攻撃魔法を当てることが出来ないのだ。きっと、それで任せてくれなかったのだろう、とディビーは受け取った。自覚しているからこそ、「どうせ、ディビーには無理なんだから」といわれたような気がしてならなかったのである。
「さあ、行くわよ。ミリアはあのハインツとかいう人の治療をしてあげて」
「待ってましたぁー!」
ディビーが落ち込んでいるとも知らず、ミリアが嬉しそうに声を上げ、ローラがミリアの様子に苦笑しながら藪を掻き分けて歩き出す。
「ちょっと、ディビーも早く」
「……う、うん……」
ローラから催促され、ディビーもそのあとを付いて歩く。
どうやら、ユリアも上手くやったようだ。バートに手を貸して立ち上がるのを助けている。バートが突然の助太刀に驚いているようだが、素直にユリアの手を取って立ち上がった。ユリアに頭を下げていることから、感謝しているのだろう。それからすぐに、ユリアとバートが治療中のハインツの元へと向かってきた。
治癒魔法を施しているミリアの顔がちょっと怖い。口を円弧に裂き、不気味な笑みを浮かべているのだ。ディビーは、それを横目に見て一人その場を通り過ぎる。ゴブリンアーチャーの様子を見に行くのだ。
ディビーたちが隠れていた場所から、約三〇メートルの距離。その場からディビーが、自分たちが隠れていた場所を見るが、そこからでは木々が邪魔してよく見えない。しかも、ゴブリンアーチャーは、木の上にいた。それにも拘らず、ローラとユリアは、ゴブリンアーチャーの存在に気付いていたのだ。ローラに至っては、ファイアアローを四匹とも同時に命中させたのだった。
「…………」
己の未熟さに嘆息し、ディビーがローラたちの元へ戻ると、何やらローラとバートが言い合いをしている。
「そんなの気にしなくてもいいわよ。むしろ、勝手に介入しちゃった訳だし」
「そこんとこは大丈夫だ。赤髪の姉ちゃんに事前に確認されて俺も承諾したからな」
バートの言葉を聞き、ディビーが思案する。「姉ちゃん」とは、どういうことだろうか、と。赤髪というくらいだからユリアの燃えるような髪のことだと理解できる。それでも、一〇歳にも満たないユリアのことを表現するには些か不適切な気がする。実際、互いに自己紹介をする前は、嬢ちゃんとバートから呼ばれていたのだ。
「それに、神官様に治療をしてもらってタダって訳にもいかないぜ」
「だから、大丈夫だっていってるじゃないのよ」
どうやら、ハインツの治療が終わっており、そのお礼に対することで揉めているようだ。それでもやはり、ディビーは、益々混乱するばかりである。
(神官様? この人は何をいっているの? どこをどう見たらミリアが神官様に見えるのよ)
治癒魔法を使えるのは、大多数がデミウルゴス神教の神官であるが、ミリアみたいな子供が神官になれるはずがない。そもそも、ハーフエルフであるミリアは、神官にはなれないのだ。しかも、バートの視線がおかしい。ローラと会話しているハズなのに、ローラのことを見ていないのだ。まるで、ローラの後ろに大人が立っており、その人と話しているように見える。
「……どうしたの?」
混乱の域を超え、ディビーが思い切って声を掛けた。
「ああ、グリーン、どこに行っていたのよ」
「ぐ、グリーン……?」
はて、とディビーが首を傾げる。
「丁度いいわ。紹介すると、この魔法士がグリーン。神官がナッツブラウン。こっちの剣士がレッドで、わたしはブルーよ」
ローラが自己紹介と称して発した名前は、でたらめだった。いや、規則性があるようだ。つまりは、それぞれの髪の毛の色からきているようだった。
「……ゴール――」
「グリーン、細かいことはいいのっ!」
規則性に気付いたディビーが、それならローラはゴールドではないかと指摘しようとしたら、遮られてしまった。
「はは、それは変わったお名前で。俺は、バートだ」
バートは苦笑いだ。他の荒ぶる剣の三人も微妙な表情をしている。それもそうだろう。明らかに偽名なのだから。というか、既に自己紹介をカールパニートで済ませているのだ。それにも拘らず、荒ぶる剣の面々が、律儀に順番に自己紹介をする。そして、自己紹介が終わると、アーダが先の話をぶり返す。
「何やら事情がおありでしょうが、バートがいった通り、救っていただいた上に治癒魔法まで施してもらって何も返さない訳にはいきません」
「もー、しつこいわねー。わたしが気にしなくていいって、いってんの! 黙って受け入れなさいよ! 何でわからないかなー」
わかる訳がない。むしろ、お礼をもらってサクッと話を切り上げて別れた方がいいのではないかと、ディビーは思う。ユリアとミリアだって、この不思議な展開に困惑顔だ。偽名をいったところで既に素性はバレているのだ。アーダが何やら気を使ったようないい方をしているが、子供の茶番に付き合ってくれているだけだろう。
「しつこくて結構です。冒険者は持ちつ持たれつじゃないですか。私たちがあなたたちの窮地を救えるとは思えません。ですから、謝礼というより、救っていただいた報酬として受け取ってほしいのです」
真面目な性格なのか、アーダが腰袋から小金貨を数枚取り出している。
教会で受けられる治癒魔法の代金の相場を知らないディビーであっても、それが過剰なのがわかる。きっと、助けがなかったら全滅していた可能性を考慮して色を付けたのだろう。
(さて、ローラはどうこたえるのかしら)
もう、これ以上は堂々巡りだ。そう思ったディビーは、ローラの次の言葉に期待する。
が、
(いや……)
ディビーは、何となく察しがついた。
「みんな!」
ローラが大声を張り上げる。
「逃げるわよっ!」
言下、アクセラレータを行使したローラが、脱兎のごとく姿を消したのだ。
「「「「「「え……」」」」」」
これには、ディビー以外の全員が、唖然とした。
(ふむ、やはりそうきたわね)
ディビーは、予想通りの展開に頷く。
「……では……私もっ」
砂塵をその場に残し、ディビーがアクセラレータの脚力でローラを追う。後ろから、「あっ、ズルいぞ!」というユリアの叫び声が聞こえたが、ディビーは気にしない。逃げるが勝ちとは言い得て妙である。
暫くすると、ディビーがローラに追いついた。
「ねえ……説明して」
「ん? ああ、アレはね……」
細かくいわずとも、ディビーの表情を見ただけで、ローラは、理解したようである。
「ディビー、あなたはあなたらしくいればいいのよ」
「……」
「そのままよ。あなたには攻撃魔法士としての役割があるじゃないの。索敵はユリアがする。怪我してもミリアがいる。最悪、わたしがいるじゃないの」
「……いったい、何を……」
ディビーは、意味がわからないという風に首を傾げたが、その実、理解していた。ドクリと心臓が鳴って、キューっと心臓が締め付けられた。
(嗚呼、全て見透かされていたのね)
その証拠に、ローラは笑っていた。
「考えすぎなのよ、ディビーは。まだ一年半しか経っていないじゃない。それに……」
「うん……それに?」
「それに、あのバートのおっさんとか見たでしょうに。わたしたちの倍以上生きているのにあの程度なのよ。自信を持ちなさい。このままの調子で訓練すればすぐに上達するわ。そもそも、わたしと同じことをすぐにできると思ったら大間違いよ」
ローラにいわれた途端、ディビーはさっき抱いた感情がバカらしく思えた。
「……わかった」
「うんうん」
それからほどなくして、ユリアとミリアも合流したが、それ以上ローラが語ることはなかった。ユリアが、「さっきのアレはなんだったんだ?」と聞いても、「ないしょー」とローラは誤魔化していた。
いつも自由気ままで行き当たりばったりなローラのことを、「なんだか女神らしくない」と思っていたディビーであったが、このときばかりは、女神ローラの愛に包まれた気がして、心がぽかぽかと温かくなるのを感じた。
そう、これはきっと、一日早い誕生日プレゼント――女神の祝福なのだろうと、ディビーは考えて微笑むのだった。
0
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
【完結】転生少女は異世界でお店を始めたい
梅丸
ファンタジー
せっかく40代目前にして夢だった喫茶店オープンに漕ぎ着けたと言うのに事故に遭い呆気なく命を落としてしまった私。女神様が管理する異世界に転生させてもらい夢を実現するために奮闘するのだが、この世界には無いものが多すぎる! 創造魔法と言う女神様から授かった恩寵と前世の料理レシピを駆使して色々作りながら頑張る私だった。
お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。
勇者としての役割、与えられた力。
クラスメイトに協力的なお姫様。
しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。
突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。
そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。
なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ!
──王城ごと。
王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された!
そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。
何故元の世界に帰ってきてしまったのか?
そして何故か使えない魔法。
どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。
それを他所に内心あわてている生徒が一人。
それこそが磯貝章だった。
「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」
目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。
幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。
もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。
そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。
当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。
日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。
「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」
──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。
序章まで一挙公開。
翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。
序章 異世界転移【9/2〜】
一章 異世界クラセリア【9/3〜】
二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】
三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】
四章 新生活は異世界で【9/10〜】
五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】
六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】
七章 探索! 並行世界【9/19〜】
95部で第一部完とさせて貰ってます。
※9/24日まで毎日投稿されます。
※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。
おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。
勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。
ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
虐殺者の称号を持つ戦士が元公爵令嬢に雇われました
オオノギ
ファンタジー
【虐殺者《スレイヤー》】の汚名を着せられた王国戦士エリクと、
【才姫《プリンセス》】と帝国内で謳われる公爵令嬢アリア。
互いに理由は違いながらも国から追われた先で出会い、
戦士エリクはアリアの護衛として雇われる事となった。
そして安寧の地を求めて二人で旅を繰り広げる。
暴走気味の前向き美少女アリアに振り回される戦士エリクと、
不器用で愚直なエリクに呆れながらも付き合う元公爵令嬢アリア。
凸凹コンビが織り成し紡ぐ異世界を巡るファンタジー作品です。
ポニーテールの勇者様
相葉和
ファンタジー
※だいたい月/木更新。
会社を辞めて実家に帰る事にした私こと千登勢由里。
途中で立ち寄った温泉でゆっくり過ごすはずが、気がつけば異世界に召喚され、わたしは滅びに瀕しているこの星を救う勇者だと宣告されるが、そんなのは嘘っぱちだった。
利用されてポイなんてまっぴらごめんと逃げた先で出会った人達や精霊の協力を得て、何とか地球に戻る方法を探すが、この星、何故か地球によく似ていた。
科学よりも魔力が発達しているこの世界が地球なのか異世界なのか分からない。
しかしこの星の歴史と秘密、滅びの理由を知った私は、星を救うために頑張っている人達の力になりたいと考え始めた。
私は別に勇者でもなんでもなかったけど、そんな私を勇者だと本気で思ってくれる人達と一緒に、この星を救うために頑張ってみることにした。
ついでにこの星の人達は計算能力が残念なので、計算能力向上のためにそろばんを普及させてみようと画策してみたり・・・
そんなわけで私はこの星を救うため、いつのまにやら勇者の印になったポニーテールを揺らして、この世界を飛び回ります!
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!
転生したらチートすぎて逆に怖い
至宝里清
ファンタジー
前世は苦労性のお姉ちゃん
愛されることを望んでいた…
神様のミスで刺されて転生!
運命の番と出会って…?
貰った能力は努力次第でスーパーチート!
番と幸せになるために無双します!
溺愛する家族もだいすき!
恋愛です!
無事1章完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる