16 / 16
最終話・星に手が届く
エピローグ・答え合わせをしてください
しおりを挟む
嘉門君改め尚悟君と両想いになってからさらに1年。告白のきっかけになった恋愛映画が公開された。
ほんの1年前は『殺戮人形』の異名を取っていた尚悟君の初の恋愛ものは『嘉門の色気がヤバい』『進化が止まらない』と大評判だ。
映画の宣伝のために放映された街頭インタビューでも
「嘉門となら道ならぬ恋でも落ちちゃうよね! あの切なげな目で「あなたが欲しい」って懇願されたら、秒で身を捧げるわ!」
「むしろ捧げたい!」とファンは大興奮だ。
以前の尚悟君は世界3位の美男でありながら、意外と『恋人にしたい』とか『抱かれたい芸能人』的なランキングはトップじゃなかった。SNSでの露出が増えた今も、世間にはミステリアスなイメージを持たれているので『恋人にしたい』は3位だけど、映画公開後の最新の調査では見事に『抱かれたいランキング1位』に躍り出た。
そのくらい尚悟君の恋愛の演技は素晴らしかったのだけど、実際に彼と交際中の私は、なんだか恥ずかしくて直視できない。
久しぶりに2人の休日が重なった日。私の部屋で、ソファに並んで腰かけながら尚悟君にそんな話をすると
「俺も少し恥ずかしいです。ああいう演技をする時は、いつも朝日さんのことを想いながらしているので。演技じゃなくて本気の欲情を、人に見せているようなものですから」
恥ずかしいと言いながら、ムードたっぷりに私の髪を撫でる尚悟君に
「しょ、尚悟君。さっそくお色気がヤバいです」
もう付き合ってから1年なので、人並みに色んな経験をさせてもらった。お互いに忙しい割には少なくない回数をさせてもらっていると思うけど、私は付き合う前よりも尚悟君にドキドキしてしまって、未だにこうして狼狽えてしまう。
一方の尚悟君は、慣れや無感覚とは違うけど
「だって休みが合うの、久しぶりですし。仕事は以前より手応えが出て来て楽しいけど、朝日さんに触れたくて死にそうでした」
意外と素直な尚悟君には照れとかはあまり無いようで、大きな体で私を抱きしめると耳に唇を寄せて
「もうベッドに行きませんか? 早く朝日さんが欲しいです……」
「ふぇ……」
『あの切なげな目で「あなたが欲しい』と言われたら秒で身を捧げる』とファンに言わしめた禁術を私に使って来る。いや、いいんだけど。嬉しいんだけど。ときめきの分だけ心臓に重大なダメージがある。
尚悟君に懇願されたら秒で身を捧げてしまいそうなのは私も同じだけど
「ご、ゴメン。でもこの番組は絶対に見たい。尚悟君がこの番組に出るのを楽しみにしていたから」
「録画して後で見るとか……」
「録画はすでにしているよ! でも尚悟君の情報を皆より後に知るのは嫌だから、なるべくリアルタイムで見たいの!」
尚悟君の1ファンとして他の子たちに後れを取りたくない。本命の余裕とか全く無い。そんな私に、尚悟君は嬉しそうに目を細めて
「じゃあ、もう少しだけ我慢します」
その代わり折衷案として尚悟君に抱っこされながら見ることになった。意味深なムードを出されるとドキドキしてしまうけど、こういう触れ合いはただ嬉しくて温かくて好きだ。世界一贅沢なテレビタイムだなと思いながら、楽しみにしていた番組がスタートする。
それは当たると評判の占い番組で、芸能人やアスリートだけでなく時に一般の人も占う。尚悟君は今回、公開中の映画の宣伝のために呼ばれたのだった。
この番組の占い師さんは本当に当たるので、尚悟君の性格や人生について何を言われるのか楽しみだ。
けれど占い師さんが最も言及したのは、尚悟君の性格や才能ではなく
『エロスの気がすごい』
その一言に私はギクッとした。だけど先生の占いは止まらず
『不特定多数じゃなくて、本命の子に全集中する感じ。こりゃ嘉門君と付き合う子、大変だ』
面白そうに言うと、さらに続けて
『でもプロ並みに上手いから、どんな女でも骨抜きにできるよ。キスも上手いって出ている。キスだけで相手トロトロでしょ?』
ちょうど恋愛映画の宣伝で出ているのだし、最近の尚悟君は「色気がヤバい」と評判だ。だから視聴者サービスでその方面を掘り下げてくれたのだろうけど、実際に尚悟君と付き合っている私は気まずさが半端無かった。
当たっていなかったらいいんだけど、心当たりしか無いから恥ずかしい……。
尚悟君に抱っこされながらテレビを消すこともできず、恥ずかしさに悶えていると、先生は最後に尚悟君の対人関係について
『滅多に人と打ち解けないけど、その分特別な人は本当に特別だから。嘉門君から別れたり裏切ったりすることはない。何があっても護ってくれる』
広く付き合うタイプでは無いけど、薄情なわけではなく、むしろ誠実な人だと言ってくれた。
私は先生の言葉がとても嬉しくて
「先生すごいね。本当に当たる占い師だね」
「当たっていると思っていいんですか?」
自分のことなのに自覚が無いのかなと尚悟君を振り返ると
「プロ並みに上手いとか、キスだけでトロトロとか、当たっていると思っていいんですか?」
とんでもない質問をされた私は真っ赤になって
「ひや、だってそれはその、言われなくても分かるんじゃ?」
同じく恋愛初心者同士なのに前にやったホラーゲームと同様、あっという間にコツを掴んだ尚悟君と違って、こっちは終始たじたじだった。
けれど尚悟君は、美しい紫の瞳でジッと私を見つめて
「思い違いということもありますから、占いが当たっているのか聞いてみたいです」
「キスどころか、見つめられるだけでトロトロです……」
「じゃあ、良かったです。あの先生が本当に当たるなら」
尚悟君は嬉しそうに私を抱きしめると
「放送ではカットされましたけど、先生、俺の恋愛についても占ってくれて。結婚するなら、今付き合っている相手がいいって。その人以外には、そもそもその気になれないだろうって」
「えっ? ほ、本当に?」
彼は私の問いに笑顔で頷きながら
「俺は占いについては半信半疑ですけど、その部分だけは当たっていると思いました。俺も結婚するなら絶対に、今付き合っている人がいいので」
髪に額に頬にと落とされた口づけは、やがて唇に触れた。一度で済むかと思いきや、すぐに深くなる。当たる占い師お墨付きのキスに、身も心もトロトロにされている横で番組が続く。
『これから嘉門君は、日本だけじゃなく世界で活躍する俳優になるよ。30歳までには海外の大きな賞を受賞して、ご両親を越える役者になるね』
ほんの1年前は『殺戮人形』の異名を取っていた尚悟君の初の恋愛ものは『嘉門の色気がヤバい』『進化が止まらない』と大評判だ。
映画の宣伝のために放映された街頭インタビューでも
「嘉門となら道ならぬ恋でも落ちちゃうよね! あの切なげな目で「あなたが欲しい」って懇願されたら、秒で身を捧げるわ!」
「むしろ捧げたい!」とファンは大興奮だ。
以前の尚悟君は世界3位の美男でありながら、意外と『恋人にしたい』とか『抱かれたい芸能人』的なランキングはトップじゃなかった。SNSでの露出が増えた今も、世間にはミステリアスなイメージを持たれているので『恋人にしたい』は3位だけど、映画公開後の最新の調査では見事に『抱かれたいランキング1位』に躍り出た。
そのくらい尚悟君の恋愛の演技は素晴らしかったのだけど、実際に彼と交際中の私は、なんだか恥ずかしくて直視できない。
久しぶりに2人の休日が重なった日。私の部屋で、ソファに並んで腰かけながら尚悟君にそんな話をすると
「俺も少し恥ずかしいです。ああいう演技をする時は、いつも朝日さんのことを想いながらしているので。演技じゃなくて本気の欲情を、人に見せているようなものですから」
恥ずかしいと言いながら、ムードたっぷりに私の髪を撫でる尚悟君に
「しょ、尚悟君。さっそくお色気がヤバいです」
もう付き合ってから1年なので、人並みに色んな経験をさせてもらった。お互いに忙しい割には少なくない回数をさせてもらっていると思うけど、私は付き合う前よりも尚悟君にドキドキしてしまって、未だにこうして狼狽えてしまう。
一方の尚悟君は、慣れや無感覚とは違うけど
「だって休みが合うの、久しぶりですし。仕事は以前より手応えが出て来て楽しいけど、朝日さんに触れたくて死にそうでした」
意外と素直な尚悟君には照れとかはあまり無いようで、大きな体で私を抱きしめると耳に唇を寄せて
「もうベッドに行きませんか? 早く朝日さんが欲しいです……」
「ふぇ……」
『あの切なげな目で「あなたが欲しい』と言われたら秒で身を捧げる』とファンに言わしめた禁術を私に使って来る。いや、いいんだけど。嬉しいんだけど。ときめきの分だけ心臓に重大なダメージがある。
尚悟君に懇願されたら秒で身を捧げてしまいそうなのは私も同じだけど
「ご、ゴメン。でもこの番組は絶対に見たい。尚悟君がこの番組に出るのを楽しみにしていたから」
「録画して後で見るとか……」
「録画はすでにしているよ! でも尚悟君の情報を皆より後に知るのは嫌だから、なるべくリアルタイムで見たいの!」
尚悟君の1ファンとして他の子たちに後れを取りたくない。本命の余裕とか全く無い。そんな私に、尚悟君は嬉しそうに目を細めて
「じゃあ、もう少しだけ我慢します」
その代わり折衷案として尚悟君に抱っこされながら見ることになった。意味深なムードを出されるとドキドキしてしまうけど、こういう触れ合いはただ嬉しくて温かくて好きだ。世界一贅沢なテレビタイムだなと思いながら、楽しみにしていた番組がスタートする。
それは当たると評判の占い番組で、芸能人やアスリートだけでなく時に一般の人も占う。尚悟君は今回、公開中の映画の宣伝のために呼ばれたのだった。
この番組の占い師さんは本当に当たるので、尚悟君の性格や人生について何を言われるのか楽しみだ。
けれど占い師さんが最も言及したのは、尚悟君の性格や才能ではなく
『エロスの気がすごい』
その一言に私はギクッとした。だけど先生の占いは止まらず
『不特定多数じゃなくて、本命の子に全集中する感じ。こりゃ嘉門君と付き合う子、大変だ』
面白そうに言うと、さらに続けて
『でもプロ並みに上手いから、どんな女でも骨抜きにできるよ。キスも上手いって出ている。キスだけで相手トロトロでしょ?』
ちょうど恋愛映画の宣伝で出ているのだし、最近の尚悟君は「色気がヤバい」と評判だ。だから視聴者サービスでその方面を掘り下げてくれたのだろうけど、実際に尚悟君と付き合っている私は気まずさが半端無かった。
当たっていなかったらいいんだけど、心当たりしか無いから恥ずかしい……。
尚悟君に抱っこされながらテレビを消すこともできず、恥ずかしさに悶えていると、先生は最後に尚悟君の対人関係について
『滅多に人と打ち解けないけど、その分特別な人は本当に特別だから。嘉門君から別れたり裏切ったりすることはない。何があっても護ってくれる』
広く付き合うタイプでは無いけど、薄情なわけではなく、むしろ誠実な人だと言ってくれた。
私は先生の言葉がとても嬉しくて
「先生すごいね。本当に当たる占い師だね」
「当たっていると思っていいんですか?」
自分のことなのに自覚が無いのかなと尚悟君を振り返ると
「プロ並みに上手いとか、キスだけでトロトロとか、当たっていると思っていいんですか?」
とんでもない質問をされた私は真っ赤になって
「ひや、だってそれはその、言われなくても分かるんじゃ?」
同じく恋愛初心者同士なのに前にやったホラーゲームと同様、あっという間にコツを掴んだ尚悟君と違って、こっちは終始たじたじだった。
けれど尚悟君は、美しい紫の瞳でジッと私を見つめて
「思い違いということもありますから、占いが当たっているのか聞いてみたいです」
「キスどころか、見つめられるだけでトロトロです……」
「じゃあ、良かったです。あの先生が本当に当たるなら」
尚悟君は嬉しそうに私を抱きしめると
「放送ではカットされましたけど、先生、俺の恋愛についても占ってくれて。結婚するなら、今付き合っている相手がいいって。その人以外には、そもそもその気になれないだろうって」
「えっ? ほ、本当に?」
彼は私の問いに笑顔で頷きながら
「俺は占いについては半信半疑ですけど、その部分だけは当たっていると思いました。俺も結婚するなら絶対に、今付き合っている人がいいので」
髪に額に頬にと落とされた口づけは、やがて唇に触れた。一度で済むかと思いきや、すぐに深くなる。当たる占い師お墨付きのキスに、身も心もトロトロにされている横で番組が続く。
『これから嘉門君は、日本だけじゃなく世界で活躍する俳優になるよ。30歳までには海外の大きな賞を受賞して、ご両親を越える役者になるね』
0
お気に入りに追加
23
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
大切だった友達に媚薬を盛ったら、怖いくらい溺愛されています。彼が勧めてくれたお茶からも同じ香りがしていたのは気のせいかな。
下菊みこと
恋愛
媚薬を盛ったらとんでもなく愛されたお話。
マルスリーヌは友人、エルキュールに媚薬を盛る。エルキュールと結婚して、多額の結納金を実家に納めてもらうためだ。けれど肝心のエルキュールは、媚薬を入れた紅茶の香りを嗅いだだけで飲んでないのに媚薬が効いてしまった。マルスリーヌは困惑するも開き直るしかなかった。
小説家になろう様でも投稿しています。
王宮医務室にお休みはありません。~休日出勤に疲れていたら、結婚前提のお付き合いを希望していたらしい騎士さまとデートをすることになりました。~
石河 翠
恋愛
王宮の医務室に勤める主人公。彼女は、連続する遅番と休日出勤に疲れはてていた。そんなある日、彼女はひそかに片思いをしていた騎士ウィリアムから夕食に誘われる。
食事に向かう途中、彼女は憧れていたお菓子「マリトッツォ」をウィリアムと美味しく食べるのだった。
そして休日出勤の当日。なぜか、彼女は怒り心頭の男になぐりこまれる。なんと、彼女に仕事を押しつけている先輩は、父親には自分が仕事を押しつけられていると話していたらしい。
しかし、そんな先輩にも実は誰にも相談できない事情があったのだ。ピンチに陥る彼女を救ったのは、やはりウィリアム。ふたりの距離は急速に近づいて……。
何事にも真面目で一生懸命な主人公と、誠実な騎士との恋物語。
扉絵は管澤捻さまに描いていただきました。
小説家になろう及びエブリスタにも投稿しております。
極上の一夜で懐妊したらエリートパイロットの溺愛新婚生活がはじまりました
白妙スイ@書籍&電子書籍発刊!
恋愛
早瀬 果歩はごく普通のOL。
あるとき、元カレに酷く振られて、1人でハワイへ傷心旅行をすることに。
そこで逢見 翔というパイロットと知り合った。
翔は果歩に素敵な時間をくれて、やがて2人は一夜を過ごす。
しかし翌朝、翔は果歩の前から消えてしまって……。
**********
●早瀬 果歩(はやせ かほ)
25歳、OL
元カレに酷く振られた傷心旅行先のハワイで、翔と運命的に出会う。
●逢見 翔(おうみ しょう)
28歳、パイロット
世界を飛び回るエリートパイロット。
ハワイへのフライト後、果歩と出会い、一夜を過ごすがその後、消えてしまう。
翌朝いなくなってしまったことには、なにか理由があるようで……?
●航(わたる)
1歳半
果歩と翔の息子。飛行機が好き。
※表記年齢は初登場です
**********
webコンテンツ大賞【恋愛小説大賞】にエントリー中です!
完結しました!
みんなが嫌がる公爵と婚約させられましたが、結果イケメンに溺愛されています
中津田あこら
恋愛
家族にいじめられているサリーンは、勝手に婚約者を決められる。相手は動物実験をおこなっているだとか、冷徹で殺されそうになった人もいるとウワサのファウスト公爵だった。しかしファウストは人間よりも動物が好きな人で、同じく動物好きのサリーンを慕うようになる。動物から好かれるサリーンはファウスト公爵から信用も得て溺愛されるようになるのだった。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
【完結】一夜の関係を結んだ相手の正体はスパダリヤクザでした~甘い執着で離してくれません!~
中山紡希
恋愛
ある出来事をキッカケに出会った容姿端麗な男の魅力に抗えず、一夜の関係を結んだ萌音。
翌朝目を覚ますと「俺の嫁になれ」と言い寄られる。
けれど、その上半身には昨晩は気付かなかった刺青が彫られていて……。
「久我組の若頭だ」
一夜の関係を結んだ相手は……ヤクザでした。
※R18
※性的描写ありますのでご注意ください
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる