DiaryRZV500

深町珠

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BEL-RAY

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[NSR50のボアアップ]

この少年は、バイクが好きで。オレがヤマハにいて
テストライダーだった、なんて話をすると
とても興味をもってくれて。

88年頃の話。オレはバイクショップのパーツ部門にいた。

で、ボアアップのハナシになって。

「シリンダーをすこし削ってね」とか言うと

NSR50もそうしたい、と言うから・・・オレも良く知らずに
調べてみたらシリンダーごと乗せ変えている。

オーバーサイズピストンだけ、ではなくて。


ニカジルメッキだと解った。

「それなんですか」と聞かれたので「鉄のスリーブを入れないで
アルミに直接メッキするんだよ」と教えてあげた。



「それっていいんですか?」と。


まあ・・・・ミニバイクだと雰囲気チューンみたいだけど「放熱とかね、軽くなるし」と。

応えてあげた。



このNSR50くんの友達で、FZR1000をピンクに塗ってる子が居て。

この子が、オレがヤマハワークスライダーだと勘違い(^^)。


まあ・・・ワークスはワークス(工場)だが。

楽しそうだからそのままにしといた。


まあ・・・レースライダーがバイク屋になるのは割とある事だ

(500の元カノ、のあの人もそうだし、浅見さんもそうだし)。

まあ、それはいいけど、楽しければ。

この子はピンキーくん、とみんなに呼ばれて、可愛がられていた。
180cmくらい背丈があって、頑健そう。
やっぱりピンクの革つなぎを着て、250ccくらいの感じで
ひょいひょい、とFZR1000を乗り回す。

慣れ、かな?


FZR1000は、日本では売ってなかった(と思う)。

バイクショップだから、売り物のバイクに跨ってはみたけど
やっぱり大きいかな、と思った。


[YZF750R]

んで、その頃かな? R7の前にこういうのが出ていて。
これ、いいなぁと思った。


もともと、FZ750もいいなあと思った。
デザインがすっきりしてて。



ライダースクラブだったかな、ネモケンさんがいなくなった後の雑誌に
白とピンクの塗りワケで。



「ああ、ピンキーくんが好きそう」と思った(^^)。


これは、乗ってみたかったけど短命らしくて、中古も出なかった。



オレがバイトしてたのは、いつものバイク屋さんではなくて
チェーン店の、大きな店だったから
結構、バイクは一杯乗れたけど・・・・。それでも入ってこない。




80年代辺りから、大型バイクショップは一杯出ていた。
上野あたりにも一杯あったし、お店。


高校のクラスメート、ノリちゃんは
上野までホーク2の中古を買いに行った(当時)くらいで
バイクがいっぱい売れていたんだろう。

雑誌の影響も多かったけど、77年かな、RZ250が出てから・・・
の、感じもある。


峠レーサー、みたいなのが流行ったの。


ヤマハ、流行を作る(笑)。



[RZ350]

こっちが後で出たけど、車検があるからか
そんなに台数は出なかったようだった。


オレ周辺では、何を隠そうあのYが、250を売って
これ買った。

ので、よくこれで遊びに来て。
伊豆スカイラインに行ったりして。


かーん・・・・
ひらっ。ぺたっ。

かーん・・・・・。


と、アレを楽しんでいた。


オレの持ってたTR1は、この感じの低速トルク型だったが
あまり知られてはいなかった。



[ベルレイ]


オイルをいろいろ変えて、匂いを楽しんだりして。
ベルレイもそう。

MC1、と言う混合のと、MC3,と言う分離のと。


MC1をガソリンに少し混ぜたり。

MC3はヤマハ純正よりちょっと濃いので、オイルを少し絞ったり。


いろいろ遊べて。


オレはと言うと、薬局でひまし油を買ってきて
ガソリンに混ぜたりしていた。50ccの頃。

これが、いいんだな、香り。


カストロールみたい。

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