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深町珠

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あるバイク

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でも、そんな風潮の中でも
マサエちゃんや、靖子のような子は
風潮にはノラなかったから・・・。

(まあ、マサエちゃんは夜遊び、靖子はルーレット族ではあっても
心無い、そういう風潮には乗らなかった。そこが好ましかった)。

どんなに貧しくとも、心までは失わないのがふつう、である。


それは、学歴とか、氏育ちのような・・・尺度では測れないものだろう。
日本人がふつうに持っているもの、だった。


中沖さんにそういうものを感じたオレだった。


ここの会社も、バブルの前まではそういう大人ばかりだった。
誰にでも優しく、感情的にならず、スマートに対応する。


昭和までの日本は、そんなだった。


安田さん、と言う上司がそういう人で・・・その人のおかげで
オレはずっとそこに居たようなもの、だった。


いつも、どこかしら尖っているオレを
守ってくれた。



別に、安田さんだけではなく・・・・その頃の会社ってそうだったのだろう。
最初に入ったタイヤディーラーの、片岡さんとか。
片岡さんを思いだすと、連想していろいろ・・・・千秋のこととか思い出したりもした。


そうすると、違うなぁ、と思ったりもする。


千秋が少女だったから、だけかもしれないし・・・・
そう、長くは生きられらないから、美しく生きようとしたのかな?
なんてふうにも思ったりした。




[保身]


よーするに、ずっと生きなきゃなんないから、そうするワケ。


MotoGPでも、このあいだビニャーレスが
ヤマハをクビ(?)になったから
オーバーレブさせて、エンジンを壊そうとした(?)事で
ヤマハがエントリーを取り消した、との事。


そんなふうに、やけっぱちになるヤツも居るし。


千秋みたいな子も居る。


それは、その人それぞれ。


まあ、ヤマハの件は生死に関わらないけど。

精子は関係あるか(タイテイ、男のヒス、ってのは発情のせいだ。
始終発情してるから「オレが上、オレが上」ってなる^^;)

まあ、それはともかく。


[MotoGP]

MotoGPの件は、それだけマシンが乗りやすいと言う事で・・・・。
その程度の人物がGPライダーに成れてしまうと言う証拠、でもある。



2stの頃は、そんな事が無かった。
フレディー・スペンサーが、ケニーのコーナーリング・ラインを
カットインした事で揉めた、くらい。



(あれは、フレディーとケニーのコーナリングラインの違いでもあるのだけれど・・・。
スライドで無理しても向きを変えられるフレディーは、ケニーのインに入って
それを行うつもりだった。

が、ケニーはアウトから入っていったので・・・・フレディとラインが重なってしまう・・・
それでふたりとも転んだ)。

どっちかが引いていればよかったワケ。

似たようなことを、こないだロッシが言っていたが。


まあ、オーバーレブさせても2stは平気だ。

ポペットバルブがないから(笑)。



[ネオテニー論]

これも90年代に流行った。
動物は進化し、環境に守護されると退化する、と言う
進化生物学の概念を転用し・・・・

文化のせいで、人間が幼稚になったと言う・・・コトバあそび(笑)。


そんな訳はなく、だらけた人間でも助けてもらえる社会だから
甘えているヤツが増えた、と言うだけのこと(^^)。



今もそうで・・・ウィルスに感染しても助けてもらえると
甘えているので・・・わざと感染しようと公園で
飲み会したりする。


(心理的には幼児退行、と言って・・・・幼児期にしたかった「いやいや」を
しているだけである。
テスタロッサくんが料金所でウィリーするのと一緒である。
こういうタイプを幼稚人格と、昔は定義された。)。


まあ、ビニャーレスくんもこれに近い。
みっともないハナシ。



[オートバイ売る方も]


実は、それが解ってるから
そういう幼稚な人に合わせてあげた方が、売れる。

まんがで、バリバリ伝説の作者が

さっさと、バイクまんがの続編を作らずに

峠の4輪のハナシに切り替えたみたいに。

(まあ、もともと「バリバリ伝説」は、バレーボールの企画だったそうだ。
バイクまんがではなかったらしい。

うんうん。そーいう感じがする。)。


クルマと違ってバイクは、自然、物理に勝てないから・・・・。

ヘタは転ぶ。だから、売れない。


単純明快である。



オレはスキーをやるが、アレは上手くならないとスキーを並行にして
滑る事も出来ない。

から、スノボが流行った。


アレはヘタでも格好はつく。


そのうち、スノボも廃れたが。


まったく、運動神経がダメだと、そもそもスノボも乗れないから、だ。


それで・・・・みんな、スマホのなかにだけ幻想を抱く。

それはそれで・・・・幸せかもしれないね。


そこから出ないでもいい、んじゃないかなあと思う。






なので、オレは「ナイトライダー」を作ろうと思って。
実験段階では成功である。


そのうち・・・出るだろうと思う。

しゃべるバイク。面白いんじゃない?

乗ってない間でも、話しかければ返事をしてくれる。


トヨタ時代に考案したが、バカにされた(まあ、返事はしないが・・・記憶・蓄積は
実用化された)。


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