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深町珠

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ぼくのキラキラ星

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[ぼくのキラキラ星]

ヤングマシンに載っていた、中沖満さんのバイク談話。
それがとても好きで、ヤングマシンをずっと読んでいた。

この本、今は絶版で再販されていない。ネットで見るとすごく高価だ。



(このオハナシも、どこかしら・・・似ているかもしれない)。

中沖さんを知ったのは、カー・グラフィックに載っていた
編集部員たちの手記「from our motoring diary」からで

塗装名人で、クルマよりオートバイが好きな人。
それで、CGの部員にもバイクの話題が、ひところ多かった。

昭和の人だから、実直で。
機械も大事にして。


そういう人柄がとても、良かった。



中沖さんがYDS-1に乗っている辺りが
オレがヤマハ車に良く乗るキッカケだったのかもしれなくて。



その後、XJ750とかも中沖さんは乗ったから・・・
オレがXVに乗ったのも、なんとなく記憶にあったのかもしれない。


正統派、マジメ一点のライダーでもなくて
結構な飛ばし屋で、CB72のデモカーを借りて
エキパイを金色に変色させてしまって、バイクセールスが困ったとか(笑)。
メガホンマフラーのCB92で、交番の前をとおるとき

そこいらにあった草を詰めて、誤魔化そうとしたけれど

途中で草が飛び出してしまって。


爆音(^^)。



それ逃げろー、と。みんなで逃げたとか。そういう、愉快なお話も載っていて
楽しい読み物だった。


[中沖さんのお話]

塗装名人の彼は、ある日・・・高級乗用車の塗装を頼まれた。
でも、CB500Fが出た頃で、それが気になって仕事にならない。

そのクルマの持ち主が、彼の様子を見て・・・何か、気がかりな事がありますか、と
尋ねた。



彼「CB500Fがほしい」と、素直に言うと


その、お金持ちの持ち主は、お金を貸してくれて。それでCBを買えたそうで。


そういう時代の、和やかなオハナシ。


そのCBは、やがてオリジナルマシンになっていくので
当時珍しかったヨシムラ集合と、エンジンもヨシムラさんに任せて。
前のホイールは、ツーカムのドラムをつけたり。
カフェ・レーサーになったというお話も載っていて。


面白い本だったのだけど、なぜか絶版のまま(^^)。


原版が無いのかな、もしかして。


オレが書いているこのお話も、どこかしら影響があるのかもしれなかったり。




[鉄と心と、ふれあいと]


ライダースクラブだったかな、これも中沖さんが書いたと思う。
和やかな口調で淡々と書かれた、ルポ。


これも、よく読んでいた。


これがあったから、かもしれない。当時のライダースクラブをよく読んでいた。


ほとんどレースは興味なかったから、もっぱら読み物(笑)。


ある一台に関わるストーリー。


ちょっとマジメより(笑)。




当時の雑誌は、なんとなく面白かった。
人柄、が見えると言うか。



良い人がいっぱいいたんだなぁ、と
そんな風に思う。




[中沖さん]

塗装名人ではあったけど、それを殊更主張もせずに
穏やかに、和やかに。


あの当時の普通の人はそうだったのだけれども・・・・
そういう時代が懐かしいと思う人には、彼の書き物は
読んでいて楽しいと思う。



筆者も、まあ、その昭和の時代は東京の下町に居たわけで・・・・
なんとなく、雰囲気に懐かしいものを覚える。


[ライダースクラブ]

まだあるのかな?最近、雑誌は買わなくなったので・・・。
図書館にあるMCを借りて読むくらい。

なんだか、編集長さんが公道で事故死したとかのニュースも
ネットで知った。
だいぶたってから。


根本さんではなく、後でなったひと。




[根本さん]

今も、なんか動画サイトに出ているから・・・・。お元気でなにより。
ずっと続くといいね。


紙の本の時代じゃないのかな?


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