DiaryRZV500

深町珠

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通好みのKR250

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そうそう、タクシーの勤務を終えて、家に帰る時
たんぼの中をチャッピィで走っていると・・・・
畦道にカラスが寝ていて、ぶつかった事があった。

真っ黒だからわからない(^^)。
何羽もうずくまっていて。あんなとこで寝るんだなぁと思ったが


いきなり、ばさばさ・・・と飛び立って。でも重いので
ぶつかったりした。

体に当たると、結構痛い(笑)痩せたおねーちゃんみたい。(笑)。
ホネばっか。


どん!ってぶつかってくる女の子は、けっこうこういう・・・ホネが当たるタイプもいた。
あれは、わざとやってるんでしょうね。

友里恵ちゃんは、ふんわりだったけど。

なーんて。



タクシーの仕事のあと、少しの間フットワーク、と言う宅配便
(ヤマハのF1かな。鈴木アグリの)。をしていた事があって。


クロネコも受けたのだが、なぜか筆記試験の点数が高いと「却下」だそう。
試験に出てきたお兄さんの言うのは「頭良すぎると危険思想」だと。

・・・わけわからんが(笑)そういう人が求められていた時代らしい。

友人だった柴田も、大学を出て商社に入って
そこで洗脳セミナーを受けて人格がおかしくなってしまった。

当時、経団連が主導でこういうセミナーをやっていた。

穏やかな人格を壊し、攻撃的に仕事をするような人にしてしまう。
具体的には、密室に入れて回り全員で罵倒する、などの方法で
その人の抑制を壊してしまう。

なんとも低次元な事をしていた(これが、今、パワハラを行っている連中の年代である。
つまり原因は経団連である)。


柴田も、のんびりした奴だったが、以後、部下を休日に連れまわし
ひっぱたく、怒鳴る、なんて事をする奴になったので絶交したのだが。

まあ、それはすこし後(95年頃か)。

その前から、そういう事をしていたらしい。


クロネコはそうだったんだろう。



そんなところに入らなくてよかったと思う。


それで、フットワークで一緒に回っていたエリア担当のヤツが

高校の親友だった稔くんにそっくり(顔も似ている)。
オンナのコに弱く、でも、この彼はオンナが好きで・・・・
宅配を届けに言って、かわいい女子大生なんかだと
住所と電話番号を控えて、後で電話掛けて誘う(笑)。


結構引っかかってくるらしい。

まあ、俺はそんなもんだと思っていた(タクシーの仕事で、女子大生コンパニオンとか
も居たし)。

そういう女の子って、所詮そうなのだ。
見た目可愛くても。


運送屋なので、男ばっかりでさっぱりしているのは好ましいと思った。


賄い付きで。お昼は「刺身」「カレー」「カツ丼」の3種が入れ替わりと言う
もので(食べ放題である)。


結構、これは有難かった。
賄いのおばちゃんが、アレサ・フランクリンみたいな豪快なおばちゃんで(笑)。

「どんと食え!」と言うように、丼山盛りで出してくる(笑)。

昼間だけのバイトで、タクシーとそんなに変わらない給料だったから
これはこれで良かったが。

ただ・・・土日しか休めないと。

明け方の峠を走る、なんてのはちょっと出来ないし
体がいつまで続くかな、運送で。

バイトならいいが、社員だとやがては大型に乗って・・・なんて話になるし。




で、どうしようかなと思っていたところ、保険屋のお姉ちゃんが
「保険入って」と、毎日、来る。

結構可愛い子だった(笑)ので、いつものように「付き合ってくれたら」と冗談で言ったら

「いいわよ」


なんて言うので、これも参った(笑)。



Y+ホンダのセールスのお姉ちゃん

みたいな感じになってしまうとまずいなぁと思って。



そうそう、そのホンダのお姉ちゃんは
俺がYのマンションから帰った後も、ずいぶん電話をくれたり
手紙をくれたりした。


共通の友人(女の子。後に500の元カノ、になる)が言うには

「Yさんより、あなたが気になってたんだけど、遠くに住んでるから」

って、Yにあっちを攻撃されて、やられちゃったと言う事らしい。


Y、スケベだからなあ。


なんだか、ニンシンしかけて流産させたらしい(お父さんが医者だしね)。

ひでーヤツ(笑)。


Yは、そのセールスの子が自分に気がないのを知っていて
また、俺への敵意もあってやっちゃった、と言う事・・・らしい。


それは誠に申し訳ないと思う、その子には。でも、俺が知らないトコで
何があってもなぁ。




そんな風に、恋愛とはカンケーない事に関わりたくないなぁ、と
俺は思って。


宅配のバイトも辞めた。

やめる時「社員にならないか」といわれたのだけど・・・・・
社員になってもドライバーじゃぁ、夢がないしな。


そこで、コンピュータシステム伝票を作ってあげたら
随分喜ばれて。


ああ、俺にはそんな才能があるんだなぁと思った。

シンセサイザー、なんかで遊んでいたせいか。

それで以後、コンピュータなんかの仕事をしてみようかな、なんて思って。
後々、コンピュータ・プログラム+科学=数理置換モデル・シミュレーション

になって。偶々研究者になれた、と言う訳である。


なんでも好きなことやっておくもんだなぁと思う。




[KR250]

この頃かな、KRを手に入れて峠を走っていた。

びょーん、びょーん・・・と言う変な排気音で。
盛り上がりのないフラットトルク。

コーナーも緊張感がなく、ひょいひょいと曲がる。


(前述だが、これはエンジンがスリムだから、である)。

一種独特なバイクだった。


レーサー風でない、ニンジャふうのスタイル。

でもマフラーは直管(初期型だけ)。

エンジンが見えるデザイン。
アルミフレームなのに塗装。


高いハンドル。



カワサキらしい通好み、だった。


兄嫁がでしゃばらなければずっと持っていたと思う。

まあ、兄嫁もどうしようもないが、だらしない兄も悪いと思う(笑)。
暴走族してた時に迫ってきた女なのに、義理立てすることはない(笑)と思うが。
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