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文子ちゃん
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朋ちゃん本人に聞いてみると・・・「そんなの出てないよー」と、きゃはは、と笑う。
昔っからそういう子で、とらえどころのない子だった。
Hなこと言っても平気だったり。ニタニタしてて。
14歳はそんな感じで、22歳になった時は妙にエロティックで
それでナースだから。
病院でも、ドクターを悩殺してたとか。
なんか、マンガみたいだけれど、この子も(笑)。
スティービー・ニックスみたいだなぁ、と俺は思っていたりした。
丁度、その頃かな。83年とか。ベストヒットUSAとかが流行ってた頃で。
俺のバイトしてたスーパーの隣の病院にいるのは、俺は全然知らなかったんだけど。
それで、突然現れたので俺もその時はびっくりして。
その時、隣でレジ掛かりをしてた専門学校生の広美ちゃんは
なんか、その朋ちゃんのヘンテコさにびっくりしてたらしい(笑)。
広美ちゃんは、なんというか、コミカルな子で元気。しゃべると山田邦子みたいだったから
話してると楽しかった。
でも「あんな綺麗な彼女がいたんだ」なんて言うので
俺は「アレはね、中学のクラスメート」と。ホントにそうなんだけど(^^)。
広美ちゃんは「じゃ、あたしを乗っけて。」と言うから
上に乗るの?とか言おうと思ったけど、まあ19歳じゃどぎついかな、と思って
止めた(笑)。
XVは、なぜか女の子に人気だったけど
広美ちゃんはCBXも好きだった。派手だしね、音とか。
元気で明るい子で、バイクで遊ぶにはよくお似合いで。
専門学校を卒業して、一度は病院に就職するのだけど。
医療事務だったかな。
すぐ辞めて、また戻ってきてコントやってる、面白い子だった。
とても仲良しの、小柄で可愛い子がくっついていて。
その子が可哀相だから、バイクで二人乗り・・・は、そんなにしなかった。
いちご狩り、とかに連れてったくらい。
伊豆スカイラインから、富士見パークウェイに降りると
韮山で。
その頃は、200円くらいだったかなー。いちご狩り。
帰りは、農道を通って三島に行って、国道一号を登って行って。
楽しいひとときだった。
XVは、どういうわけか女の子の好みらしくて・・・
このスーパーでバイトする前は、セブンイレブンでバイトしていた。
深夜番で、結構いいお金になった。
割と高級な住宅地にあったので、近所の子がバイトに来ていて。
そのひとり、文子ちゃんは16歳だったかな。
夕方、高校が終わってからバイトに来て。22時に俺が来るまでバイトしてた子で。
あんまり印象のない、おとなしい子だったけど。
ひとえまぶたの、日本人形みたいにかわいい子で。
その子が、帰る時にとても元気に「がんばってください!」と言うので・・・
なんとなく、かわいい子だな、と覚えてて。
パートのおばちゃん曰く「隣町の市立北高校(進学校)に行っていて、おとなしい子だけど
ボーイフレンドがほしいみたいね」とか。
それで「暇だったらあそんであげて」と。
まあ、いいけどさ、と・・・でも
「不良のバンドマンがボーイフレンドじゃまずいでしょ」と言うと
おばちゃんは「誰も不良なんて思ってないよ」と、がははと笑う(^^)。
そんなもんかなぁと思って。
XVのことを、時々眺めていたので
「オートバイ好きなのかな」なんて思っていたけど。
ある雨の日。俺はカッパに長靴で
近所のスーパー、イオンかな、今で言うと。
そこにGRで買い物に行った。
ファンネルだけど、雨避けをつけてあるので雨の日も乗れる。
たしか・・・夏休みで。
文子ちゃんにばったりあった。
夏の、胸が大きく開いたノースリーブを着てて。
「あ」って。たちどまるので気が付いた。
俺は「やあ」と言うと
文子ちゃんは胸元を押さえて真っ赤になっちゃって。
「こんな格好でわたし・・・はずかしい」と、下向いちゃって。
胸元も真っ赤だった(^^)。
サンダルで、とことこ・・・と、歩いていく文子ちゃんは、可愛かった(^^)。
この子も、XVのデザインとか、スタイルが気に入っていたみたい。
まあ、変わったバイクだし、なんというか特別な感じはあった。
SR400でも時々、バイトに出てたけど
その感じも好みだったみたい。
SRは、いまでも女子の人気は高いみたい。
ここのセブンイレブンも、かわいい子が多かった。
田舎だから、素朴でおとなしい子が多くて。
こんなふうに、田舎で落ち着くのもいいのかなーーーなんて
思ったりもしていたり。
XVに乗る前は、XSだったのだけど
こちらも割りと、女の子の人気は高かった。
ので。
男子アルバイトのひとり、鈴木さんは小説家志望の22歳で
当時の俺より3つ上。
でも、オートバイは乗ったことなくて、XSに乗りたいと言ったけど
750なので免許が無く・・・・
中型免許とってXJ400スペシャルを買って、乗っていた。
この鈴木さんは、バイトの女の子、高校1年の子を
真面目に好きになってしまって。
女の子も、まんざらではなかったんだけど・・・
当時だから、親が
定職につかず、小説なんか書いている22歳の男とは付きあわせないと
言って。
鈴木さんは、その親と揉めた、なんて事があった。
そんなにかわいい子じゃなかったけど(笑)。
昔っからそういう子で、とらえどころのない子だった。
Hなこと言っても平気だったり。ニタニタしてて。
14歳はそんな感じで、22歳になった時は妙にエロティックで
それでナースだから。
病院でも、ドクターを悩殺してたとか。
なんか、マンガみたいだけれど、この子も(笑)。
スティービー・ニックスみたいだなぁ、と俺は思っていたりした。
丁度、その頃かな。83年とか。ベストヒットUSAとかが流行ってた頃で。
俺のバイトしてたスーパーの隣の病院にいるのは、俺は全然知らなかったんだけど。
それで、突然現れたので俺もその時はびっくりして。
その時、隣でレジ掛かりをしてた専門学校生の広美ちゃんは
なんか、その朋ちゃんのヘンテコさにびっくりしてたらしい(笑)。
広美ちゃんは、なんというか、コミカルな子で元気。しゃべると山田邦子みたいだったから
話してると楽しかった。
でも「あんな綺麗な彼女がいたんだ」なんて言うので
俺は「アレはね、中学のクラスメート」と。ホントにそうなんだけど(^^)。
広美ちゃんは「じゃ、あたしを乗っけて。」と言うから
上に乗るの?とか言おうと思ったけど、まあ19歳じゃどぎついかな、と思って
止めた(笑)。
XVは、なぜか女の子に人気だったけど
広美ちゃんはCBXも好きだった。派手だしね、音とか。
元気で明るい子で、バイクで遊ぶにはよくお似合いで。
専門学校を卒業して、一度は病院に就職するのだけど。
医療事務だったかな。
すぐ辞めて、また戻ってきてコントやってる、面白い子だった。
とても仲良しの、小柄で可愛い子がくっついていて。
その子が可哀相だから、バイクで二人乗り・・・は、そんなにしなかった。
いちご狩り、とかに連れてったくらい。
伊豆スカイラインから、富士見パークウェイに降りると
韮山で。
その頃は、200円くらいだったかなー。いちご狩り。
帰りは、農道を通って三島に行って、国道一号を登って行って。
楽しいひとときだった。
XVは、どういうわけか女の子の好みらしくて・・・
このスーパーでバイトする前は、セブンイレブンでバイトしていた。
深夜番で、結構いいお金になった。
割と高級な住宅地にあったので、近所の子がバイトに来ていて。
そのひとり、文子ちゃんは16歳だったかな。
夕方、高校が終わってからバイトに来て。22時に俺が来るまでバイトしてた子で。
あんまり印象のない、おとなしい子だったけど。
ひとえまぶたの、日本人形みたいにかわいい子で。
その子が、帰る時にとても元気に「がんばってください!」と言うので・・・
なんとなく、かわいい子だな、と覚えてて。
パートのおばちゃん曰く「隣町の市立北高校(進学校)に行っていて、おとなしい子だけど
ボーイフレンドがほしいみたいね」とか。
それで「暇だったらあそんであげて」と。
まあ、いいけどさ、と・・・でも
「不良のバンドマンがボーイフレンドじゃまずいでしょ」と言うと
おばちゃんは「誰も不良なんて思ってないよ」と、がははと笑う(^^)。
そんなもんかなぁと思って。
XVのことを、時々眺めていたので
「オートバイ好きなのかな」なんて思っていたけど。
ある雨の日。俺はカッパに長靴で
近所のスーパー、イオンかな、今で言うと。
そこにGRで買い物に行った。
ファンネルだけど、雨避けをつけてあるので雨の日も乗れる。
たしか・・・夏休みで。
文子ちゃんにばったりあった。
夏の、胸が大きく開いたノースリーブを着てて。
「あ」って。たちどまるので気が付いた。
俺は「やあ」と言うと
文子ちゃんは胸元を押さえて真っ赤になっちゃって。
「こんな格好でわたし・・・はずかしい」と、下向いちゃって。
胸元も真っ赤だった(^^)。
サンダルで、とことこ・・・と、歩いていく文子ちゃんは、可愛かった(^^)。
この子も、XVのデザインとか、スタイルが気に入っていたみたい。
まあ、変わったバイクだし、なんというか特別な感じはあった。
SR400でも時々、バイトに出てたけど
その感じも好みだったみたい。
SRは、いまでも女子の人気は高いみたい。
ここのセブンイレブンも、かわいい子が多かった。
田舎だから、素朴でおとなしい子が多くて。
こんなふうに、田舎で落ち着くのもいいのかなーーーなんて
思ったりもしていたり。
XVに乗る前は、XSだったのだけど
こちらも割りと、女の子の人気は高かった。
ので。
男子アルバイトのひとり、鈴木さんは小説家志望の22歳で
当時の俺より3つ上。
でも、オートバイは乗ったことなくて、XSに乗りたいと言ったけど
750なので免許が無く・・・・
中型免許とってXJ400スペシャルを買って、乗っていた。
この鈴木さんは、バイトの女の子、高校1年の子を
真面目に好きになってしまって。
女の子も、まんざらではなかったんだけど・・・
当時だから、親が
定職につかず、小説なんか書いている22歳の男とは付きあわせないと
言って。
鈴木さんは、その親と揉めた、なんて事があった。
そんなにかわいい子じゃなかったけど(笑)。
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