48 / 274
1978 SR400 37
しおりを挟む
日記 1978/
[SR400 & a little romance]
1978年の東京モーターショーにSR400は出品された。
それまでにないスタイルと、XS1にも似たグラフィックを俺は気に行った。
んで、バイトで貯めた金でこれを買う事にし...
足りないぶんはローンを組んだ。
28600×10回ローン。
SR400は楽しいバイクだった。
当時の400は、なんとなく750に乗れないコンプレックス、みたいなモノが多かった中、
スリムでバンク角も深く、必要にして十分なパワー。
箱根の峠道は楽しかった。
当時は750ccでも70ps程度で、しかもタイアがプアだったから
これでも十分速かったのだ。
この頃はバイト先でいろんな出会いがあったが、
一番最初はスーパーのバイトで一緒だったヨーコさんで
すこし年上の19歳、素朴な感じのする...
柔らかな感じの美人だった。
伊豆の海岸に住んでいた彼女は、就職で俺の街に越してきて
んで、ひとりで淋しかったらしく...
バイトの帰りに、よくSRの後ろに乗せてドライブしたり、彼女のアパートに送っていったりした。
それは楽しい想いでだったが、いつだったか夏祭りの夜、
たまたまトモちゃんに駅前で会った時...
浴衣姿のトモが、女のコ同士ではしゃいでて、
俺を見つけて無邪気に手を振って呼び止めて..
んで、「大きいバイク買ったんだ~、だったら教えてよ~」と、甘ったるい感じで言うのを聞いて
(このコは、どちらかと言うとさとう珠緒的なムードがある)
....なーんとなく、後ろめたい気持ちになったのもま、事実である(笑)
それはともかく、タンデムライディングも楽しめる自動2輪は
駐在さんの勧め通り、楽しかった。
いろんな女の子を乗せた(笑)。
軽音楽部の後輩のナオミちゃん、ゲーム場のバイト姉さん、
イトーヨーカ堂でバイトした時の店員のオネーサン、楽器屋の風間さん。
レコード屋のタナカさん。本屋さんの美紀ちゃん、キミちゃん、ユミちゃん。
本屋の二階のサ店のユキちゃん....
みんなカワイイ子だった。
第二次性徴期(笑)
そんな感じで、俺とSR400は名コンビだった。
ツーリングで紀伊半島一周をしたりして、バイク雑誌の編集部員に偶然会ったりして、
んで、バイク雑誌に載せて貰って(この時の出会いが、後でいろいろ役に立ったり...)
いろいろと楽しい出来事が多かった。
いい時代だったのかもしれない。
[SR400 & a little romance]
1978年の東京モーターショーにSR400は出品された。
それまでにないスタイルと、XS1にも似たグラフィックを俺は気に行った。
んで、バイトで貯めた金でこれを買う事にし...
足りないぶんはローンを組んだ。
28600×10回ローン。
SR400は楽しいバイクだった。
当時の400は、なんとなく750に乗れないコンプレックス、みたいなモノが多かった中、
スリムでバンク角も深く、必要にして十分なパワー。
箱根の峠道は楽しかった。
当時は750ccでも70ps程度で、しかもタイアがプアだったから
これでも十分速かったのだ。
この頃はバイト先でいろんな出会いがあったが、
一番最初はスーパーのバイトで一緒だったヨーコさんで
すこし年上の19歳、素朴な感じのする...
柔らかな感じの美人だった。
伊豆の海岸に住んでいた彼女は、就職で俺の街に越してきて
んで、ひとりで淋しかったらしく...
バイトの帰りに、よくSRの後ろに乗せてドライブしたり、彼女のアパートに送っていったりした。
それは楽しい想いでだったが、いつだったか夏祭りの夜、
たまたまトモちゃんに駅前で会った時...
浴衣姿のトモが、女のコ同士ではしゃいでて、
俺を見つけて無邪気に手を振って呼び止めて..
んで、「大きいバイク買ったんだ~、だったら教えてよ~」と、甘ったるい感じで言うのを聞いて
(このコは、どちらかと言うとさとう珠緒的なムードがある)
....なーんとなく、後ろめたい気持ちになったのもま、事実である(笑)
それはともかく、タンデムライディングも楽しめる自動2輪は
駐在さんの勧め通り、楽しかった。
いろんな女の子を乗せた(笑)。
軽音楽部の後輩のナオミちゃん、ゲーム場のバイト姉さん、
イトーヨーカ堂でバイトした時の店員のオネーサン、楽器屋の風間さん。
レコード屋のタナカさん。本屋さんの美紀ちゃん、キミちゃん、ユミちゃん。
本屋の二階のサ店のユキちゃん....
みんなカワイイ子だった。
第二次性徴期(笑)
そんな感じで、俺とSR400は名コンビだった。
ツーリングで紀伊半島一周をしたりして、バイク雑誌の編集部員に偶然会ったりして、
んで、バイク雑誌に載せて貰って(この時の出会いが、後でいろいろ役に立ったり...)
いろいろと楽しい出来事が多かった。
いい時代だったのかもしれない。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました
フルーツパフェ
大衆娯楽
とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。
曰く、全校生徒はパンツを履くこと。
生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?
史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。
就職面接の感ドコロ!?
フルーツパフェ
大衆娯楽
今や十年前とは真逆の、売り手市場の就職活動。
学生達は賃金と休暇を貪欲に追い求め、いつ送られてくるかわからない採用辞退メールに怯えながら、それでも優秀な人材を発掘しようとしていた。
その業務ストレスのせいだろうか。
ある面接官は、女子学生達のリクルートスーツに興奮する性癖を備え、仕事のストレスから面接の現場を愉しむことに決めたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる