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SR500,早い
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日記 1986/
[タイアの噺 7]
おっと、忘れていたが(笑)
ドカ350sのNか山は、最後尾。
エンジントラブルで時々片肺(笑)。
下り、右コーナー、序で短いストレート、すぐに左コーナー。
こんな場所で、後ろのRZがいきなりフル加速(!)。
俺を右手からパスし、インに回り込んで立ち上がり、ダンゴになっていたドカ軍団に並ぶ。
...アブねえな...(笑)。
怖いモノ知らずと言うか、まだ、若い若い。
序で、最後の左タイト。
ブラインドで深く回り込んではいるが、アプローチが広く
突っ込めるコーナーで、アップハン車有利。
ここでRZ、一気に立ち上がりでトップを切ろうと
アウト側ぎりぎり、中央線よりで車間を開ける。
...と。
トップのノダちゃんSR、アテ舵を駆使して小さく回り込んで立ち上がる。
ベテランらしいそつの無さ。
ドカ軍団は小さいコーナーに弱く、ゆっくりと減速して
コーナーを大きく回ろうとアウト・イン・アウト。
ドカベン350(vento)のフジさん、掟破りの対向車線アプローチ!(笑危。このヒトは、その後
この走りが元で事故死する...)。
で、一気にセカンドポジションを狙い、RZ350のそのまたアウトからインクリップを狙う。
立ち上がりは短いストレート。
トップで抜けたのはSR。
ハイコンプ、CRキャブのSRは意外に速く、こういう低速コーナーでは
ライダーのテクもあって、かなり、良い走り。
RZ350Rは流石のポテンシャル(推定60ps)で
稲妻のようにコーナーを回り、ノダちゃんSRの後方に迫る。
ダンゴになってたNCRと750sが邪魔で、ドカベンは苦労むなしくその後ろ(笑)。
ルマンは、その後ろ。
次の高速セクションで追い抜くつもりだろう。
俺は、すこし車間を開けて。
トップグループ最後尾。
コーナーを大きく回って、ハンドリングを楽しんでいた(笑)。
タイアのグリップに余裕が出たので、キャンバ・スラスト依存のコーナリング・アプローチを試みて見たものの、
どうも、うまくない。
16インチ前輪で前重な感じのこのRZV、フル加速でようやくウェル・バランスと言う感じだし、
向きをきちんと変えないでパワーをいくら駆けても、トラクション効果が低い。
そのままアンダー・ステアが出、フロントタイアに負荷がかかる感じだ。
やっぱり、アメリカンライダー風にターンしてリア・ステアしないといけないように
セッティングされているようだな...
と、俺は思った。
それならそれで、いいだろう。
俺の好みとしては、パワーを駆けるとリアが回り込んでくれるような感じの
バイクの方が好きだが、こういう特性ならそれに合わせてやるのも
テクニックのうちだ、と...
まだまだ若かった俺は(当時、20代の半ばだった)、若者っぽい自負に燃えていた。
こいつの特性を生かして、上手く乗りこなしてやろう....
次は右、80°コーナー。
見通しの利く場所で、立ち上がりはまた短いストレート。
その次はブラインド、左コーナーで小さく回りこんでいる。
ブレーキング・ポイントのアウト側は狭い。
さあ、いくか...
現在の順位
SR500
RZ350
NCR
750s
Vento
LeMan
RZV
CB
GPz
ドカ350s
[タイアの噺 7]
おっと、忘れていたが(笑)
ドカ350sのNか山は、最後尾。
エンジントラブルで時々片肺(笑)。
下り、右コーナー、序で短いストレート、すぐに左コーナー。
こんな場所で、後ろのRZがいきなりフル加速(!)。
俺を右手からパスし、インに回り込んで立ち上がり、ダンゴになっていたドカ軍団に並ぶ。
...アブねえな...(笑)。
怖いモノ知らずと言うか、まだ、若い若い。
序で、最後の左タイト。
ブラインドで深く回り込んではいるが、アプローチが広く
突っ込めるコーナーで、アップハン車有利。
ここでRZ、一気に立ち上がりでトップを切ろうと
アウト側ぎりぎり、中央線よりで車間を開ける。
...と。
トップのノダちゃんSR、アテ舵を駆使して小さく回り込んで立ち上がる。
ベテランらしいそつの無さ。
ドカ軍団は小さいコーナーに弱く、ゆっくりと減速して
コーナーを大きく回ろうとアウト・イン・アウト。
ドカベン350(vento)のフジさん、掟破りの対向車線アプローチ!(笑危。このヒトは、その後
この走りが元で事故死する...)。
で、一気にセカンドポジションを狙い、RZ350のそのまたアウトからインクリップを狙う。
立ち上がりは短いストレート。
トップで抜けたのはSR。
ハイコンプ、CRキャブのSRは意外に速く、こういう低速コーナーでは
ライダーのテクもあって、かなり、良い走り。
RZ350Rは流石のポテンシャル(推定60ps)で
稲妻のようにコーナーを回り、ノダちゃんSRの後方に迫る。
ダンゴになってたNCRと750sが邪魔で、ドカベンは苦労むなしくその後ろ(笑)。
ルマンは、その後ろ。
次の高速セクションで追い抜くつもりだろう。
俺は、すこし車間を開けて。
トップグループ最後尾。
コーナーを大きく回って、ハンドリングを楽しんでいた(笑)。
タイアのグリップに余裕が出たので、キャンバ・スラスト依存のコーナリング・アプローチを試みて見たものの、
どうも、うまくない。
16インチ前輪で前重な感じのこのRZV、フル加速でようやくウェル・バランスと言う感じだし、
向きをきちんと変えないでパワーをいくら駆けても、トラクション効果が低い。
そのままアンダー・ステアが出、フロントタイアに負荷がかかる感じだ。
やっぱり、アメリカンライダー風にターンしてリア・ステアしないといけないように
セッティングされているようだな...
と、俺は思った。
それならそれで、いいだろう。
俺の好みとしては、パワーを駆けるとリアが回り込んでくれるような感じの
バイクの方が好きだが、こういう特性ならそれに合わせてやるのも
テクニックのうちだ、と...
まだまだ若かった俺は(当時、20代の半ばだった)、若者っぽい自負に燃えていた。
こいつの特性を生かして、上手く乗りこなしてやろう....
次は右、80°コーナー。
見通しの利く場所で、立ち上がりはまた短いストレート。
その次はブラインド、左コーナーで小さく回りこんでいる。
ブレーキング・ポイントのアウト側は狭い。
さあ、いくか...
現在の順位
SR500
RZ350
NCR
750s
Vento
LeMan
RZV
CB
GPz
ドカ350s
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