37 / 274
レース中盤
しおりを挟む
日記 1986/
[タイアの噺 6]
おっと、忘れていたが(笑)
Nし山のニンジャだが、その巨体と重さにもめげず
一見シャープなハンドリングのこのバイクだ。
こいつも、ハイ・スポートに換装しているので、まあ..
セカンドグループのトップあたりには来るだろう、とは思う。
コケなければ、のハナシだ(笑)
さあ、皆が揃ったスカイライン・コース。
とりあえず2stの俺たち2台は最後尾。
先頭、ガンちゃんCBは、最初のコーナー、L字に右90度のコーナーを曲がって
まっすぐの登りを、全開で加速し始めた。
ショート管集合から同調音。
後ろ、山ちゃんNCR、イモラ、ベント、350s,ニンジャ、ルマン、そして俺。
最後尾はRZ350。
みな、一斉に加速。
混走のTTレース(笑)。
右90度を曲がると、ストレートがちょっと。
すぐに左ブラインドコーナーで、80位に落とさないと回り込めないから
ガンちゃんCBはかなり手前でブレーキ。
ドカ軍団とルマンは、そこをアウトからパス。
俺はちょっと様子見、ゆっくりとタイアのグリップを確かめてターン・イン。
フル加速しなくても、このペースなら楽だ。
CBがアウトに孕むだろうから、俺はアウト側からインへ。
ブレーキング・ポイントを奥に取り、リリース寸前にハング・オフ。
インへハンドルを切り、左ステップを蹴飛ばす。
と、同時にアクセルを入れてブレーキをリリース。
直線的にインへ立ち上がるが、まだ、ハーフスロットル。
余裕の走り(笑)。
こんな事が出来るのも、タイアのグリップに余裕があるからだ...
後ろではRZ350が、全開の快音を立てている。
排気量の違いはこの辺に現れる。
Nし山のニンジャは、ドカ軍団にかわされてCBとランデヴー。
俺は、2台をかわしてトップグループ最後尾から様子見。
現在の順位
1) SR500
2) NCR
3) 750s
4) LeMan
5)Vento
6) RZV
7) RZ350
8)CB
9)GPz
しばらくは中速コーナー。
この次は緩い右、ついで左とリズミカルに続く。
切り返しの技が見えるが、意外とセパハン車は遅れを取る事が多い。
ノダちゃんSRがアテ舵を切りながら全開に継ぐ全開、引き離しに掛かる。
ドカ軍団はちょっと遅れを取る。
Ventoは先に出ようとするが、パワーが足らずパッシングには至らない。
このあたりがワインディングの面白い所。
頭を抑えられた形で、SRと後方の車間が拡がるが
俺は、楽観していた。
中盤のストレートで抜き返そう、と考えていたのだ。
俺はエンジンのパワーを温存させたまま、じっと追随。
逃げて行くSRの丸いテールを眺めながら
軽くブレーキ、ターン、加速...
を、繰り返す。
100km/h程度のペースで、のんびりと流れてゆく序盤、
下り、右コーナー、序で短いストレート、すぐに左コーナー。
こんな場所で、後ろのRZがいきなりフル加速(!)。
俺を右手からパスし、インに回り込んで立ち上がり、ダンゴになっていたドカ軍団に並ぶ。
...アブねえな...(笑)。
怖いモノ知らずと言うか、まだ、若い若い。
現在の順位
1) SR500
2) NCR
3) 750s
4) RZ350
5)LeMan
6) Vento
7)RZV
8)CB
9)GPz
まあ、RZにしても、俺にしてもまだまだ余裕の速度。
トップの加速にしびれを切らせたか、さもなくば
高速ストレートの前にリードしたかったか,,,,
ちょっと混戦模様になってきた(汗。)
[タイアの噺 6]
おっと、忘れていたが(笑)
Nし山のニンジャだが、その巨体と重さにもめげず
一見シャープなハンドリングのこのバイクだ。
こいつも、ハイ・スポートに換装しているので、まあ..
セカンドグループのトップあたりには来るだろう、とは思う。
コケなければ、のハナシだ(笑)
さあ、皆が揃ったスカイライン・コース。
とりあえず2stの俺たち2台は最後尾。
先頭、ガンちゃんCBは、最初のコーナー、L字に右90度のコーナーを曲がって
まっすぐの登りを、全開で加速し始めた。
ショート管集合から同調音。
後ろ、山ちゃんNCR、イモラ、ベント、350s,ニンジャ、ルマン、そして俺。
最後尾はRZ350。
みな、一斉に加速。
混走のTTレース(笑)。
右90度を曲がると、ストレートがちょっと。
すぐに左ブラインドコーナーで、80位に落とさないと回り込めないから
ガンちゃんCBはかなり手前でブレーキ。
ドカ軍団とルマンは、そこをアウトからパス。
俺はちょっと様子見、ゆっくりとタイアのグリップを確かめてターン・イン。
フル加速しなくても、このペースなら楽だ。
CBがアウトに孕むだろうから、俺はアウト側からインへ。
ブレーキング・ポイントを奥に取り、リリース寸前にハング・オフ。
インへハンドルを切り、左ステップを蹴飛ばす。
と、同時にアクセルを入れてブレーキをリリース。
直線的にインへ立ち上がるが、まだ、ハーフスロットル。
余裕の走り(笑)。
こんな事が出来るのも、タイアのグリップに余裕があるからだ...
後ろではRZ350が、全開の快音を立てている。
排気量の違いはこの辺に現れる。
Nし山のニンジャは、ドカ軍団にかわされてCBとランデヴー。
俺は、2台をかわしてトップグループ最後尾から様子見。
現在の順位
1) SR500
2) NCR
3) 750s
4) LeMan
5)Vento
6) RZV
7) RZ350
8)CB
9)GPz
しばらくは中速コーナー。
この次は緩い右、ついで左とリズミカルに続く。
切り返しの技が見えるが、意外とセパハン車は遅れを取る事が多い。
ノダちゃんSRがアテ舵を切りながら全開に継ぐ全開、引き離しに掛かる。
ドカ軍団はちょっと遅れを取る。
Ventoは先に出ようとするが、パワーが足らずパッシングには至らない。
このあたりがワインディングの面白い所。
頭を抑えられた形で、SRと後方の車間が拡がるが
俺は、楽観していた。
中盤のストレートで抜き返そう、と考えていたのだ。
俺はエンジンのパワーを温存させたまま、じっと追随。
逃げて行くSRの丸いテールを眺めながら
軽くブレーキ、ターン、加速...
を、繰り返す。
100km/h程度のペースで、のんびりと流れてゆく序盤、
下り、右コーナー、序で短いストレート、すぐに左コーナー。
こんな場所で、後ろのRZがいきなりフル加速(!)。
俺を右手からパスし、インに回り込んで立ち上がり、ダンゴになっていたドカ軍団に並ぶ。
...アブねえな...(笑)。
怖いモノ知らずと言うか、まだ、若い若い。
現在の順位
1) SR500
2) NCR
3) 750s
4) RZ350
5)LeMan
6) Vento
7)RZV
8)CB
9)GPz
まあ、RZにしても、俺にしてもまだまだ余裕の速度。
トップの加速にしびれを切らせたか、さもなくば
高速ストレートの前にリードしたかったか,,,,
ちょっと混戦模様になってきた(汗。)
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました
フルーツパフェ
大衆娯楽
とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。
曰く、全校生徒はパンツを履くこと。
生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?
史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。
就職面接の感ドコロ!?
フルーツパフェ
大衆娯楽
今や十年前とは真逆の、売り手市場の就職活動。
学生達は賃金と休暇を貪欲に追い求め、いつ送られてくるかわからない採用辞退メールに怯えながら、それでも優秀な人材を発掘しようとしていた。
その業務ストレスのせいだろうか。
ある面接官は、女子学生達のリクルートスーツに興奮する性癖を備え、仕事のストレスから面接の現場を愉しむことに決めたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる