鉄道学校2年F組

深町珠

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焼き芋

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その、石油缶の中の石炭をみていて、Naomiは・・・

・・・・こんなによく燃えるなら、点火したまま放置するのは危険だな・・・。

などと思う。


リサは「どうした?」と、Naomiの様子に気づいて。

Naomiは「うん、火がついたまま置いておくのはやっぱり危ないなと思って」

めぐは、お芋をかじりながら「今はいいんじゃない?毎日動かさなくてもいいんだし」


れーみぃも「そうだね。運行許可が毎日出るかも解らないし。」と、法務担当らしい。

Naomiは「急にまともになるなあ」と、笑う。

めぐ「多重人格とか」

リサ「なんか、ヘンなもの食ったとか」

れーみぃ「へんな人みたいに言わないでよ」と、お芋をひっくり返して。


Naomi「ヘンじゃん」と。

れーみぃ「あたりまえみたいに言わないでって。おーい、おいおいおい・・・。」と、泣きまね(

笑)


リサ「ハハハ。お笑い芸人JKだな」

めぐ「コント赤信号」

リサ「信号、停止!」と、指差して。

れーみぃ「信号ないよ、ここ」

Naomi「そういえばないね。」

リサ「1列車しか走んないんでしょ」

めぐ「なるほど・・・。」

めぐ「脱線トリオ」


Naomi「脱線はやだなぁ」

ハハハ、とみんな笑う。

めぐ「転覆トリオ」

リサ「尚悪い」(笑)。


「干したお芋って、ちょっと炙るとおいしーね」と、れーみぃ。


「んだなぁ、ここらへんだとみんなそうやって食うな」と、おばあちゃん。

リサは「干してるときにハエがたかるしな」

めぐは「いや、きたなーい」と、食べてるお芋を見た。


おばあちゃんは「ハハハ、だいじょぶだいじょぶ。網かけてっから。
それにな、このへんは寒いし、風吹くから。ハエは飛んでこん」


れーみぃは「よかった」と、にっこり。

おばあちゃんは「んでも、たかったくらいじゃ平気だべ。焼いて食えば」


リサ「タフでなければ生きていけない。優しくなければ、生きている資格は無い」

れーみぃ「ままーぁー、どうゅうりめんばーぁー~♪」

めぐ「ねばー、ぎぶあっぷ!」


Naomi「誰もわからんだろ、そりゃ」(^^)。


北の高緯度地方なので、日暮れは早い。
夏だけど、4時くらいになると涼しい。

その代わり朝が早くて。


お芋を食べると、もう夕方の雰囲気。

「おいしかったなあ」と、れーみぃ。

リサは「寝屁するなよ」

ハハハと、おばあちゃんは笑い「出るもんは仕方ね」

Naomiは「メタンガス取っといて、火でも付ければ」

リサ「機関車走るかも」

めぐ「なんか嫌だな、そんな機関車」

リサ「人気でるかもよ。JKの屁機関車」

Naomiは「変態専門列車だな、そりゃ」

めぐは「まあ、屁じゃ無理だけど」
ひとり真面目な理系(笑)。


金網を、火箸で掴んで
地面に置いて冷やして。

石油缶の中では、まだ石炭が燃えている。

Naomiは「これ、大丈夫かなぁ、置いといて」

おばあちゃんは「平気だよ。灰掛けとけば。気になるなら穴に埋めちゃえば。
畑でもそうしとる」


リサ「なるほど・・・。」


Naomiは「まあ、石油缶でなくて火鉢かなんかだったら・・・昔からやってるし、
穴に埋めとけば」


れーみぃは「いやーん、埋めないで、穴に」

リサ「オマエの穴に埋めてやろうか!」


「ああ、もっと汚い言葉で責めて・・・。その方がス・テ・キ、感じるわ」

と、れーみぃ。


Naomi「SMショーかいな」

めぐ「ははは」

リサ「どちらかと言うと機関車より、そっちが人気出そうだな。ここ」
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