鉄道学校2年F組

深町珠

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再生計画

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エレベーターで1階に下りて。

こんどは砂湯じゃなくて
普通の温泉に入る。

夜になったけど、まだ
ロビーとか、喫茶コーナーには
楽しそうな人の声がする。




「そうすると、とりあえずは
まず走るとこまでか」と、リサ。


れーみぃは「うん。それだけで夏休み終わりそうだけど」と。


「学校はどこまでするつもりなんだろう」Naomi。



「さあ。何も知らないんじゃない?あの引き込み線だって知らなかったし」と、リサ。



「ね、あの経営の話、イマイチなんだ」と、リサ。




れーみぃは「ああ、免許ないと取らないと
いけないし
会社にするんだと、登記って言って
役所に行って登録しないとならないから


元々、国鉄なら免許があるから
できる、って事。」




「じゃ、国鉄になっちゃうの?」と、めぐ。




「そうじゃなくて」と、れーみぃは

図示。


[人、お金、技術]ー>[保存鉄道運営]ー>[設備]






[国鉄、国、学校]ー>[新会社]ー>[レール、機関車、設備]



って事。これだと、免許が要るのは
その新会社なので、国鉄から業務委託すればいい訳。」



「うーん。社会って難しい」と、Naomi。



「まあ、こんなのは学校でもさらっとしか
やらないもの。普通の鉄道職員は知らなくていいんだし」と、れーみぃは真面目。


背中を流して。お腹も流して。


「ちんちん洗えよー」と、リサ。



「ばばんばばんばんばん」と、めぐ(笑)



「あんたもタイムトラベラーだろ」とNaomi。


ははは。と笑って。


れーみぃは「ちんちんないよ、あるのは」と言いかけたので
Naomiはれーみぃの口を押さえた(笑)



「んーんー」と、れーみぃはそれでも。


「露天風呂から筒抜けだって」と、リサ。



「変態だと思われるよ」とNaomi。


「ぷはー。もう思われてるよ」と、れーみぃ。

めぐは俯いて赤くなってた(笑)。


「変な事ばっか言うんだもん」と、めぐ。


恥ずかしいのか、少し
泣きそう。


「あ、ゴメン
ゴメンね、ふざけすぎだね、ゴメン」と、れーみぃ。


リサは、さっきの歌を歌った。


「ばばんばばんばんばん♪」風邪ひくなよー。

Naomiも「お風呂、はー入ってるか。(笑)ははは」


めぐも、なんとなく笑顔になった。


れーみぃは「宿題やったかー」



なんか、懐かしいね、と
言いながら。


「全員集合ー♪」と、Naomi。


もう9時だね、とか言いながら。楽しい夜は更ける。

結構近所迷惑かも(笑)まあ、何にもない海岸だけど。




「あれってさ、出発進行!ってあったね」と、リサ。



「そうそう。よく覚えてるね」と、めぐ。



「だって鉄道用語だもん」と、リサ。



「そっか、その頃からもう」Naomi。



「そーいうもんだよね。お父さんの真似とかさ」と、れーみぃ。




「それでスケベになったのか」とNaomi。


「お父さんってスケベなのかな」と、れーみぃは(笑)。



リサ「そんなことないと思うけど、男ってそう見たいよ。国鉄職員がね、戦争で青島に行ったんだって」


「都知事と同じ、青島です」と、めぐ。



「そっちじゃなくて、チンタオ。中国語」
リサ。

Naomi「なんか来るなー。」



「でね、日本に帰るんで、電報をね、鉄道略号で書いた。チンタツサセニコイ」と、リサ。


「わはは、青島を発つ、佐世保に来い」と、Naomi。


「奥様は赤面したんだと。そんなにしたいのか、って」リサ。


れーみぃは「なんで、こんなとこに
入れたがるのかな」と


「そーいう事言うな!」って、Naomiに
お湯掛けられた(笑)。
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