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旅鉄8 [日豊本線上り第2列車 寝台特急"富士" 〜関門海峡にEF81は臨む〜 ]
[行橋到着]
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行橋に到着したのは18:47分、中津から20分少々で快適な旅である。
この駅は高架ホームであり、周囲は割と都市的な景観であるように見受けられるが
発展が見られる事は良い事なのだろうが、旅行客としては情緒的な古い駅舎の方が
嬉しいと思うから少々複雑なもので(笑)
まあ、勝手なものだと思う。
大分駅や熊本駅のような大きな駅がその規模の大きさから再開発に時間がかかる
一方、中間駅の方が先に近代化を進めてしまうというのも逆転的で面白い傾向だ。
中津からはバスで耶馬渓、青の洞門などの有名観光地への路線が敷設されているが
この行橋からは平成筑豊鉄道という非電化路線が分岐している。
直方までの42.4km、日田彦山線、筑豊本線への連絡ルートで、お察しの通り
元国鉄線である。
車掌のアナウンスでも乗り換え案内が流れるが、割と便利なルートだから
利用者がいるのかな、と思いホームを見ると、降車客はなし。
代わりに乗車客が数名列車の到着を待っていた。
-----memo-----
*立席。
まあ、立席特急券でこの2列車に乗車できるとは言うものの、指定料金を払って
わざわざ遅い寝台列車にお邪魔する乗客は少ないだろう。
電車特急の自由席、リクライニング・シートでのびのびするのと、
寝台特急の指定席とはいえ、ボックス・シートの、下手をすると先客がくつろいでいる
これから眠ろうとするような席へ「おじゃまします」と言うのとではかなり快適度が異なる(笑)。
国鉄時代末期に出来たこの立席特急券という制度もそろそ見直しを図るべきかもしれない。
利用率の向上を目的とするのなら立席利用客と寝台客の車両を分ける必然があるようにも
思える(閑散期には実施されていると聞くが)。頻繁に電車特急が行き交う現、日豊本線の
現状では、この2列車に区間乗車する意味はほとんどないと思えるから
立席利用者は鉄道ファンか、たまたま乗り合わせた乗客くらいではないだろうかと思える。
--------*--------------
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