旅と鉄路

深町珠

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[東京-西鹿児島1500kmロング・ラン〜寝台特急"はやぶさ"5列車〜(前編)]

[場内進行...]

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[場内進行...]


徐々に、スムーズに減速を続けて富士駅、場内進行。
停止位置にぴたりと止めて。



この富士駅も古いスレート葺きホーム。古レールを再利用した鉄柱も散見される。
駅北側には貨物ホームらしい設備も見え、ワム貨車が数両留置されている。

ここでK君が添乗の予定だから、ホームに降りて見る。

それらしい姿が見えず、はて、乗り遅れたのかいなと思う間もない1分停車(笑)
車掌の手笛が人影まばらなホームに響き、"はやぶさ"は富士駅を発車。

どうしたのだろうか、と思ったが
とりあえず待ち合わせのロビーカーへ行ってみるとK君はにっこりと笑って
手を上げていた。
S君も先着しており、筆者の取り越し苦労だ、と皆で笑い合う。
K君は編成の先の方、3号車の指定券を取ったので筆者の居る12号車からは見通せなかった
とそれだけの理由(笑)。

ロビーカーではまだ先程の宴たけなわ(笑)で、あまりに賑やかなので
S君の下段B個室へ3人で移動する。
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