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〜24系25形"はくつる"11列車〜 2002/11
~24系25形"はくつる"11列車~
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旅鉄 2
[消え行く東北特急を追って 2]
~24系25形"はくつる"11列車~
さて、この11月末で廃止となる24系25形列車の「はくつる」11列車、12列車である。
1964年に走り始めた「はくつる」だが、1968年から1995年までは583系電車で
運行されていたから客車列車としての運用はそれほど長くない。そのためか
筆者などは東北夜行特急というと「ゆうづる」の印象の方が強いが、青函トンネル
開通時に北海道連絡特急「北斗星」に格上げ解消されたので、近年あまり話題にのぼる
事もなかったが..
[はくつる、ゆうづる]
なぜか「はくつる」の方が格上という印象を筆者は感じるが
当時の青森車掌区でもベテランが乗務する率が高かった、とか...
その背景には、増発で発祥した「ゆうづる」には、ローカル線乗務の車掌を急遽
集めて乗務チームを組んだ、などという経緯もあったためだ、とも聞く。
2002年夏、583系電車を使用した臨時「ゆうづる」が運行されてちょっとした話題
となったのは東北本線分断の影響であるが瓢箪から駒、という印象だ。
常磐線経由で、一時は蒸気機関車C62牽引であるとか、ヴァラエティに富んだ
運用車両、最盛期には「ゆうづる14号」などという豪気な列車名まで存在していた
この列車名も消えて久しく、今度はもう一羽の「鶴」が翔び去るという事になろうか。
いずれは想い出となってしまう"二羽の鶴"を見送るような想いで
11列車「はくつる」に乗車する事とした。
---「はくつる・ミニ史」-----
上野-青森間夜行特急として1964年に登場。
当時は客車寝台で、1968年(43・10)で583系寝台電車に置き換え。
後、1994年にふたたび客車化され、現在に至る。
需要の多い時期のみ、寝台電車583系による臨時列車として「はくつる81/82号」
を運転。
国鉄時代を思わせる列車として、鉄道ファンの人気を呼ぶが
2002年12月、整備新幹線法の定めるところにより東北本線盛岡-八戸間が分断、
それに伴いはくつる号は廃止の予定....
--------*------------
[消え行く東北特急を追って 2]
~24系25形"はくつる"11列車~
さて、この11月末で廃止となる24系25形列車の「はくつる」11列車、12列車である。
1964年に走り始めた「はくつる」だが、1968年から1995年までは583系電車で
運行されていたから客車列車としての運用はそれほど長くない。そのためか
筆者などは東北夜行特急というと「ゆうづる」の印象の方が強いが、青函トンネル
開通時に北海道連絡特急「北斗星」に格上げ解消されたので、近年あまり話題にのぼる
事もなかったが..
[はくつる、ゆうづる]
なぜか「はくつる」の方が格上という印象を筆者は感じるが
当時の青森車掌区でもベテランが乗務する率が高かった、とか...
その背景には、増発で発祥した「ゆうづる」には、ローカル線乗務の車掌を急遽
集めて乗務チームを組んだ、などという経緯もあったためだ、とも聞く。
2002年夏、583系電車を使用した臨時「ゆうづる」が運行されてちょっとした話題
となったのは東北本線分断の影響であるが瓢箪から駒、という印象だ。
常磐線経由で、一時は蒸気機関車C62牽引であるとか、ヴァラエティに富んだ
運用車両、最盛期には「ゆうづる14号」などという豪気な列車名まで存在していた
この列車名も消えて久しく、今度はもう一羽の「鶴」が翔び去るという事になろうか。
いずれは想い出となってしまう"二羽の鶴"を見送るような想いで
11列車「はくつる」に乗車する事とした。
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当時は客車寝台で、1968年(43・10)で583系寝台電車に置き換え。
後、1994年にふたたび客車化され、現在に至る。
需要の多い時期のみ、寝台電車583系による臨時列車として「はくつる81/82号」
を運転。
国鉄時代を思わせる列車として、鉄道ファンの人気を呼ぶが
2002年12月、整備新幹線法の定めるところにより東北本線盛岡-八戸間が分断、
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