科学は、如何にしてヒトを幸せにするか～ななの例～

発生生物学

飲料水に、例えば
フタル酸エステルが含まれたりすると、水が
経口で母親に入る。

それが、母親の
ホルモンバランスを狂わせると

心に変調を来たし、攻撃的になったりする。


理由は簡単で、ホルモンを分泌する器官が

その、偽物質がある事で


ホルモン存在、と誤動作して

ホルモンを分泌しなくなってしまうから、である。


それなので、１９８０年代あたりから
そういう、攻撃的な女性が増えた
ひとつの要因であるとされている。


ゆきなのような子供がもし、
母親の中にいれば

その母体のストレスも受けてしまう。


妊娠初期に体内被爆すれば

本来、女の子なのに
ストレスを受けた結果
女の子としての機能に問題が起きたり、
ゆきなのように傷つき易い子供になったりする。


発情しやすくなる傾向も、女性ホルモンが減る事で
相対的に男性ホルモンが支配的になって起こる。

婦人科の癌が増えているのも、関連が疑わしい。


男の子も累乗で、男らしい公平性、論理性が
後退して

感情的になったり、わがままになったりする。

そのせいで、注意欠陥になったりするし


加藤から見ると、変な女の子みたいに陰険で
感情的な男の子ばかりになっているのも


男性としての機能が不足、相対的に偽女性ホルモンが体内にいつもあるから、だったりする。





つまり、病気なのだと加藤は診断する。




ゆきなは、擦り寄ってしまってから恥ずかしい、と

頬を赤らめた。



加藤は「女の子らしくて、とてもかわいいよ」と、優しく言うと

ゆきなは、吐息とともに
加藤に身を預けた。



「私、罪深いんです。幼い頃から。
」