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ただ、人間に優劣はなくて

過ごした時間の蓄積で、記憶の内容が決まるから


過ごした領域で、得意分野が決まるだけ、だった。



コンピュータと比較すると当然に思えるが

方程式を沢山作ってあれば、数値が計算しやすいコンピュータになるし


物体の形が沢山あれば、それを使って
新しい形が書きやすい。



楽器の音が沢山あれば、音楽は作りやすい。




そんな感じで、人の優劣と言うのは
実は時間の問題で



不得手な事でも、時間を掛ければ
誰でも出来るようになるものである。


コンピュータなら、データ転送で出来るが



人間は、あまりそういう事ができないし



地位にこだわる人々にとっては
自分の地位を下げたくないので
自分の得意な事を人に教えたがらなかったりする(笑)。


それで、劣位にある者が
徒党を組んで、優位な者の利益を搾取する構造を
作りたがるのが、ここしばらくの
日本、だった。




そういう差別主義は、もともと日本の文化には
存在していないので


渡来人たちが持ち込んだもの、だったりする。



理論的に、人間に優劣はない、と知っていれば
加藤のように、別に媚びる事なく
楽しく毎日が暮らせるのだが

変な劣等感を持っている人から見ると

加藤に優劣を付けたがったりする(笑)。




それ自身愚かな事なのだが
(そんな事をしている間に仕事をすべきだ)
優劣が決まらないと苛立つ、と言う変な
人々も多い。



つまり、劣等感が強い病的な人々である。



隣国、韓国でも儒教、と言う信仰を
こういう人々は、搾取の構造に変えてしまったりする(笑)。


もともとは、祖先を敬い、自然を愛すべきと言う教典を


目上の人物に服従せよ、と変えてしまったりするので(笑)。




そこから逃れた人々が、日本に来ると
異端者同士で共謀して、日本から
利益を搾取しようとしたりして。


何の事はない、政治家の殆どがそうだったりする。


訳のわからない事を言って、金品を要求したりするのだから
テロリストと大差ない(笑)。


むしろ、正当化しているだけ悪質だ、と

加藤は思ったりするので



その金品、と言うものを
無価値なものにした(笑)と言う訳だ。




それと、神様の薬が効いて


でも、記憶や環境汚染が変わるまでには
50年くらいは掛かるだろうと
加藤も思っていた。



「ななちゃんみたいになぁ」環境汚染のせいで
自分の思考が、売春婦もどきになっている事に気づかないで、見てくれだけに
こだわっている幼い人々は
修道院にでも入らないとわからないだろうから

それも、いい事だろうと
加藤は思った。


愛すべき人々がいない事が、日本が荒む原因なのだ。
  



何の事はないけれど、イジメもこれと
同じで

悪意を持つ者同士が、徒党を組んで

善意の者を攻撃すると言うものだ。



なながLINEなどで、皆の意思を気にするのも
そのせいだけれど



そういう感覚を、加藤は嫌いだったし
そんな女の子を好きにはなれなかった。


でも、それは、女の子のせいではない。
その環境汚染が悪いのだから


環境汚染を壊そう。



そう言う加藤の革命は成功した。



富などと言うような蓄財は、エネルギーには出来ないから


日々の暮らしに事欠く事はないけれど

永遠に貧しくなる事はない。


何よりエネルギーは世界中で価値が同一である。


平等にすべての人々に富を与えるのだ。




例えばテロリストが金品を略奪しようとしても
金品の換金が出来ない(笑)。


金品などと言うものは、エネルギーに換算出来ないので


ゴミと一緒だ(笑)。


眺めて楽しむのは自由なので、本来ある
装飾品の価値に立ち返ったと言える。





そうした意味で、安全面から


金銭を放棄して、エネルギー収支に切り替える
人々や国家も増えたから


テロリストもいなくなった。



金儲けができないので、テロも不要になるのだ。




そして、そんな頃


神様の薬が効いてくる。




心の中の神経に、生き物が本来持っている
生命を守護する性質を蘇らせる、オキシトシン活性を増やす、と言うものだった。



例えば、悪意や敵意は
対象がなければ起こらないものだ。

加藤のように、例えば礼儀を知らない人々から攻撃をされた、時でも


そういう人々は、心を病んでいる。
と、医学的に理解していれば
敵意は起こらないのだ(笑)。


病人に哀れみを持って接するだけ、である。



何となく神父のようでもあるが
信仰ではなく、理論である(笑)。





ななに、それが理解できるとも思わないので
修道院で学ぶのもいいか、と(笑)。



人間は、経験的に覚えた事を
遺伝的に遺す。


なので、動物として生きて来た経験が
誰の中にもあるから


社会の仕組みから逸脱して暴れるのは


肉食動物的な記憶である。


人間は、霊長類の末裔だが
先祖は雑食、つまり


草食動物の性質も持っている。



群れ、つまり
社会の仕組みから逸脱するのが快感、なのは
前述、ハヌマンラングールの例から見ても
妥当で



子供たちや、愚かな年取った子供たち(笑)が

徒党を組んで、イジメをしたり差別するのは
自分が死にたくなくて、攻撃だけをしたいと言う
勝手な理屈であるので、故に魅力的なのだろうと
加藤は思う。


肉を食べて美味しい、と思うのも
実は、攻撃の経験から得たものだ。

それを美味しいと思わなければ
攻撃を好む事もない。


化学的には、食べ物に含まれる
蛋白質の変質したもの、が美味だと
人間は感じているだけの事、だが




それは、ひとそれぞれ。



イジメが好きな人、テロリスト、危険ドラッグが好きな人々。



みんな、その快感で生きているのだが
すべて逸脱で


社会の仕組みから外れる事が楽しい、と言う
異常な心理であり

社会の中に、大切な、守るべきものがないから
逸脱できるのである。



もし、テロリスト集団の中に


都市に愛すべき人々がいるなら
その人々を危険に冒してまでテロリスト
にはならないだろうし


危険ドラッグとて同様である。


イジメもそうで、卑怯な行動を
歎き悲しむ人々がいればできないし
なにより、正義感があればできないものである。






と、加藤を経験からそう思う。




加藤自身、サラリーマンだった頃
係長になった。



転覆させた国営企業だったが

官僚に取り入って、課長に天下って来たのが
渡来人2世の男で、松本、と言う男だった。


松本は早速、部下イジメを始めた。



それが指導だと言って。



加藤は、気が進まなかったので


イジメには荷担しなかった。



そうすると、加藤が
イジメられたが


加藤は、例によって
イジメなど無視していれば気にならないと
言うタイプ(笑)。



松本は、怒り狂ったが

加藤には、なぜ怒るのかわからなかった(笑)。



正義感から、イジメは間違いだと
確信していたので、松本の行動を

全て、中央官庁に報告した(笑)。




松本の怒りは、増幅したが
加藤は、何で怒っているのかわからない(笑)。




悪い事をしなければいいのだ。
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