世界はどこへ行くのだろう？～いくつかの国、ひとのキモチ～

dharma

「だけどねぇ、１９５０年代で

世界の歴史が変わってしまった、と言っても
向こうの世界は、何も変わっていないのだろう？」ドイツの神様は
苦笑いしながら、車窓を眺めた。

サンライズ出雲編成は、布原信号。
かつて、貨物機関車D51の３重連、と言って

機関車３両で荷物を輸送した、急勾配の峠。


今は、電車ですいすいと登れるが。





向こうの世界の、似て非なる世界では
相変わらず、下らない侵略争いを続けているのだろうけれど



それは、別世界の出来事だから
何もしなくてもいい。



理論的には、自主統治だから
そっちはそっちの神様、に
任せればいい。




そうなんだけど、それで
いいのかなぁ（笑）なんて



ドイツの神様は、なーんとなく割り切れない。



心のどこかにある、正義感みたいなものが
ちょっと、不満な気持ちを持ったり。



でも、それは、向こうの人々が決める事。



「そうなんだけどね
」