上 下
11 / 63
第参章 葛藤

咆哮

しおりを挟む
しおりを挟む
感想 12

あなたにおすすめの小説

「黒炎の隼」

蛙鮫
ファンタジー
人々を襲う怪物。忌獣を一人で討伐し続ける青年。松阪隼人。そんな彼がとあるきっかけで忌獣を討伐する組織『忌獣対策本部』の戦闘員を育成する学園『金剛杵学園』に入学する事になる。

濡れ羽色に輝く片翼の戦士

しゃもん
ファンタジー
翼を持った天空人の父と翼を持たない人である母との間に生まれたメリル。 実母が下界で亡くなった後、翼を持つメリルは父親に引き取られた。 引き取られた当初はハーフと言うことで天空人の間で蔑まれていたが、父の類まれな魔力を引き継ぎ軍で頭角を現したおかげで、現在(いま)は恋人とウハウハ状態だ。 でも天界で起こった反乱に巻き込まれて片翼を失った彼女は・・・。そんなメリルの波乱の物語。

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

フィライン・エデン Ⅱ

夜市彼乃
ファンタジー
 再び一年巻き戻った人間界とフィライン・エデン。  雷奈の出生の秘密を手掛かりに、時間ループの真相を探ろうとする一方、フィライン・エデンでは希兵隊に近づく謎の人物が……。  希兵隊に訪れた波乱の先に待ち受けるものとは、三年前の侵攻とは、そしてチエアリを牛耳っていた黒幕の正体とは?  激闘の第二部、開幕!

後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~

菱沼あゆ
キャラ文芸
 突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。  洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。  天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。  洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。  中華後宮ラブコメディ。

婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです

青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。 しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。 婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。 さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。 失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。 目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。 二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。 一方、義妹は仕事でミスばかり。 闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。 挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。 ※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます! ※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。

世界を支配する悪い魔女は こっそり気紛れの人生を過ごすことにした ~可愛い勇者に倒して貰うまで~

白山 いづみ
ファンタジー
「師匠、人は死んだら、どこに行くの?」 「うーん……『お星様になるんだよ』っていうのが、昔々からの定番かしらね」 「星って、この空いっぱいの星?」 「そう。だからいつでも一緒ってこと」 「でもそれって、見えてるけど、離れてるよ。それじゃあ嫌なの」 「そうねぇ……でも、100年……300年先に流れ星は落ちてくるから、また会えるわよ」 「師匠は、また会えたことがあるの?」 「ええ。だから、元気だして。私の可愛い魔法使いさん」 「……師匠がそう言うなら……。私も、流れ星を待つよ」 「遠い時の先、あの子の魂が、またこの地に降ってくる。……迷わず生きなさい。あなたの存在をかたどるものは、あなたの魂、そのままなのだから」 「……うん、ありがとう。師匠」  300年前。  巨大な羽根蛇に乗った魔法使いが、戦争の地を水で沈め、2つの国を滅ぼした。  小さな戦争には魔物を、大きな戦争には洪水をおこす、災厄の魔法使い。  やがて、人々は彼女をこう呼ぶようになった。  『世界を支配する魔女』――と。  星を見上げ続けた魔女は長い時間に飽きて、別の人間として世界に紛れることにした。  記憶を封じて性別も変え、普通の人間として生きる時間。  しかしその間に、流れ星はすぐ近くに落ちてきていた。  遠くない未来、魔女を倒すことになる、少年の姿をして。

異世界隠密冒険記

リュース
ファンタジー
ごく普通の人間だと自認している高校生の少年、御影黒斗。 人と違うところといえばほんの少し影が薄いことと、頭の回転が少し速いことくらい。 ある日、唐突に真っ白な空間に飛ばされる。そこにいた老人の管理者が言うには、この空間は世界の狭間であり、元の世界に戻るための路は、すでに閉じているとのこと。 黒斗は老人から色々説明を受けた後、現在開いている路から続いている世界へ旅立つことを決める。 その世界はステータスというものが存在しており、黒斗は自らのステータスを確認するのだが、そこには、とんでもない隠密系の才能が表示されており・・・。 冷静沈着で中性的な容姿を持つ主人公の、バトルあり、恋愛ありの、気ままな異世界隠密生活が、今、始まる。 現在、1日に2回は投稿します。それ以外の投稿は適当に。 改稿を始めました。 以前より読みやすくなっているはずです。 第一部完結しました。第二部完結しました。

処理中です...