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———朝が来るのってこんなに早かったっけ………。
結衣と『葵に伝える』と約束したが、まさか電話やラインで伝えるのも………。そう思うが葵が今どこに居るのかも分からない。わざわざ着替えを持っていたのだからすぐに帰ってくるとも思えない。
———後三日で夏休み終わるのに………。
取り敢えず朝になったら葵に電話するつもりでいた。
———その前に………ラインしてみようかな………
スマホを持つ手が緊張で微かに震える。
———なんて送ろう………
文章を作っては消し、消してはまた作る。
結局『話がある』と一言だけ送り「ふぅ…」とため息をついた。この一言だけに一時間以上費やしていた。
今度はそれを葵がちゃんと見てくれるか気になって、数分おきに『既読』がつくかを確かめ始める。
気を逸らすために問題集を広げてみるが、全く手に付かない。
———俺……本当に嫌われたかな………。
俊輔はため息をつき問題集の上に倒れ込んだ。
藤井がいなくなった部屋で葵はソファーに横たわりぼんやりしていた。
夏休みの終わりは絶対課題が残るからバイトは入れるなと、俊輔に言われていたおかげでもうバイトの予定も無く藤井は一人で店に向かった。
そして案の定、課題は残っているが昨日の俊輔との騒ぎで一切持ってきていなかった。
———課題……どうしようかな………。
何となく放ったらかしだったスマホを手に取り、溜まっているラインを開くとピンを刺してある俊輔の名前の横に着信のマークが……。
———俊………
心臓が一気に高鳴る。
———昨日の事……怒ってラインしてきたのかな……。俺……相当余計な事言ったよな……。
気になるが怖くて開けない。
———ヤバイ……心臓痛い……まさか⁉︎———発作起こして…とかは無いよな……。
一人で悶々と考えるうちに余計開けなくなる。ああでも無いこうでも無いと考えるうちに時間だけが過ぎ
「ああー‼︎もう面倒くさい‼︎」
そう叫んでラインを開いた。
———『話がある』———
———…………それだけ……?こんなに悩んだのに⁉︎……
「その話を送れよ‼︎」
一人で文句を言うが、しかし今度はその『話』が怖くて返信ができない……。
そしてまたああでも無いこうでも無いと考え始める……。
「俺って……こんなにヘタレだっけ………」
葵は以前ゲームセンターで取ってきたぬいぐるみに顔を埋め
「俊に……会いたい……」
ポツリと呟いた。
結衣と『葵に伝える』と約束したが、まさか電話やラインで伝えるのも………。そう思うが葵が今どこに居るのかも分からない。わざわざ着替えを持っていたのだからすぐに帰ってくるとも思えない。
———後三日で夏休み終わるのに………。
取り敢えず朝になったら葵に電話するつもりでいた。
———その前に………ラインしてみようかな………
スマホを持つ手が緊張で微かに震える。
———なんて送ろう………
文章を作っては消し、消してはまた作る。
結局『話がある』と一言だけ送り「ふぅ…」とため息をついた。この一言だけに一時間以上費やしていた。
今度はそれを葵がちゃんと見てくれるか気になって、数分おきに『既読』がつくかを確かめ始める。
気を逸らすために問題集を広げてみるが、全く手に付かない。
———俺……本当に嫌われたかな………。
俊輔はため息をつき問題集の上に倒れ込んだ。
藤井がいなくなった部屋で葵はソファーに横たわりぼんやりしていた。
夏休みの終わりは絶対課題が残るからバイトは入れるなと、俊輔に言われていたおかげでもうバイトの予定も無く藤井は一人で店に向かった。
そして案の定、課題は残っているが昨日の俊輔との騒ぎで一切持ってきていなかった。
———課題……どうしようかな………。
何となく放ったらかしだったスマホを手に取り、溜まっているラインを開くとピンを刺してある俊輔の名前の横に着信のマークが……。
———俊………
心臓が一気に高鳴る。
———昨日の事……怒ってラインしてきたのかな……。俺……相当余計な事言ったよな……。
気になるが怖くて開けない。
———ヤバイ……心臓痛い……まさか⁉︎———発作起こして…とかは無いよな……。
一人で悶々と考えるうちに余計開けなくなる。ああでも無いこうでも無いと考えるうちに時間だけが過ぎ
「ああー‼︎もう面倒くさい‼︎」
そう叫んでラインを開いた。
———『話がある』———
———…………それだけ……?こんなに悩んだのに⁉︎……
「その話を送れよ‼︎」
一人で文句を言うが、しかし今度はその『話』が怖くて返信ができない……。
そしてまたああでも無いこうでも無いと考え始める……。
「俺って……こんなにヘタレだっけ………」
葵は以前ゲームセンターで取ってきたぬいぐるみに顔を埋め
「俊に……会いたい……」
ポツリと呟いた。
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