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第一章
パートナーの数
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「はっ、そうでした! 時間、あまり残ってないですよね?」
相談客が部屋の中にある時計に目をやった。
「あと四〇分くらいね。大丈夫、相談は何度でも受け付けるから、今日聞けなかったことは今度聞けばいいわ」
アイリスは相談客を安心させるためにそう言ったのだろうが、そもそも脱線して時間を浪費する原因を作ったのは彼女だと思う。
「あの……ものすごい不躾な質問で申し訳ないのですが、所長さんやアーベルさんは相手の方とどのくらいの頻度で、その、コミュニケーションを取られているのでしょうか?」
アイリスに影響されてきたのか、相談客の質問もぶっちゃけたものになってきた。
「幸か不幸か、私はフリーなのよね。まだおかしくなっちゃうまでには間があると思うけど、お望みなら『契約』さえしてくれれば私がお相手してもいいわよ」
いきなり自分をアピールしてきたよ、この人は。
根っからのツッコミ待ち体質なのではないかと思えてきた。
「私は……ここで仕事をしていないときは大抵パートナーの誰かとは一緒にいる。私にとっては飽きるような相手ではないし、楽しませてもらっている、というところでしょうか」
「はあ……タフなのですね」
私の答えに相談客が感心している。
何か勘違いしているような気もするが、こちらもルールに基づいて正直に答えたつもりだ。
敢えて言えば精霊や私のような魂霊に「タフ」という言葉はそぐわないと思う。
こちらに移住してから肉体的な疲労というものを感じたことがないのだ。
そもそも精霊や魂霊には肉体的な疲労というものが存在しないらしく、身体ならいくらでも続けて動かすことができる。
その一方で、人だったころと比べればそれほどではないが、精神的な疲労を感じることはある。
アイリスのボケもその一つだったりするのだが……
「一応言っておくけど、精霊や魂霊には肉体的な疲労は存在しないから、その意味で疲れるってことはないのよ」
今度のアイリスの説明は正しい内容だ。この人、正しいこととボケの落差が結構あるから性質が悪いんだよな。
「なるほど。それは魅力的……だと思います。はぁ……」
相談客がため息をついた。
「ずっと仕事がきつくって、今日ここへ来るのもフラフラになりながらだったんですよ。もうちょっと交通の便の良いところにあると助かるのですが……」
相談客の彼がそう言うのも無理はないと思う。
ただ、目立つところに「ケルークス」のような施設があると、存在界の警察とか場所によっては軍とかに目を付けられる。
彼らは相談客が訪れないよう対策をしてくるだろうから、かえって相談に行きにくくなるのが困ったところだ。
「そうしたいのはやまやまだけど、うちも場所を変えられない事情があるのよね。そこは何とかして欲しいかな」
アイリスもそれ以上のことは言えないのだろう。
この後しばらくは、相談客の愚痴に付き合うことになった。
どうやらかなりストレスが溜まっていたようだ。
望んでもいない重要プロジェクトの責任者を押し付けられ、休みもロクに取れない状況らしい。
上司や顧客からの要求ばかりが積み上がる一方で、それを実現するための資源は与えられない。
まあ、よくある話だ、と思う。
私などは喜んで退場する場面だが、彼の場合は生活などもあるのだろう。
話しぶりからすると、家庭もあるようだ。
私の口からは言えないが、家庭を持っている人の移住はおススメしない。
親兄弟はいいとしても、最低限妻子が移住を受け入れることが必要だと思う。
アイリスはどう判断するかな、と私が考え出したところでようやく相談客の愚痴が治まった。
「あ、そうだ。こちらのアーベルさんはさっき『パートナーの誰かとは』って言い方をされていましたよね?」
「ああ、そうでしたね」
相談客は愚痴を止めるといきなり私に質問してきたが、私の言葉をよく覚えていたなと感心してしまった。
「普通、パートナーの数って何人くらい持ってもいいものなのですか?」
「アーベル、あなたの例を説明して」
「私は、現在は四名━━単位は『名』でよかったのかわからないが……━━になりますね。私にとってはちょうどよい数だと思っています」
「はあ……お盛んなことで……」
また相談客が感心した様子を見せた。
情報がないから正確なところはわからないが、四名というのは平均よりは少なかったはず。
えっ?! 平均は分布の姿が見えないからわからない?
中央値、最頻値はどっちも六人か七人くらいの印象なのだが。
「四人なんてまだまだ、というかアーベルもあと一〇人かニ〇人くらい引き受けない?」
相談客を無視してアイリスが私の方に身を乗り出してきた。
「……さすがに精神が持たないのでいいです」
「うーん、アーベルは欲がないわね。ちなみに多い人だと一〇〇〇人くらい相手にしているわよ」
残念そうな表情を見せた後、アイリスが相談客の方に向き直って答えた。
「せ、一〇〇〇人? お城にでも住まないと入りきらないですよ! 生活費だって……ムリですっ!」
そうなるな、と私も思う。もっとも精霊界では思いっきりズレまくった心配なのだが。
精霊界で普通に暮らしてくのに稼ぎなど必要ないので生活の心配は無用なのだが、恐らくそのあたりの説明はまだなのだと思う。
ちなみに住居に関しても心配は要らない。それでも一〇〇〇人を相手にしようと思わないけど。
「正直なところ、一〇〇〇人相手にする移住者が沢山いたところでまだまだ足りないから、相手にできるのなら何人でもいいのよ。むしろ私としてはそっちの方がありがたい!」
アイリスの口からは本音がだだ漏れになっている。ただ、実際にやったら後で大変なことになるのではないかと思うのは私だけではないはずだ。
「すみません、平均的な例を教えてもらえないでしょうか? こっちは日本人なので一夫多妻制とかハーレムとかって馴染みがないんです!」
相談客もアイリスがふざけていると思ったのか、少し口調が厳しくなってきた。
「平均かぁ……六人から一〇人くらいが多い、って印象ね。うちの他の相談員もそんな感じだと思う」
「結構多いのですね……大丈夫なのですか?」
相談客は疑わし気だ。確かにアイリスの言動を見ていると疑いたくもなるだろう。
ただ、今回のアイリスの言葉はある程度事実だ。
私の知る限り、半数の相談員のパートナー数はアイリスの言う範囲に収まっている。
「実際に相手をしていて今まで問題はないわ。今はいないけど、今度来たときに該当する相談員がいたら話をさせるわ」
「わかりました。そのときはよろしくお願いします」
相談客が「そのときは」なんて言ったから、次回はなさそうだな、と私は思ってしまった。
「そろそろ時間だけど、今日のところはこれでいいかしら?」
「あ、はい。ありがとうございました」
相談客が頭を下げた。
アイリスと私とで相談客を入口まで送っていく。
念のため、入口から周囲を見回して他に人がいないのを確認する。
相談客が見つかると厄介なことになるからだ。
相談客を送り出したところで、今回の相談は終了だ。
精霊界への移住を勧めるという観点からは、あまりよろしくない内容だったような気もするが今回のケースはこれで良かったと思う。
相談員は相談客に移住した方がいいとか、しない方がいいとかを言うことができないのだけど、今回の相談客は「少なくとも今の時点では」移住しない方がいいように思えたからだ。
入口の扉を閉めて私とアイリスは「ケルークス」に戻った。
「お疲れ様、アーベル。やっぱり相談員がいると話が進んで助かるわぁ」
アイリスが相談の前に陣取っていた奥の方の席に戻った。何故か満面の笑みを浮かべている。
どう考えても今回、私が相談に参加したことで話が進んだとは思えない。
ただ、アイリス一人だと話が脱線したままレールに復帰しないので、それよりはマシだったのかもしれない。
相談員の制度ができる前の相談はどんな感じだったのだろう? と考えて私は頭を抱えたい気分になった。
このあたりの感覚は魂霊となった今でも残されているらしい。
相談客が部屋の中にある時計に目をやった。
「あと四〇分くらいね。大丈夫、相談は何度でも受け付けるから、今日聞けなかったことは今度聞けばいいわ」
アイリスは相談客を安心させるためにそう言ったのだろうが、そもそも脱線して時間を浪費する原因を作ったのは彼女だと思う。
「あの……ものすごい不躾な質問で申し訳ないのですが、所長さんやアーベルさんは相手の方とどのくらいの頻度で、その、コミュニケーションを取られているのでしょうか?」
アイリスに影響されてきたのか、相談客の質問もぶっちゃけたものになってきた。
「幸か不幸か、私はフリーなのよね。まだおかしくなっちゃうまでには間があると思うけど、お望みなら『契約』さえしてくれれば私がお相手してもいいわよ」
いきなり自分をアピールしてきたよ、この人は。
根っからのツッコミ待ち体質なのではないかと思えてきた。
「私は……ここで仕事をしていないときは大抵パートナーの誰かとは一緒にいる。私にとっては飽きるような相手ではないし、楽しませてもらっている、というところでしょうか」
「はあ……タフなのですね」
私の答えに相談客が感心している。
何か勘違いしているような気もするが、こちらもルールに基づいて正直に答えたつもりだ。
敢えて言えば精霊や私のような魂霊に「タフ」という言葉はそぐわないと思う。
こちらに移住してから肉体的な疲労というものを感じたことがないのだ。
そもそも精霊や魂霊には肉体的な疲労というものが存在しないらしく、身体ならいくらでも続けて動かすことができる。
その一方で、人だったころと比べればそれほどではないが、精神的な疲労を感じることはある。
アイリスのボケもその一つだったりするのだが……
「一応言っておくけど、精霊や魂霊には肉体的な疲労は存在しないから、その意味で疲れるってことはないのよ」
今度のアイリスの説明は正しい内容だ。この人、正しいこととボケの落差が結構あるから性質が悪いんだよな。
「なるほど。それは魅力的……だと思います。はぁ……」
相談客がため息をついた。
「ずっと仕事がきつくって、今日ここへ来るのもフラフラになりながらだったんですよ。もうちょっと交通の便の良いところにあると助かるのですが……」
相談客の彼がそう言うのも無理はないと思う。
ただ、目立つところに「ケルークス」のような施設があると、存在界の警察とか場所によっては軍とかに目を付けられる。
彼らは相談客が訪れないよう対策をしてくるだろうから、かえって相談に行きにくくなるのが困ったところだ。
「そうしたいのはやまやまだけど、うちも場所を変えられない事情があるのよね。そこは何とかして欲しいかな」
アイリスもそれ以上のことは言えないのだろう。
この後しばらくは、相談客の愚痴に付き合うことになった。
どうやらかなりストレスが溜まっていたようだ。
望んでもいない重要プロジェクトの責任者を押し付けられ、休みもロクに取れない状況らしい。
上司や顧客からの要求ばかりが積み上がる一方で、それを実現するための資源は与えられない。
まあ、よくある話だ、と思う。
私などは喜んで退場する場面だが、彼の場合は生活などもあるのだろう。
話しぶりからすると、家庭もあるようだ。
私の口からは言えないが、家庭を持っている人の移住はおススメしない。
親兄弟はいいとしても、最低限妻子が移住を受け入れることが必要だと思う。
アイリスはどう判断するかな、と私が考え出したところでようやく相談客の愚痴が治まった。
「あ、そうだ。こちらのアーベルさんはさっき『パートナーの誰かとは』って言い方をされていましたよね?」
「ああ、そうでしたね」
相談客は愚痴を止めるといきなり私に質問してきたが、私の言葉をよく覚えていたなと感心してしまった。
「普通、パートナーの数って何人くらい持ってもいいものなのですか?」
「アーベル、あなたの例を説明して」
「私は、現在は四名━━単位は『名』でよかったのかわからないが……━━になりますね。私にとってはちょうどよい数だと思っています」
「はあ……お盛んなことで……」
また相談客が感心した様子を見せた。
情報がないから正確なところはわからないが、四名というのは平均よりは少なかったはず。
えっ?! 平均は分布の姿が見えないからわからない?
中央値、最頻値はどっちも六人か七人くらいの印象なのだが。
「四人なんてまだまだ、というかアーベルもあと一〇人かニ〇人くらい引き受けない?」
相談客を無視してアイリスが私の方に身を乗り出してきた。
「……さすがに精神が持たないのでいいです」
「うーん、アーベルは欲がないわね。ちなみに多い人だと一〇〇〇人くらい相手にしているわよ」
残念そうな表情を見せた後、アイリスが相談客の方に向き直って答えた。
「せ、一〇〇〇人? お城にでも住まないと入りきらないですよ! 生活費だって……ムリですっ!」
そうなるな、と私も思う。もっとも精霊界では思いっきりズレまくった心配なのだが。
精霊界で普通に暮らしてくのに稼ぎなど必要ないので生活の心配は無用なのだが、恐らくそのあたりの説明はまだなのだと思う。
ちなみに住居に関しても心配は要らない。それでも一〇〇〇人を相手にしようと思わないけど。
「正直なところ、一〇〇〇人相手にする移住者が沢山いたところでまだまだ足りないから、相手にできるのなら何人でもいいのよ。むしろ私としてはそっちの方がありがたい!」
アイリスの口からは本音がだだ漏れになっている。ただ、実際にやったら後で大変なことになるのではないかと思うのは私だけではないはずだ。
「すみません、平均的な例を教えてもらえないでしょうか? こっちは日本人なので一夫多妻制とかハーレムとかって馴染みがないんです!」
相談客もアイリスがふざけていると思ったのか、少し口調が厳しくなってきた。
「平均かぁ……六人から一〇人くらいが多い、って印象ね。うちの他の相談員もそんな感じだと思う」
「結構多いのですね……大丈夫なのですか?」
相談客は疑わし気だ。確かにアイリスの言動を見ていると疑いたくもなるだろう。
ただ、今回のアイリスの言葉はある程度事実だ。
私の知る限り、半数の相談員のパートナー数はアイリスの言う範囲に収まっている。
「実際に相手をしていて今まで問題はないわ。今はいないけど、今度来たときに該当する相談員がいたら話をさせるわ」
「わかりました。そのときはよろしくお願いします」
相談客が「そのときは」なんて言ったから、次回はなさそうだな、と私は思ってしまった。
「そろそろ時間だけど、今日のところはこれでいいかしら?」
「あ、はい。ありがとうございました」
相談客が頭を下げた。
アイリスと私とで相談客を入口まで送っていく。
念のため、入口から周囲を見回して他に人がいないのを確認する。
相談客が見つかると厄介なことになるからだ。
相談客を送り出したところで、今回の相談は終了だ。
精霊界への移住を勧めるという観点からは、あまりよろしくない内容だったような気もするが今回のケースはこれで良かったと思う。
相談員は相談客に移住した方がいいとか、しない方がいいとかを言うことができないのだけど、今回の相談客は「少なくとも今の時点では」移住しない方がいいように思えたからだ。
入口の扉を閉めて私とアイリスは「ケルークス」に戻った。
「お疲れ様、アーベル。やっぱり相談員がいると話が進んで助かるわぁ」
アイリスが相談の前に陣取っていた奥の方の席に戻った。何故か満面の笑みを浮かべている。
どう考えても今回、私が相談に参加したことで話が進んだとは思えない。
ただ、アイリス一人だと話が脱線したままレールに復帰しないので、それよりはマシだったのかもしれない。
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