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バルバトスの鎧を求めて

アングレカム湖の底

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 オレたちはツバキ雪山を登ってゆく。その先にあるアングレカム湖を目指して登る。
山の坂は雪のせいですべりやすく慎重に登ってゆく。
坂は緩やかな時もあればきつい傾斜の時もある。時に雪にありを取られながらも前と進んで行く。
時には崖のようなところを通ったりもした。
登っている途中、魔物と遭遇し交戦する。オレと清姫と頼光で初めて連携をして魔物を倒し、それからも何度も魔物と遭遇しながらも山を登ってゆく
頼光の案内により近道を通って、ついにアングレカム湖へ到着した。

「よし!到着!」

この時期のアングレカム湖は頼光が言った通り、湖の表面が凍っていた。
これからオレはビームサーベルを使い、湖の氷を切り裂いて湖の中に入ろうと思う。水は冷たいだろうが、行くしかない。
清姫と頼光はアングレカム湖の周辺の調べ、警戒するために別行動することになった。

オレは湖の底へ行くためにまずはビームサーベルを取り出して力を通して刀身を発生させ、湖の氷をビームサーベルで突く。
最初は氷の中にビームは入っていかなかったが、しばらくしてビームの熱で氷が溶け出しビームが氷の中へと入っていく。オレはビームサーベルに送る力を少しずつ増やして出力を上げてゆく。ある程度まで出力を上げ、氷がビームサーベルの柄まで来たところで少しずつ円を描くように動かし行く。

そして、円を描き終えたところでビームサーベルをしまい。その後、円状にくりぬいた。氷をスラスターを吹かして沈み込ませてオレは湖の中へと入っていった。

 湖の中の水は、物凄くきれいで透き通っていてそこまで見渡せそうだ。ただし、水はきれいだけど水温が物凄く冷たい。魔族になってさ寒いのを感じにくくなっていても冷たいのは普通に感じる。これなら早く、湖の底を調べて上がった方がよさそうだ。

 オレはスラスターを吹かしつつ湖の底へ潜ってゆく、そして、湖の底に着きしだい探索を開始した。
冷たい水の中、ある意味、自殺行為とも取れる行動を取りながらも湖の底を探る。
湖の端の方から時計周りで調べてゆく。
しかし、あるのは岩や木くずが散乱しているばかりでバルバトスの鎧を安置されているような場所へ続くような穴や扉は見つけられなかった。
今度は湖の中心部を探索しようと中心部へと泳ぐ。

湖の底は中心部へと向かう途中も岩や木くずばかりである。木くずを動かしてみてその下に何かにか調べながら中心部へと向かい。
そして、中心部へと着いた。そこには・・・・・・・、

「ここもあるのは岩や木くずだけ・・・・・・・」

本当に何もないのだろうか?もう少し探るとするか。

オレは諦めず湖の底を調べる。岩を動かしたり、木くずのけたりして調べまくる。ここでふと思うようになある。
これまでやって魚が一匹も出てこないのである。ここは水が澄んで綺麗なのに魚が出てこない。岩や木くずを動かした場所には魚が住処にしていそうな場所も何個かあったなのに魚が一匹も出てこない。これはいったいなぜだ。この答えはすぐに見つかった。

 突如、水の流れるのを感じ、ふと後ろに気配を感じて振り向きながらスラスターを吹かして横へ移動する。オレがさっきいた場所をドラゴンのような頭を持ち亀の甲羅みたいなものが通っていった!

 あれはいったいなんだ!もしかしてあいつがこの湖の生き物をすべて食ったなんて冗談は無いだろうな。それにさっきから湖の水が変だ。あいつが現れてから急に水が流れ始めたぞ!中心部へと水が流れる!

 オレは水の流れる方向へと体を向ける。向けた先には、さっきにはなかった穴があり、どうやらドラゴンなのか亀なのかわからないやつはこの穴から出て来たと見て間違いない。それにしてもこのままでは奴に食われてしまう。スラスターを使って避けても避けても何度でも奴はオレを狙う。
奴から逃げようにも水中ではあちらの方が速い、さらに突入した穴に向かおうにも奴がいるため向かうことができない。
現在、戦おうにもビームサーベルは水中ではまともに刀身が形成できない。

 やはり逃げるしかない。でも逃げ道は・・・・・・・、そうだ、あいつが出て来たところなら別のところにつながっているかもしれない。そこに賭けるしかない!

オレは水の流れに乗り奴が出て来た穴へと向かう。奴から攻撃を受けるとき穴の方へとはじかれるよう。奴からの攻撃を受け、見事に穴がある方にはじかれ、穴の中へと入っていった。
穴をしばらく進むと穴は下向きから横へ向きを変え次に上へと向きを変えた。穴の先には地上へと出られる穴が存在し、そこからオレは水上へ出て、地上へと上がった。
地上に上がった先はどこかの洞窟だった。奴がこちらに来るのは時間の問題、オレは急ぎ洞窟の奥の方へと走ってゆく。奥に向かって走っていると水中から何かが出てくる音と、鳴き声が洞窟中に響く。どうやら奴がオレが湖ではなくこちらに逃げたのを確信して追いかけてきているようだ。オレは奴から逃げるためさらに奥へ突き進む。
そして、オレは洞窟内の大きな場所へと出た。そこには奴の寝床らしき場所と、聖域らしき場所へと続きそうな立派な扉が存在した。こちらへと近づく音と奴の鳴き声がドンドンと大きくなっていき。オレは迷わず扉を開けて中に入る。

立派な扉を開けた先には・・・・・・・、周りが完全に凍っている遺跡だった。
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