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王都異変
王都下水スライム退治 間引き
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下水道に降りてすぐに俺たちは騎士と遭遇した。
この騎士は王都の下水出口からやってきたという。そして、下水出口には結界が張られていてそこか水だけが流れ出るようになっていた。
今は騎士一人だけだが他にはいないのか?
「他に下水道に降りてきている騎士はいないのか」
「仲間が4人います。今は原因を調べるために散開して探っています」
下水に入ってきて散開してスライムの氾濫の原因を探っているらしい。
こちらはスライムを間引くことが目的で原因を調べる。目的は同じところがある。なら一緒に原因を探ることはできないだろうか。
そのことを騎士に提案すると、
「すみません。無能な冒険者と一緒に行動できません。それでは。ああ、それと今の攻撃はわざと上には報告しません」
そう言って騎士は俺たちの前から去っていった。
無能!?俺たちが無能だと、OK、オーケー、オーケーケー、王都騎士団のどこに所属しているかわからんが、ようはこいつ俺たちをなめ腐っているんだな。いいだろう。あとで見とけよ。
ライラもヒルロップもエリンもこの騎士の言い分に頭にきているのかこめかみがピクピクと動いていた。
「野郎ども!スライムを倒して倒して倒しまくって、原因を突き止めるぞ!」
「その話乗った」
「本来は協力して捜査した方がいいのですが、相手が拒否した以上は何も言えませんね」
「わしも重い腰を起こしてやるかのう」
よし、まずはスライムの間引きをする。
通常のスライムはゲーム時代、スキル《レーダーサイト》に反応するモンスターだった。
スキル《レーダーサイト》を使った人がいると使った人に対して攻撃的になる。ただし、向かってくるのはスキル《レーダーサイト》を使っている間だけ向かってくる。
それを利用して一気にスライムをたたく。
そのためにヒルロップとエリンに大量の爆弾を渡す。これらを使ってスライムを一網打尽にする。
二人に渡したのはアイスボムとフレアボム。アイスボムで凍らせて侵攻を速度を落とし、フレアボムで一網打尽にする。
さらにブーストアイテムを使い速度と防御力をアップさせる。
俺とライラはブーストする必要はない。スライムが束になってかかってきてもダメージは与えられない。
準備は整った。
3人の同意を得て、スキル《レーダーサイト》を使用した。
スキル《レーダーサイト》のおかげで、今いるスライムの位置がまるわかりだ。
そして、スキル《レーダーサイト》に反応してスライムたちが一斉にこっちに向かってきている。
こちらに向かってこない点がいくつもある。
多分これは、下水道に降りてきた騎士たちと上位種のスライムだろう。
まさか上位種のスライムがすでにいたとは、予想通りだ。
2方向からスライムが来る。北と南に下水道は続いている。
まずは南から来た。そこにはヒルロップとライラがいる。
ライラが魔法を使う。
「くらいなさい。太陽の輝き、メガサンビィィィィィム!」
なんだろう。ものすごくルビが違うよなことを言っているような。
アペンディクスより太い灼熱の閃光がスライムたちを一気に蒸発させていく。
こちらも負けていられない。
そして、北側からもスライムが来た。さらにさっき別れた騎士もつれてきた。
「どうしたんだこいつら!?誰か助けてくれ~」
そう言ってこちらに走ってくる。
はっきり言って邪魔だ。これでは攻撃できない。
「お~い!助けてくれ~」
さっき貶してたくせによく言うぜ。
俺は騎士ごと撃ちぬく気満々だった。そこでエリンが動き、騎士を射線上から退避させた。
プラズマチャージショットを撃つ。
撃ち漏らしをエリンがアイスボムを投げて凍らせる。
チャージしながらフレアボムを投げて撃ち漏らしたスライムたちを倒す。
それを何回も繰り返す。
その甲斐あって、間引きはほとんどできたといっていい。
スキル《レーダーサイト》をカットしてスライムをおとなしくさせる。
「あれ?おとなしくなった?」
「ということは、間引きができたということだね。テレサ君、お疲れ」
あまり疲れたって感じはしないが大量のスライム襲われているせいか精神的に少しまいる。
スライム退治、というか間引きは終わった。あとは原因の究明と、《レーダーサイト》を使って分かった。スライム上位種の討伐。スライムは上位になるにつれて攻撃的になる。時に逃げる上位種がいるが、そう簡単には出会えたないだろう。もし出会えたらラッキーだ。あれは経験値がたくさん手に入る。メ〇ルスライムとかはぐ〇メタルみたいとかいうなよ。マジでそうなんだから。
「よし、《レーダーサイト》使って分かったんだが、北側に行くにつれて、強い個体がいるようだ」
「スライムの上位種ですか」
「そうか、ついでに倒しておこうかのう」
「なら行きましょ」
それから北に向かおうとしたその時、
「待ちなさい」
騎士に声をかけられて待て言われたが、あれだけのことを言ったのだ俺たちはこの騎士のことを気にしないことにした。エリンも邪魔だったからどかすために助けたに過ぎない。
俺たちは騎士の前から立ち去った。
騎士も俺たちを追ってきたが、速度上昇させていたため追いつけなかった。
この騎士は王都の下水出口からやってきたという。そして、下水出口には結界が張られていてそこか水だけが流れ出るようになっていた。
今は騎士一人だけだが他にはいないのか?
「他に下水道に降りてきている騎士はいないのか」
「仲間が4人います。今は原因を調べるために散開して探っています」
下水に入ってきて散開してスライムの氾濫の原因を探っているらしい。
こちらはスライムを間引くことが目的で原因を調べる。目的は同じところがある。なら一緒に原因を探ることはできないだろうか。
そのことを騎士に提案すると、
「すみません。無能な冒険者と一緒に行動できません。それでは。ああ、それと今の攻撃はわざと上には報告しません」
そう言って騎士は俺たちの前から去っていった。
無能!?俺たちが無能だと、OK、オーケー、オーケーケー、王都騎士団のどこに所属しているかわからんが、ようはこいつ俺たちをなめ腐っているんだな。いいだろう。あとで見とけよ。
ライラもヒルロップもエリンもこの騎士の言い分に頭にきているのかこめかみがピクピクと動いていた。
「野郎ども!スライムを倒して倒して倒しまくって、原因を突き止めるぞ!」
「その話乗った」
「本来は協力して捜査した方がいいのですが、相手が拒否した以上は何も言えませんね」
「わしも重い腰を起こしてやるかのう」
よし、まずはスライムの間引きをする。
通常のスライムはゲーム時代、スキル《レーダーサイト》に反応するモンスターだった。
スキル《レーダーサイト》を使った人がいると使った人に対して攻撃的になる。ただし、向かってくるのはスキル《レーダーサイト》を使っている間だけ向かってくる。
それを利用して一気にスライムをたたく。
そのためにヒルロップとエリンに大量の爆弾を渡す。これらを使ってスライムを一網打尽にする。
二人に渡したのはアイスボムとフレアボム。アイスボムで凍らせて侵攻を速度を落とし、フレアボムで一網打尽にする。
さらにブーストアイテムを使い速度と防御力をアップさせる。
俺とライラはブーストする必要はない。スライムが束になってかかってきてもダメージは与えられない。
準備は整った。
3人の同意を得て、スキル《レーダーサイト》を使用した。
スキル《レーダーサイト》のおかげで、今いるスライムの位置がまるわかりだ。
そして、スキル《レーダーサイト》に反応してスライムたちが一斉にこっちに向かってきている。
こちらに向かってこない点がいくつもある。
多分これは、下水道に降りてきた騎士たちと上位種のスライムだろう。
まさか上位種のスライムがすでにいたとは、予想通りだ。
2方向からスライムが来る。北と南に下水道は続いている。
まずは南から来た。そこにはヒルロップとライラがいる。
ライラが魔法を使う。
「くらいなさい。太陽の輝き、メガサンビィィィィィム!」
なんだろう。ものすごくルビが違うよなことを言っているような。
アペンディクスより太い灼熱の閃光がスライムたちを一気に蒸発させていく。
こちらも負けていられない。
そして、北側からもスライムが来た。さらにさっき別れた騎士もつれてきた。
「どうしたんだこいつら!?誰か助けてくれ~」
そう言ってこちらに走ってくる。
はっきり言って邪魔だ。これでは攻撃できない。
「お~い!助けてくれ~」
さっき貶してたくせによく言うぜ。
俺は騎士ごと撃ちぬく気満々だった。そこでエリンが動き、騎士を射線上から退避させた。
プラズマチャージショットを撃つ。
撃ち漏らしをエリンがアイスボムを投げて凍らせる。
チャージしながらフレアボムを投げて撃ち漏らしたスライムたちを倒す。
それを何回も繰り返す。
その甲斐あって、間引きはほとんどできたといっていい。
スキル《レーダーサイト》をカットしてスライムをおとなしくさせる。
「あれ?おとなしくなった?」
「ということは、間引きができたということだね。テレサ君、お疲れ」
あまり疲れたって感じはしないが大量のスライム襲われているせいか精神的に少しまいる。
スライム退治、というか間引きは終わった。あとは原因の究明と、《レーダーサイト》を使って分かった。スライム上位種の討伐。スライムは上位になるにつれて攻撃的になる。時に逃げる上位種がいるが、そう簡単には出会えたないだろう。もし出会えたらラッキーだ。あれは経験値がたくさん手に入る。メ〇ルスライムとかはぐ〇メタルみたいとかいうなよ。マジでそうなんだから。
「よし、《レーダーサイト》使って分かったんだが、北側に行くにつれて、強い個体がいるようだ」
「スライムの上位種ですか」
「そうか、ついでに倒しておこうかのう」
「なら行きましょ」
それから北に向かおうとしたその時、
「待ちなさい」
騎士に声をかけられて待て言われたが、あれだけのことを言ったのだ俺たちはこの騎士のことを気にしないことにした。エリンも邪魔だったからどかすために助けたに過ぎない。
俺たちは騎士の前から立ち去った。
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