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仲間が増えた
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ミランダに話をしてから少しした頃に奴隷商人から連絡が入った。怪我を負ったりして奴隷になった人で、レベルの高そうな冒険者がいれば声をかけてもらうようにしていたんだが、希望に合った人が入ったらしい。
奴隷商人のところに行き、話を聞くと、奥から一人の女性を連れてやってきた。女性は仮面をしており、左手も手首から先が失われていた。
「こちらが要望として聞いていた内容に合う魔法使いとなります。17歳の攻撃魔法使いで、ランクは上階位となっています。名前については本人の希望により伏せさせてもらいます。」
17歳でランクが上階位と言うことはかなり優秀な魔法使いとみていいだろう。名前を言いたくないというのはもしかしたら知っている人なんだろうか?
仮面をしていたので一応確認のため外してもらうと、目を背けたくなるほどひどい状態だった。顔をやけどしたのか皮膚が引き攣れており、髪も一部失われている状態だ。簡単な治療で一応は治っているが、もとの顔がどんななのか正直わからないレベルになっていた。
「すまない。確認のためとはいえ、女性に対して失礼な態度をとってしまった。仮面をつけてかまわない。」
「こ、んな、わた、しですが、は、入ることはでき、ま、すか?顔、の、治療ができる、だけで、もおか、ねを貯め、たいんです。」
どうやら顔の怪我のせいでうまくしゃべることができないらしい。
「すこし、じ、かんはかか、るけど、えい、しょうは、できる、ので、そのあ、いだふせい、でくれたらい、いです。」
魔法の詠唱も難しいようだが、時間をかければなんとか魔法を唱えることはできるようだ。おそらく魔法の威力には自信があるのだろう。
とりあえず顔の治療をしてしまえば、手の治療については後回しでもいいと思うし、顔の治療費だったら今あるお金でも十分足りるはずだ。
「ミランダ、顔の治療さえすれば戦闘についてはかなり楽になると思うんだ。ただその分足の治療が遅れてしまうことになるが大丈夫か?」
「ええ、大丈夫よ。同じ女性としてこれはさすがに見過ごせないわ。治療を先にしてあげましょう。」
「いい、の?」
「気にしなくていい。その分きっちり働いて返してくれればいいさ。」
「あ、りが、とう・・・。」
席を外していた奴隷商人を呼んで奴隷契約をすることにした。今回は奴隷として世話をしていた期間も短い上、怪我もひどいことから金額は2万ドールと破格だった。もし俺たちが購入しなければそのままどこかに払い下げられていたらしい。まあ送り先は大体予想できるけどな。
ちなみに奴隷と言っても契約によってなんでもしていいわけでもないし、衣食住について最低限の保障しなければならないことになっている。今回は本人の意思により情事についても許可されているようなんだが、手を出す気はない。あくまでパーティーメンバーとしての募集だ。
自分の血を垂らしてから奴隷契約を交わすと彼女の肩の部分に契約紋が現れた。購入金額の2倍とかかった経費分を稼ぐことができれば奴隷は解放されることとなっている。まあ治癒したとしてもそこまでかからずに解放できそうな気もするけどね。そのあとでどうするか確認しよう。
奴隷契約なので、パーティー内のことについて話すことは制限できるし、解放の時にも秘密はそのまま継続してもらうことはできるのである意味安心だ。
アルマを買い取ってからそのまま教会へと移動する。いきなり治療をしてくれるとは思っていなかったみたいで驚いていた。
お金を払ってから治療をお願いし、しばらく外で待っていると治療が終わったみたいで彼女が出てきたんだが、顔を見て驚いた。
「「もしかして孤高の魔法使いアルマ?」」
ミランダも気がついたようだ。
「ありがとうございました。ほんとに、ほんとに、ありがとうございました。」
泣きながらお礼を言ってくる彼女をしばらくなだめてから話をする。
「もう一度確認するけど、魔法使いのアルマでいいのか?」
「ええ。私を知っているのですか?」
「ああ、もちろん。美貌と実力で若手ナンバーワンと声も高い孤高の魔法使い。ここ最近話を聞かないと思っていたらまさか怪我をして奴隷落ちしていたなんて・・・。」
アルマは10代で優階位まで行けるのではないかと言われていた魔法使いで、基本ソロで活動していた。身長は150cmとかなり小さいのだが、その魔力は強力で、実力だけならすでに良階位を凌駕していると言われていた魔法使いだ。シルバーの長い髪のツインテールで、かなりの美貌の持ち主だ。まあ小さいから体の方も・・・。すまん。
ただ、聞いていたイメージと、今話しているイメージにかなり差があってちょっと驚いている。寡黙であまり表情を見せないと聞いていたんだけど、今はかなり表情豊かだ。これが素なんだろうか?
話を聞くと、どうやら魔物狩りの途中で魔法を爆発させてしまい、重傷を負ったらしい。一人での魔物狩りができなくなったため、奴隷に落ちるしかなかったようだ。今回俺の話を聞いたときにとりあえず名前を言わずにどう対応してくれるかを試したようだ。試すようなことをして済みませんと謝られたがそのくらいはかまわないよ。
まあ治療すればこんな美少女になるとわかっていたら購入しようとする人間はかなりいただろう。最終的にはそれもやむを得ないと思っていたらしいが、ギリギリまでは名前を隠して買ってくれる人を探すつもりだったようだ。
顔の治療は行ったんだが、ミランダの義足と同様にアルマには仮面をつけたまま行動してもらうことにした。顔をさらすと色々と面倒なことが起こりそうに思ったからだ。アルマをパーティーメンバーにしたと言ったらどう考えても注目を浴びてしまうからな。
ただ冒険者ではないときには仮面を外してフードを被ってもらうことにした。簡単な偽装魔法が使えるみたいだったので全員分かけてもらうことになったので、前以上にばれにくくなったのはありがたかった。
奴隷として購入しているが、ミランダにも話をしてあくまでパーティーメンバーとして扱うことを伝えておく。アルマはかなり驚いていたけど、これは俺の中での決定事項なのでそこは譲るつもりはない。なのであくまで同格での付き合いだ。
宿では通常奴隷は主人と同室になるんだが、さすがにそういうわけにはいかない。ただ奴隷だけで部屋を借りることはできないのでミランダと同じ部屋に入ってもらうことにした。
「ミランダ、すまないがアルマの面倒を見てやってくれ。」
「ええ、そのくらい大丈夫よ。だけど、いいの?」
「いいのですか?私はクルトさんの奴隷です。私のことを知らなくても買ってくれる人がいたらすべてを捧げるつもりで奴隷になりました。それなのにこんな風にされると混乱してしまいます。」
「おれは奴隷を買ったつもりはないし、あくまでパーティーメンバーとして考えているんだ。そこまで覚悟していたのに申し訳ないが、これ以降その気持ちは捨ててくれ。あと、呼ぶときはクルトでかまわない。」
「・・・ありがとうございます。クルト、ミランダ、今後もよろしくお願いしますね。」
とりあえずメンバーのバランスもいいのでいったんここでパーティーの募集はやめることにした。本当はもう一人くらい前衛がほしいところだけど、まあ大丈夫だろう。
3人になると、アルマの魔法もあるため良階位の魔物も狩れるようになってきた。ただし無理はしないという前提なので、安全第一だ。それでも効率はかなり上がったので、2ヶ月もかからずに二人の治癒代となる目標金額を貯めることができた。
治療のお金が貯まったことを話すと、アルマはかなり驚いていた。それはそうだろう。いくらアルマが優秀でもそのお金を貯めるには数年かかるはずだったのだから。
教会に行き、ミランダの右足と、アルマの左手の治癒をしてもらう。怪我をしてからまだ数ヶ月だったのでほぼ完全な状態での再生ができたみたいで、リハビリもそこまで時間はかからないようだ。これで普段の生活もかなり楽になるな。
このあとアルマと今後のことについて話をした。すでに稼ぐ金額がおかしなことには気がついているのでミランダにも話した内容を伝える。
「もう一度確認するけど、このまま一緒のパーティーでいいのか?」
「ええ、元に戻ることなんてできないと思って階位をあげるのは諦めていましたからもういいんです。解放はしなくてこのまま一生クルトの奴隷のままでもいいですよ。」
「いや、それはさすがにそういうわけにはいかないだろう。」
「本人が望んでいるんだから大丈夫ですよ。今後もよろしくお願いしますね。私の体はすべて”ご主人様”のものですからね。」
「「それはちょっと違うだろ(わよ)!!」」
俺とミランダ二人が叫ぶが、なんでミランダまで?
ほとんど笑顔を見せないと言われていたアルマなんだが、今では普通に笑顔を見せてくれる。ミランダともいい友人関係(?)になっているみたいでよかった。いつもソロでやっていたからパーティー行動がだめだと思っていたからな。
ただ最近アルマがミランダのことをミラ姉と呼び出したのはちょっと驚いた。二人の間に何があったのだろうか?まあ仲がいいのはいいことなんだけど、まさかそういう関係になったわけじゃないよね?
奴隷商人のところに行き、話を聞くと、奥から一人の女性を連れてやってきた。女性は仮面をしており、左手も手首から先が失われていた。
「こちらが要望として聞いていた内容に合う魔法使いとなります。17歳の攻撃魔法使いで、ランクは上階位となっています。名前については本人の希望により伏せさせてもらいます。」
17歳でランクが上階位と言うことはかなり優秀な魔法使いとみていいだろう。名前を言いたくないというのはもしかしたら知っている人なんだろうか?
仮面をしていたので一応確認のため外してもらうと、目を背けたくなるほどひどい状態だった。顔をやけどしたのか皮膚が引き攣れており、髪も一部失われている状態だ。簡単な治療で一応は治っているが、もとの顔がどんななのか正直わからないレベルになっていた。
「すまない。確認のためとはいえ、女性に対して失礼な態度をとってしまった。仮面をつけてかまわない。」
「こ、んな、わた、しですが、は、入ることはでき、ま、すか?顔、の、治療ができる、だけで、もおか、ねを貯め、たいんです。」
どうやら顔の怪我のせいでうまくしゃべることができないらしい。
「すこし、じ、かんはかか、るけど、えい、しょうは、できる、ので、そのあ、いだふせい、でくれたらい、いです。」
魔法の詠唱も難しいようだが、時間をかければなんとか魔法を唱えることはできるようだ。おそらく魔法の威力には自信があるのだろう。
とりあえず顔の治療をしてしまえば、手の治療については後回しでもいいと思うし、顔の治療費だったら今あるお金でも十分足りるはずだ。
「ミランダ、顔の治療さえすれば戦闘についてはかなり楽になると思うんだ。ただその分足の治療が遅れてしまうことになるが大丈夫か?」
「ええ、大丈夫よ。同じ女性としてこれはさすがに見過ごせないわ。治療を先にしてあげましょう。」
「いい、の?」
「気にしなくていい。その分きっちり働いて返してくれればいいさ。」
「あ、りが、とう・・・。」
席を外していた奴隷商人を呼んで奴隷契約をすることにした。今回は奴隷として世話をしていた期間も短い上、怪我もひどいことから金額は2万ドールと破格だった。もし俺たちが購入しなければそのままどこかに払い下げられていたらしい。まあ送り先は大体予想できるけどな。
ちなみに奴隷と言っても契約によってなんでもしていいわけでもないし、衣食住について最低限の保障しなければならないことになっている。今回は本人の意思により情事についても許可されているようなんだが、手を出す気はない。あくまでパーティーメンバーとしての募集だ。
自分の血を垂らしてから奴隷契約を交わすと彼女の肩の部分に契約紋が現れた。購入金額の2倍とかかった経費分を稼ぐことができれば奴隷は解放されることとなっている。まあ治癒したとしてもそこまでかからずに解放できそうな気もするけどね。そのあとでどうするか確認しよう。
奴隷契約なので、パーティー内のことについて話すことは制限できるし、解放の時にも秘密はそのまま継続してもらうことはできるのである意味安心だ。
アルマを買い取ってからそのまま教会へと移動する。いきなり治療をしてくれるとは思っていなかったみたいで驚いていた。
お金を払ってから治療をお願いし、しばらく外で待っていると治療が終わったみたいで彼女が出てきたんだが、顔を見て驚いた。
「「もしかして孤高の魔法使いアルマ?」」
ミランダも気がついたようだ。
「ありがとうございました。ほんとに、ほんとに、ありがとうございました。」
泣きながらお礼を言ってくる彼女をしばらくなだめてから話をする。
「もう一度確認するけど、魔法使いのアルマでいいのか?」
「ええ。私を知っているのですか?」
「ああ、もちろん。美貌と実力で若手ナンバーワンと声も高い孤高の魔法使い。ここ最近話を聞かないと思っていたらまさか怪我をして奴隷落ちしていたなんて・・・。」
アルマは10代で優階位まで行けるのではないかと言われていた魔法使いで、基本ソロで活動していた。身長は150cmとかなり小さいのだが、その魔力は強力で、実力だけならすでに良階位を凌駕していると言われていた魔法使いだ。シルバーの長い髪のツインテールで、かなりの美貌の持ち主だ。まあ小さいから体の方も・・・。すまん。
ただ、聞いていたイメージと、今話しているイメージにかなり差があってちょっと驚いている。寡黙であまり表情を見せないと聞いていたんだけど、今はかなり表情豊かだ。これが素なんだろうか?
話を聞くと、どうやら魔物狩りの途中で魔法を爆発させてしまい、重傷を負ったらしい。一人での魔物狩りができなくなったため、奴隷に落ちるしかなかったようだ。今回俺の話を聞いたときにとりあえず名前を言わずにどう対応してくれるかを試したようだ。試すようなことをして済みませんと謝られたがそのくらいはかまわないよ。
まあ治療すればこんな美少女になるとわかっていたら購入しようとする人間はかなりいただろう。最終的にはそれもやむを得ないと思っていたらしいが、ギリギリまでは名前を隠して買ってくれる人を探すつもりだったようだ。
顔の治療は行ったんだが、ミランダの義足と同様にアルマには仮面をつけたまま行動してもらうことにした。顔をさらすと色々と面倒なことが起こりそうに思ったからだ。アルマをパーティーメンバーにしたと言ったらどう考えても注目を浴びてしまうからな。
ただ冒険者ではないときには仮面を外してフードを被ってもらうことにした。簡単な偽装魔法が使えるみたいだったので全員分かけてもらうことになったので、前以上にばれにくくなったのはありがたかった。
奴隷として購入しているが、ミランダにも話をしてあくまでパーティーメンバーとして扱うことを伝えておく。アルマはかなり驚いていたけど、これは俺の中での決定事項なのでそこは譲るつもりはない。なのであくまで同格での付き合いだ。
宿では通常奴隷は主人と同室になるんだが、さすがにそういうわけにはいかない。ただ奴隷だけで部屋を借りることはできないのでミランダと同じ部屋に入ってもらうことにした。
「ミランダ、すまないがアルマの面倒を見てやってくれ。」
「ええ、そのくらい大丈夫よ。だけど、いいの?」
「いいのですか?私はクルトさんの奴隷です。私のことを知らなくても買ってくれる人がいたらすべてを捧げるつもりで奴隷になりました。それなのにこんな風にされると混乱してしまいます。」
「おれは奴隷を買ったつもりはないし、あくまでパーティーメンバーとして考えているんだ。そこまで覚悟していたのに申し訳ないが、これ以降その気持ちは捨ててくれ。あと、呼ぶときはクルトでかまわない。」
「・・・ありがとうございます。クルト、ミランダ、今後もよろしくお願いしますね。」
とりあえずメンバーのバランスもいいのでいったんここでパーティーの募集はやめることにした。本当はもう一人くらい前衛がほしいところだけど、まあ大丈夫だろう。
3人になると、アルマの魔法もあるため良階位の魔物も狩れるようになってきた。ただし無理はしないという前提なので、安全第一だ。それでも効率はかなり上がったので、2ヶ月もかからずに二人の治癒代となる目標金額を貯めることができた。
治療のお金が貯まったことを話すと、アルマはかなり驚いていた。それはそうだろう。いくらアルマが優秀でもそのお金を貯めるには数年かかるはずだったのだから。
教会に行き、ミランダの右足と、アルマの左手の治癒をしてもらう。怪我をしてからまだ数ヶ月だったのでほぼ完全な状態での再生ができたみたいで、リハビリもそこまで時間はかからないようだ。これで普段の生活もかなり楽になるな。
このあとアルマと今後のことについて話をした。すでに稼ぐ金額がおかしなことには気がついているのでミランダにも話した内容を伝える。
「もう一度確認するけど、このまま一緒のパーティーでいいのか?」
「ええ、元に戻ることなんてできないと思って階位をあげるのは諦めていましたからもういいんです。解放はしなくてこのまま一生クルトの奴隷のままでもいいですよ。」
「いや、それはさすがにそういうわけにはいかないだろう。」
「本人が望んでいるんだから大丈夫ですよ。今後もよろしくお願いしますね。私の体はすべて”ご主人様”のものですからね。」
「「それはちょっと違うだろ(わよ)!!」」
俺とミランダ二人が叫ぶが、なんでミランダまで?
ほとんど笑顔を見せないと言われていたアルマなんだが、今では普通に笑顔を見せてくれる。ミランダともいい友人関係(?)になっているみたいでよかった。いつもソロでやっていたからパーティー行動がだめだと思っていたからな。
ただ最近アルマがミランダのことをミラ姉と呼び出したのはちょっと驚いた。二人の間に何があったのだろうか?まあ仲がいいのはいいことなんだけど、まさかそういう関係になったわけじゃないよね?
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