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6話

あの時勇気を出せなかったマドンナは、誰かの妻?

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バスに揺られながら、2時間・・
僕にも訪れるのである。
そう、隣の聖奈がウトウトしだしたのだ。 
よっしゃー来たと思ったが、急に冷静なると、
女の子に肩なんて、
されたことない。緊張して
僕は、固まるかもしれない泣
と思いつつも、意外と早くその時が訪れる。
 
「むにゃー。まーくん寝ていいー?」

やっヤバすぎる。破壊力抜群である。
全神経が左肩に集中する。
僕は、見たことないくらい背筋をピンと
させて固まった。
すると友達が振り返って
「ウェーイ!」

とかいじってくる。
僕は、心の底から
「シーーーー。」

と、人差し指が、曲がるくらいの力を入れた。
そして、改めて聖奈の顔を見ると、
やっぱり可愛すぎる。某アイドルグループ
センターでも、余裕である。
ただ、この時少し思った。
(あれ?でも、残りの道なり聖奈と
全く話せないじゃん。)
そこだけがショックだった。
この日は、移動で終わりホテルに
チェックインする。
本当はダメなのだろうが、修学旅行といえば
男子部屋・女子部屋の、行き来である。
チャラい男子達は
「フーーー行くぞー。」

なんてはしゃいでいるが、
僕にそんな勇気はないので大人しく数人で
テレビを見ていた。
すると、
「トントン。」

ノックの音がする。
開けるとそこには聖奈が立っていた。
ただ、
「〇〇君いるー?」

だった。
実は最近僕からすると不穏な噂が流れていた。
聖奈に最近彼氏ができた。
という話なのだが、呼ばれた〇〇君は
その噂の中の人だ。
しかもクラスのリーダー的存在。
敵うはずがない。
それでも僕は、
「あっさっきなんか、でていったでー?」

と返事することしかできなかった。
すると、
「まーくん。ありがとうー。」

と言って駆け出していった。
それだけでも少し嬉しくなってしまう、
おとめ座男の子だった。
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