勇気を出せなかったあの時のマドンナは誰かの妻?

3話

勇気を出せなかったあの時のマドンナは、誰かの妻？

1ヶ月後・・・

周りに聖奈の事を可愛いと、思っている事が
バレてから噂の広まるスピードは、
凄まじかった。
同学年中の、男子全員が知ってるいると
言っても過言ではないレベルまで
広まっていたのである。
ただ、広まるだけだと、まだマシではあったの
だが、やっぱり、いるんです。泣
聖奈本人の前でいじり出す子が・・・
ただ、この出来事が僕の後悔することである。
「うぇーーい。聖奈ー！真矢がさー、お前の事
好きらしいでーーーー！！」

いや、本人の前でなんて事を言うんだー
っと、思いながらもその男子の事を追いかけて
これ以上騒ぐのを止めようと、必死に動く。
するとそれを聞いていた、聖奈が、
「えっ！！まーーーくん！私の事好きなん?
私の事どう思ってるんー?」

って、
いやー、本当にどこまで僕の心を
射止めてくるんー？と思った。
でも僕は、正直な気持ちを、伝えるような
勇気もなければ、自信なんて１つもない。
でも、僕が言った事は必死に口走った言葉は
決して本心ではない言葉は、最悪なものだった
「そんなわけないやろ！誰が好きやねん。
お前の事！」

っと、言ってしまった。
・・・・・・
僕の気のせいかも知れない。
いや、気のせいであってほしい。
心にもない言葉を言ってしまったあの時、
少し顔が、落ち込んでいたような・・・・
でも、その後いつもの可愛い聖奈に戻って
「じゃぁ、変な噂は、止めなきゃね！」

って、言いつつ一緒に騒いでいた、
クラスの男子を捕まえてくれて、
この事件？は、一旦収束するのである。
ただ、この出来事は、家に帰った時まで
引きずってしまった。
「ただいまーー！」

するとこの日休みだった父親にいきなり
言われる。
「あ？なんや、暗い顔して女にでも
振られたかーー？あっ、そんな子真矢に
おるわけないかー？ガハハー！
お父さんがお前の頃の年齢の時は、校門前に
女の子の列が・・・。」

またしょうーもない事を言っていたので
無視したが、親というものは、凄すぎる。
でも、この時は
正直、放っておいてほしい。
と思うのであった。