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30.カール様に相談しました

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結婚式の準備は周りの方々が優秀すぎて私とカール様は出席者の中でも友人枠を決めたくらいで、あとは決められた人への招待状をひたすら書いているところなの。でもこれが終わったらしばらくは私たちはやることかがないんですって?周りの方々はとても忙しそうなのに本当にいいのかしら?でもエマに、カルロス様との婚約期間をうんと楽しんでくださいと言われたから、お言葉に甘えてうんと楽しもうかしら、なんて思っているの。
「カール様、ちょっと手が疲れてきましたわ。少し招待状を書くのを休憩しませんか?」
「ああ、休憩しよう。」
「カール様、エマに婚約期間は沢山カール様と楽しむように言われているのですがカール様のご予定がよろしければまた雑貨屋さんやこの前行けなかった公園などに行きませんか?他にもカール様が行きたいところにも行ってみたいですわ。」
「ああ、是非また雑貨屋にも公園にも行ってみたいな。私もまた行きたいところを考えておく。休みが分かり次第伝えるから待っていておくれ。」
「ありがとうございます。楽しみですわ。それからカール様にお願いと言いますか、ご相談があるのですけど…。」
「どうしたんだい?急にあらたまったりして?もちろんロザリーの願いならなんでも聞くから安心して相談してくれ。」

「ありがとうございます。その、非常にお恥ずかしいお話なのですが、この間親友のクレアが来た時に、結婚するということは本当の夫婦になることだと聞きまして、大変なことに気付きましたの。私、閨の教育を受けておりませんの。」
あら大変、カール様がお飲み物でむせてしまったわ。
「カール様大丈夫ですか?」
「ああ、失礼、大丈夫だ…続けてくれ。」
「それで、クレアにはエマに相談すれば良いと言われたのでエマに相談したのですが、エマにはカール様に頼めば良いと言われまして、カール様なら私のペースで教えていただけると…。でもカール様がお忙しければ別の方を探しますので…。あっ、もしかして、女性は男性の先生を頼むのでしょうか?」
まぁ大変、カール様が真っ赤になったと思ったら真っ青になってしまったわ。どうされたのかしら?
「別の方?男性の先生?とんでもない。ロザリー頼むから他の者に聞かないでおくれ。私が必ず、ロザリーのペースで教えると約束するから…。」

「本当ですか?嬉しいですわ。ご迷惑ではないですか?」
「全く迷惑ではない。それに夫婦になるのは私とだから最終的に私を受け入れてもらわなくてはいけないわけで…。」
「ごめんなさい、最後の方が聞こえませんでしたわ。」
「・・・これから少しずつやっていこう。」
「はい、よろしくお願いします。」
それからしばらくは招待状を書いて全て書き終わったらカール様がちょっと待っていてくれと行って廊下でなにやらお話して帰ってみえたわ。
「ではロザリー練習をしよう。私たちが出ていくまでは誰も入って来ないから安心してくれ。とりあえず私の上に座ってくれるかい?」
「えっ、どのようにですか?」
「私の方を向いて私の片足を跨ぐようにだ。出来るかい?」
「それなら出来ると思います。これでいいですか?」
「それでいい。私との練習はこの姿勢でしばらくはやろう。ロザリー口を開けて、」
「はい…。」
カール様の舌が私の口の中に入ってきたわ。恥ずかしいし、変な感じ…。
「ロザリーも同じように私の舌を追いかけて来て。」

「はい」
カール様の口の中に私の舌が入ることになって、人さまの口の中に入るのは初めてでなんだかいけないことをしているような、あっ、カール様にもの凄い勢いで舌を吸われて私の舌なのに変な感じ…。私がトロンとしていると、今度はカール様が、
「まだまだだよ、ロザリー。私の舌を追いかけて。」
私が頷くとカール様は私の胸を強めに揉まれて、気がつくと私は気を失っていたの。カール様によると軽い酸欠をおこしたのだと謝られたわ。
「カール様は悪くありませんわ。きっと、このコルセットのせいですわ。」
「すまない、きっと私が未熟なのだ。今度、結婚している、ロンに聞いてくる…。」
「ああ、匂いについて教えてくださった方ですね。」
「ああ、だからもう一度チャンスをくれると嬉しい。」

「もちろんですわ。もう少しゆっくりでお願いします。」
それから私たちは抱きしめ合って、ひたすらキスの練習?をしていたような気がするわ。この練習終わりがないのよね。でもお陰でキスは上手になった気がするわ。
カール様が帰られてからエマに今日のことを話したら、ゆっくりゆっくりでいいのですって言ってくれたわ。ただ、カール様がそれに耐えられるかどうかですねってわけのわからないことを言っていたけど、カール様に抱きしめられたりキスされたり本当に幸せな練習だわ。あとは気絶しないようにしないとね。


    
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