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107.いよいよ、明日から学園です。その前に予行練習?だそうです?
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ルーサ様のお父様とお母様に会ってから一週間後、私は明日から学園のはずなのに、すでにお兄様とアーサーと馬車に乗っている。それも制服を着て?
「お兄様この練習は必要なことでしょうか?」
「マリー、分からないの?」
「これは学園に行く練習だから必要だよ。」
「先程からそれは何度も聞きました。そうではなくて、どうしてそんな練習がいるのですか?」
「マリーの集中が途切れて人形のようになることがないかの試験みたいなものだよ。」
アーサーが代わりに答えてくれた。
「試験?」
「そう、試験だよ。今日は休みだから、学園生は本当は入っちゃいけないんだけど、お願いして許可も取ったよ。一人教師が付けばいいって言われたからリック兄上に頼んだんだ。」
「また勝手に、私に内緒でそんなことをして…。」
「だって、予想の斜め上を行くのがマリーだからね、これだけは譲れないよ。」
「分かったわ。じゃあ楽しみましょうね。」
「ほら、もう予想の斜め上を走ってる…。」
「アーサー、僕の天使が心配だよ。やっぱり学園には行かなくていいんじゃないかな?」
「お兄様は私の楽しみを取るおつもりですか?」
「ごめんなさい…。楽しもう…。」
「マルクはマリーに甘すぎるんだよ。」
「アーサーに言われたくないよ。」
「だって、僕の女神が可愛いから。」
「それを言うなら、僕の天使だって可愛いから仕方ないよ。」
「お兄様もアーサーも、もうやめて下さい。恥ずかしいでしょう。」
「「ごめんなさい。」」
私は天使でも女神でもないわ。正解は悪役令嬢よ。恥ずかしすぎてここでお人形になりそうよ。普通に生活していたら大丈夫なのよ。はっきり言ってこの二人が一番問題なのよ。どうしてそれが分からないのかしら?何回も言っているのに…。恥ずかしいことがあると、お人形のようになってしまうと、魔力が途切れてしまうって、こんなに分かりやすく言っているのに、なんでこの二人には分からないのかが分からないわ。お父様もお母様も呆れていたけど、最後には、マリー付き合ってあげなさい。心配事はそれぞれだからってお母様に言われて仕方なく来たけど納得いかないわ。ごちゃごちゃ言ってしまったけど、久しぶりの学園に着いたみたいね。こうなったら、誰が何と言おうと楽しむわよ。
アーサーのエスコートで馬車を降りると、リック様が待っていてくださった。
「リック様今日は私の為にありがとうございます。」
「マリーちゃんここではリック先生でよろしくね。」
「失礼しましたわ。リック先生。」
なんだか恥ずかしいわね。
「マリーちゃんとは母上の治療で一日おきに会っていたのに、制服を着たマリーちゃんと学園で会うのはなんだか新鮮だね。」
「はい、私も不思議な感覚がしておりました。改めてリック先生よろしくお願いします。」
「ああ、こちらこそよろしくね。それでは、教室に行こうか。」
リック先生の案内で私たちは三階の三年生の部屋に行ったのだけど、そこにはすでに明日からのクラス分けの用紙が張り出されていて、私とアーサーは同じでBクラスであとのメンバーは一年生の時と一緒だったわ。お兄様はAクラスでルドたちと一緒でブロッサもAクラスだったの。
「酷いよ。どうして僕だけマリーと一緒じゃないのですか?」
「兄弟は基本一緒になれないんだよ。」
「そんなー。」
「お兄様、アーサーもあげましょうか?」
「「えっ?」」
「マリーなんて酷いことを言うんだよ。」
「そうだよ、アーサーが可哀想じゃないか。」
「私だって離れたいわけではありません。しかし、残念ながら過度な緊張状態になると、その…お人形さんのようになってしまうので、それを回避するにはそれが一番良いかと…。」
「なるほどね、マリーちゃんはスキンシップが激しいとお人形さんになっちゃうわけね?」
「お恥ずかしいのですが、そういうことなんです。」
「じゃあ、アーサーも我慢してAクラスだよ。」
「そんな…。」
「ごめんねアーサー。僕は教師だから生徒の安全は守らないといけないんだよ。」
「分かりました…。」
良かったわ、これで問題はなくなったんじゃないかしら?今日来て良かったわ。クラスのことまでは考えていなかったものね。なんだか階段の方がうるさいわね。今日は生徒はいないんじゃなかったの?
「ああ、見えたみたいだね。」
「誰ですか?」
「明日から隣国(ケブリック王国)の双子のマキム王太子殿下と、ココ王妃殿下も同じ学年になるので見学に見えたんだよ。クラスはルドくんが国王陛下から託されていますので二人ともAクラスだよ。」
「そうなんですね。」
「それで今日はルドくんと、シルバーくんが案内役で来ているんだ。」
リック先生が話し終わると丁度四人が上がってきてシルバーが、
「マリーたちの方が早かったみたいだね。こちらが…」
「なんて綺麗なご令嬢なんだ!僕の名前はマキムと言います。明日からは同じ学年ですね。マリーさんですね、よろしくお願いします。」
と言ってしっかり手を握られて手の甲にキスをされてしまった。きゃー、こんなに積極的な方は無理です。異国の文化かもしれませんが、女性のように綺麗なお顔で近づきすぎです。やっぱり、無理でした…。お人形になってしましました。
「大変だ。マリーの魔力が…。マリー落ち着いて、大丈夫だよ。すみません、ちょっと離れていただけますか?」
「マキムだめでしょう。こちらの文化はすぐに触っちゃだめって教わったじゃない。あら、素敵、あなたのお名前はなんて言うのかしら?私の名前はココよ。ココって呼んでね。」
「僕の名前はアーサーです。でもココ様、僕に勝手に触らないでください。触っていいのはマリーだけです。マリーは僕の婚約者です。」
「婚約者?妻ではないのね?それなら解消すればいいだけじゃない。良かったわ。私にもチャンスはあるのね。」
「だめ、私のアーサーだから…。」
「まぁいいわ。明日から、マリーさんもよろしくね。」
私はもちろん絶対にアーサーは渡さないと誓ったわ。でも、全く体が動かなくなってしまったから仕方なく帰ったのだけれど…。なんだか逃げるみたいで悔しかったわ。それでもアーサーがBクラスに残ることになって、安心したわ。ココ様とアーサーが同じクラスなんてものすごく危なかったわ。だって、ココ様のはスタイル抜群なんですもの。可愛らしい顔に似合わず、胸は大きいし、腰は細いし,お尻もプリってしていて、これは絶対にモテモテね。髪はまさかのピンクで、瞳は赤色、これはマキム様も同じね。男性のピンクの髪も意外とありかも…。二人してモテそうだわ。
「お兄様この練習は必要なことでしょうか?」
「マリー、分からないの?」
「これは学園に行く練習だから必要だよ。」
「先程からそれは何度も聞きました。そうではなくて、どうしてそんな練習がいるのですか?」
「マリーの集中が途切れて人形のようになることがないかの試験みたいなものだよ。」
アーサーが代わりに答えてくれた。
「試験?」
「そう、試験だよ。今日は休みだから、学園生は本当は入っちゃいけないんだけど、お願いして許可も取ったよ。一人教師が付けばいいって言われたからリック兄上に頼んだんだ。」
「また勝手に、私に内緒でそんなことをして…。」
「だって、予想の斜め上を行くのがマリーだからね、これだけは譲れないよ。」
「分かったわ。じゃあ楽しみましょうね。」
「ほら、もう予想の斜め上を走ってる…。」
「アーサー、僕の天使が心配だよ。やっぱり学園には行かなくていいんじゃないかな?」
「お兄様は私の楽しみを取るおつもりですか?」
「ごめんなさい…。楽しもう…。」
「マルクはマリーに甘すぎるんだよ。」
「アーサーに言われたくないよ。」
「だって、僕の女神が可愛いから。」
「それを言うなら、僕の天使だって可愛いから仕方ないよ。」
「お兄様もアーサーも、もうやめて下さい。恥ずかしいでしょう。」
「「ごめんなさい。」」
私は天使でも女神でもないわ。正解は悪役令嬢よ。恥ずかしすぎてここでお人形になりそうよ。普通に生活していたら大丈夫なのよ。はっきり言ってこの二人が一番問題なのよ。どうしてそれが分からないのかしら?何回も言っているのに…。恥ずかしいことがあると、お人形のようになってしまうと、魔力が途切れてしまうって、こんなに分かりやすく言っているのに、なんでこの二人には分からないのかが分からないわ。お父様もお母様も呆れていたけど、最後には、マリー付き合ってあげなさい。心配事はそれぞれだからってお母様に言われて仕方なく来たけど納得いかないわ。ごちゃごちゃ言ってしまったけど、久しぶりの学園に着いたみたいね。こうなったら、誰が何と言おうと楽しむわよ。
アーサーのエスコートで馬車を降りると、リック様が待っていてくださった。
「リック様今日は私の為にありがとうございます。」
「マリーちゃんここではリック先生でよろしくね。」
「失礼しましたわ。リック先生。」
なんだか恥ずかしいわね。
「マリーちゃんとは母上の治療で一日おきに会っていたのに、制服を着たマリーちゃんと学園で会うのはなんだか新鮮だね。」
「はい、私も不思議な感覚がしておりました。改めてリック先生よろしくお願いします。」
「ああ、こちらこそよろしくね。それでは、教室に行こうか。」
リック先生の案内で私たちは三階の三年生の部屋に行ったのだけど、そこにはすでに明日からのクラス分けの用紙が張り出されていて、私とアーサーは同じでBクラスであとのメンバーは一年生の時と一緒だったわ。お兄様はAクラスでルドたちと一緒でブロッサもAクラスだったの。
「酷いよ。どうして僕だけマリーと一緒じゃないのですか?」
「兄弟は基本一緒になれないんだよ。」
「そんなー。」
「お兄様、アーサーもあげましょうか?」
「「えっ?」」
「マリーなんて酷いことを言うんだよ。」
「そうだよ、アーサーが可哀想じゃないか。」
「私だって離れたいわけではありません。しかし、残念ながら過度な緊張状態になると、その…お人形さんのようになってしまうので、それを回避するにはそれが一番良いかと…。」
「なるほどね、マリーちゃんはスキンシップが激しいとお人形さんになっちゃうわけね?」
「お恥ずかしいのですが、そういうことなんです。」
「じゃあ、アーサーも我慢してAクラスだよ。」
「そんな…。」
「ごめんねアーサー。僕は教師だから生徒の安全は守らないといけないんだよ。」
「分かりました…。」
良かったわ、これで問題はなくなったんじゃないかしら?今日来て良かったわ。クラスのことまでは考えていなかったものね。なんだか階段の方がうるさいわね。今日は生徒はいないんじゃなかったの?
「ああ、見えたみたいだね。」
「誰ですか?」
「明日から隣国(ケブリック王国)の双子のマキム王太子殿下と、ココ王妃殿下も同じ学年になるので見学に見えたんだよ。クラスはルドくんが国王陛下から託されていますので二人ともAクラスだよ。」
「そうなんですね。」
「それで今日はルドくんと、シルバーくんが案内役で来ているんだ。」
リック先生が話し終わると丁度四人が上がってきてシルバーが、
「マリーたちの方が早かったみたいだね。こちらが…」
「なんて綺麗なご令嬢なんだ!僕の名前はマキムと言います。明日からは同じ学年ですね。マリーさんですね、よろしくお願いします。」
と言ってしっかり手を握られて手の甲にキスをされてしまった。きゃー、こんなに積極的な方は無理です。異国の文化かもしれませんが、女性のように綺麗なお顔で近づきすぎです。やっぱり、無理でした…。お人形になってしましました。
「大変だ。マリーの魔力が…。マリー落ち着いて、大丈夫だよ。すみません、ちょっと離れていただけますか?」
「マキムだめでしょう。こちらの文化はすぐに触っちゃだめって教わったじゃない。あら、素敵、あなたのお名前はなんて言うのかしら?私の名前はココよ。ココって呼んでね。」
「僕の名前はアーサーです。でもココ様、僕に勝手に触らないでください。触っていいのはマリーだけです。マリーは僕の婚約者です。」
「婚約者?妻ではないのね?それなら解消すればいいだけじゃない。良かったわ。私にもチャンスはあるのね。」
「だめ、私のアーサーだから…。」
「まぁいいわ。明日から、マリーさんもよろしくね。」
私はもちろん絶対にアーサーは渡さないと誓ったわ。でも、全く体が動かなくなってしまったから仕方なく帰ったのだけれど…。なんだか逃げるみたいで悔しかったわ。それでもアーサーがBクラスに残ることになって、安心したわ。ココ様とアーサーが同じクラスなんてものすごく危なかったわ。だって、ココ様のはスタイル抜群なんですもの。可愛らしい顔に似合わず、胸は大きいし、腰は細いし,お尻もプリってしていて、これは絶対にモテモテね。髪はまさかのピンクで、瞳は赤色、これはマキム様も同じね。男性のピンクの髪も意外とありかも…。二人してモテそうだわ。
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