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102.ルーサ様が来て下さりました
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「マリー、ありがとう。マリーのおかげでみんなが幸せになれたよ。」
「とんでもありません、ルーサ様。それより、ブローサ様は天国で幸せだそうです。天国に行く前にルアード様と空中散歩?もしたそうです。本当に幸せそうでした。」
「そうかい、ブローサ様も幸せか…。この国の民も、ルナも、ブロッサも、私だってマリーに救われた。本当に感謝しているよ。」
「そんな、私は大したことはしていないと思うんですけど?どっちかっていうと、計画通りにやらずにご迷惑ばかりかけている気がします。」
「何を言っているんだい?」
「そもそも私があの時サーシャの手を離さなければサーシャをあそこで捕まえることはできたのではないですか?」
「馬鹿だね、結果的にあれで良かったんだよ。おかげでサーシャが千年前から何をしていたのか分かりそうなんだから。サーシャは恐ろしい魔女だよ。」
「何か分かったんですか?」
「ああ、本当に恐ろしいことだよ。レッドの言っていた洞窟の近くに結界を張って、記憶の水晶で見張っていたんだ。四人の魔族がたしかに胸の辺りに魔道具をつけられて出てきたよ。」
「そんな、早く助けないと。」
「マリーその四人の魔族だが、誰だったと思う?」
「えっ?私はルーサ様とネクスさん以外魔族に知り合いの方はいませんよ?」
「でも私とサーシャの両親の話は聞いただろう?」
「もしかして、魔力爆発で亡くなったと思われていたご両親だったんですか?」
「ああ、信じられないだろう…。」
「・・・・・」
ショック過ぎて言葉がでなかった。
「やっぱり、サーシャだけは許せないわ。」
「もちろんだよ。今回は私も許さないからね。私の父様と母様は必ず助け出すよ。ブロッサも他のみんなも相当怒っているよ。だから安心してマリーは体を治すんだよ。それがみんなの願いなんだからね。作戦は完璧だよ。ルナはマルクと居場所の分かる発信機付きの魔道具を完成させて、昨日無事にサーシャに渡したよ。だからルナの呪いも解けたよ。」
「本当ですか?嬉しいです。」
「みんなも頑張っているんだ、さぁマリー、マリーもリハビリだったかね、それを頑張るんだよ。」
「はい、頑張ります。」
「ちょっと、手を動かそうとしてごらん。」
「はい、うーん、うーん。」
「なるほどね、ちょっと手に触るよ。」
「はい。」
ルーサ様が手に触れると、体が勝手に動き出した。
「キャー勝手に…。」
「大丈夫だよ。自分が動かしたいように考えてごらん。」
「ルーサ様動けます。普通に動けます。」
私は嬉しくて涙が出てしまったわ。
「やっぱりね。これは普通に体を動かそうと練習しても限界があるかもしれないね。」
「どういうことですか?」
「マリーは別にどこかの骨が折れている訳でも体力が落ちている訳でも、神経が切れている訳でもないんだよ。瘴気と魔力を沢山吸収した状態だと時が止まったような状態になるからね。ではなぜ動かせないかだけどね。魔力に波があるんだよ。」
「魔力に波?」
「そう、波だね。綺麗に流れていないんだよ。なんて言ったらいいのかね。ぷつぷつ切れたような状態で流れているんだよ。魔力が大きかったり、小さかったり、途切れたり、そんな感じかね。体に綺麗に魔力が回らないうちは幾らやっても意味がないね。」
「どうしましょう…。」
「大丈夫だろう。アーサーがいるじゃないか。」
「え?」
「アーサーの魔力に導かれて目覚めたんだろう?」
「はい、そうですが、それとこれとどのような繋がりがあるのでしょうか?」
「アーサーなら分かるだろう?」
「はい、ルーサ殿よく分かりました。」
「え?アーサーは分かったの?」
「うん、安心して、とりあえずやってみようよ。」
「ええ、そうね。」
「マリー、手を握るよ。」
「ええ、分かったわ。」
「次に僕の魔力が少し入っていくよ。」
「分かったわ。」
「僕の魔力がゆっくりとマリーの体の中を回り続けるからマリーもついて来て。」
「ええ、やってみるわ。」
私はアーサーの魔力に集中した。
「アーサー分かるわ、たぶんちゃんとついていけていると思うのだけど?」
「そうだね上手だよ。そのまま右手を上げてみようか。魔力に集中したままだよ。」
「ええ分かったわ。」
アーサーの魔力を見失わないように集中しながら右手を上げるのね。
「アーサー、ルーサ様できました。あっ。」
喜んだ途端、右手が降りてしまったわ。アーサーの魔力を見失ったのね。
「マリー言っていた意味は分かったかい?」
「ルーサ様よく分かりました。」
「たぶん、いまの状況で普通に動かせるのは頑張っても手や足の指くらいだよ。いまみたいに、まずは魔力の流れを正常に戻す練習をして、何をしていても魔力が途切れることなく流れるようになれば体は思い通りに動かせるようになるさ。」
「ルーサ様本当にありがとうございます。私頑張ります。」
「ああ、頑張っておくれ。ネクスが今度、霧の谷にお店を出すんだよ。」
「遠くに行ってしまうんですか?」
「大丈夫だよ。国王陛下が霧の谷と赤い屋根のお店に魔法陣を作ってくれてね。簡単に行き来できるんだよ。」
「これで念願の美味しい料理を霧の谷の者にも熱々で食べさせられるよ。転移魔法だと何回かに分けて飛んでいくから疲れるし、時間もかかるんだよ。」
「そうなんですね。良かったですね。それに安心しました。早く、ネクスさんの料理を私も食べたいです。」
「ああ、もちろんだよ。待っているからね。それとこれを、もらっておくれよ。」
「ブレスレットですか?」
「ブローサ様が昔くれたブレスレットなんだけど、もう私には必要ないからね。」
「そんな大事な物はもらえません。」
「違うんだよ。これは念話ができるブレスレットなんだ。私はもうなくてもできるからね。マリーが困った時私を呼びたくなった時、いつでも話しかけて欲しいんだよ。私がマリーに持っていて欲しいんだ。」
「ねぇマリー。御守りだと思って僕の為にももらておいてよ。マリーは危なっかしいところがあるでしょ。」
「アーサーたら失礼ね。」
「お嬢様絶対に頂いてください。サリーもアーサー様と同じ意見です。」
そんな怖い顔で見なくてもいいじゃない…。
「分かりました。ありがとうございます。」
「ああ、良かったよ。それじゃあ帰るよ。リハビリ頑張るんだよ。」
言い終わると同時にぱっと姿が消えてしまったわ。本当にすごいわ。
「流石、ルーサ様だね。初めて転移魔法を詠唱なしでやるところを見たよ。」
アーサーがきらきらした目で話しているわ。こんなアーサーも素敵ね。さぁ、魔力の流れのリハビリから頑張るわよ。
「とんでもありません、ルーサ様。それより、ブローサ様は天国で幸せだそうです。天国に行く前にルアード様と空中散歩?もしたそうです。本当に幸せそうでした。」
「そうかい、ブローサ様も幸せか…。この国の民も、ルナも、ブロッサも、私だってマリーに救われた。本当に感謝しているよ。」
「そんな、私は大したことはしていないと思うんですけど?どっちかっていうと、計画通りにやらずにご迷惑ばかりかけている気がします。」
「何を言っているんだい?」
「そもそも私があの時サーシャの手を離さなければサーシャをあそこで捕まえることはできたのではないですか?」
「馬鹿だね、結果的にあれで良かったんだよ。おかげでサーシャが千年前から何をしていたのか分かりそうなんだから。サーシャは恐ろしい魔女だよ。」
「何か分かったんですか?」
「ああ、本当に恐ろしいことだよ。レッドの言っていた洞窟の近くに結界を張って、記憶の水晶で見張っていたんだ。四人の魔族がたしかに胸の辺りに魔道具をつけられて出てきたよ。」
「そんな、早く助けないと。」
「マリーその四人の魔族だが、誰だったと思う?」
「えっ?私はルーサ様とネクスさん以外魔族に知り合いの方はいませんよ?」
「でも私とサーシャの両親の話は聞いただろう?」
「もしかして、魔力爆発で亡くなったと思われていたご両親だったんですか?」
「ああ、信じられないだろう…。」
「・・・・・」
ショック過ぎて言葉がでなかった。
「やっぱり、サーシャだけは許せないわ。」
「もちろんだよ。今回は私も許さないからね。私の父様と母様は必ず助け出すよ。ブロッサも他のみんなも相当怒っているよ。だから安心してマリーは体を治すんだよ。それがみんなの願いなんだからね。作戦は完璧だよ。ルナはマルクと居場所の分かる発信機付きの魔道具を完成させて、昨日無事にサーシャに渡したよ。だからルナの呪いも解けたよ。」
「本当ですか?嬉しいです。」
「みんなも頑張っているんだ、さぁマリー、マリーもリハビリだったかね、それを頑張るんだよ。」
「はい、頑張ります。」
「ちょっと、手を動かそうとしてごらん。」
「はい、うーん、うーん。」
「なるほどね、ちょっと手に触るよ。」
「はい。」
ルーサ様が手に触れると、体が勝手に動き出した。
「キャー勝手に…。」
「大丈夫だよ。自分が動かしたいように考えてごらん。」
「ルーサ様動けます。普通に動けます。」
私は嬉しくて涙が出てしまったわ。
「やっぱりね。これは普通に体を動かそうと練習しても限界があるかもしれないね。」
「どういうことですか?」
「マリーは別にどこかの骨が折れている訳でも体力が落ちている訳でも、神経が切れている訳でもないんだよ。瘴気と魔力を沢山吸収した状態だと時が止まったような状態になるからね。ではなぜ動かせないかだけどね。魔力に波があるんだよ。」
「魔力に波?」
「そう、波だね。綺麗に流れていないんだよ。なんて言ったらいいのかね。ぷつぷつ切れたような状態で流れているんだよ。魔力が大きかったり、小さかったり、途切れたり、そんな感じかね。体に綺麗に魔力が回らないうちは幾らやっても意味がないね。」
「どうしましょう…。」
「大丈夫だろう。アーサーがいるじゃないか。」
「え?」
「アーサーの魔力に導かれて目覚めたんだろう?」
「はい、そうですが、それとこれとどのような繋がりがあるのでしょうか?」
「アーサーなら分かるだろう?」
「はい、ルーサ殿よく分かりました。」
「え?アーサーは分かったの?」
「うん、安心して、とりあえずやってみようよ。」
「ええ、そうね。」
「マリー、手を握るよ。」
「ええ、分かったわ。」
「次に僕の魔力が少し入っていくよ。」
「分かったわ。」
「僕の魔力がゆっくりとマリーの体の中を回り続けるからマリーもついて来て。」
「ええ、やってみるわ。」
私はアーサーの魔力に集中した。
「アーサー分かるわ、たぶんちゃんとついていけていると思うのだけど?」
「そうだね上手だよ。そのまま右手を上げてみようか。魔力に集中したままだよ。」
「ええ分かったわ。」
アーサーの魔力を見失わないように集中しながら右手を上げるのね。
「アーサー、ルーサ様できました。あっ。」
喜んだ途端、右手が降りてしまったわ。アーサーの魔力を見失ったのね。
「マリー言っていた意味は分かったかい?」
「ルーサ様よく分かりました。」
「たぶん、いまの状況で普通に動かせるのは頑張っても手や足の指くらいだよ。いまみたいに、まずは魔力の流れを正常に戻す練習をして、何をしていても魔力が途切れることなく流れるようになれば体は思い通りに動かせるようになるさ。」
「ルーサ様本当にありがとうございます。私頑張ります。」
「ああ、頑張っておくれ。ネクスが今度、霧の谷にお店を出すんだよ。」
「遠くに行ってしまうんですか?」
「大丈夫だよ。国王陛下が霧の谷と赤い屋根のお店に魔法陣を作ってくれてね。簡単に行き来できるんだよ。」
「これで念願の美味しい料理を霧の谷の者にも熱々で食べさせられるよ。転移魔法だと何回かに分けて飛んでいくから疲れるし、時間もかかるんだよ。」
「そうなんですね。良かったですね。それに安心しました。早く、ネクスさんの料理を私も食べたいです。」
「ああ、もちろんだよ。待っているからね。それとこれを、もらっておくれよ。」
「ブレスレットですか?」
「ブローサ様が昔くれたブレスレットなんだけど、もう私には必要ないからね。」
「そんな大事な物はもらえません。」
「違うんだよ。これは念話ができるブレスレットなんだ。私はもうなくてもできるからね。マリーが困った時私を呼びたくなった時、いつでも話しかけて欲しいんだよ。私がマリーに持っていて欲しいんだ。」
「ねぇマリー。御守りだと思って僕の為にももらておいてよ。マリーは危なっかしいところがあるでしょ。」
「アーサーたら失礼ね。」
「お嬢様絶対に頂いてください。サリーもアーサー様と同じ意見です。」
そんな怖い顔で見なくてもいいじゃない…。
「分かりました。ありがとうございます。」
「ああ、良かったよ。それじゃあ帰るよ。リハビリ頑張るんだよ。」
言い終わると同時にぱっと姿が消えてしまったわ。本当にすごいわ。
「流石、ルーサ様だね。初めて転移魔法を詠唱なしでやるところを見たよ。」
アーサーがきらきらした目で話しているわ。こんなアーサーも素敵ね。さぁ、魔力の流れのリハビリから頑張るわよ。
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