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40.男性陣が忙しそうなので、私はお部屋に戻ります
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チェリー男爵とブロッサ嬢が帰ってから、お父様たちは、明らかに私に秘密にしたいことができました、という顔をしていたので私は一度部屋に戻ることにした。どうせ私はうっかりしゃべる可能性が高い令嬢ですよ。それにしても、こんなに分かりやすい態度で国の仕事ができるのかしら?心配だけど、私は私のできることをしないとね。まだまだ次から次へと患者さんは来るもの、まぼろしの薬を沢山作らないといけないわ。
「サリーどこ?お腹が空いたんだけど、何か摘まめるものお願い。」
「お嬢様、食堂できちんと食べたらどうですか?」
「う~ん、でも、もうお昼の時間は過ぎちゃったし、部屋で軽く食べるわ。夜は少し早めにしっかり食べるから大丈夫よ。それに、まぼろしの薬も沢山作りたいからお願い。」
「お嬢様…。お嬢様がこんなに頑張っている姿をサリーは初めて見て感動しています。それなのに、薬師様の恰好で活動しているせいで、誰もお嬢様の努力を認めてはくれないではないですか!毎日毎日こんなに頑張っているのに、あの平民は女神か、救世主かという扱いだというではありませんか!サリーは納得がいきません。」
毎日毎日ってまだ二日目だけどね。私にしては、頑張っているわね。
「サリーありがとう。サリーが分かってくれているじゃない。それだけで十分よ。サリーがこの部屋で褒めてくれているから十分なのよ。サリーありがとう。大好きよ。」
あれ、サリーの顔が真っ赤じゃない?!やだ、体調悪かったの?どうしよう。大丈夫かしら。
「お嬢様、サリーはどこも悪くないので心配しないでください。お嬢様の気持ちはよく分かりました。それでは、サンドウィッチを頼んできますので、通信機でアーサー様とお話でもしていてください。」
「ありがとう、サリー。」
サリーって私の考えていることがどうしていつも分かるのかしら?本当にすごいわ。私はサリーの言葉に甘えて通信機を手に握りアーサーを呼んだ。
「アーサー聞こえる?」
「うん、聞こえるよ。」
「昨日私がお薬を飲ませた人たちはみんな元気になってくれていて、すごく嬉しかったわ。それにね、今日もびっくりすることが沢山あったの。先ずは、お父様が五百人の魔力の流れを一度に診たのよ。びっくりでしょ。」
「流石クライム殿だね。僕でも三百人がやっとだよ。」
「えっ。それもすごいわね…。それからね、私が薬の蓋を開けたらお父様が魔法で、ティースプーン一杯分の球体を一気に七百個分作って、一瞬で七百人にお薬を飲ませちゃったの。もうびっくりしちゃったわ。」
「へぇ、僕も見たかったな。クライム殿の魔法は美しいって有名なんだよ。魔道具も綺麗だしね。」
「ええ、お父様にもらった魔道具が本当のバラみたいで感動しちゃったの。私、ちょっとお父様のこと勘違いしていたみたい。もっと陰険で近寄りがたい人だと思っていたから、ここに来て本当に良かったわ。」
「陰険って…。それクライム殿が聞いたら泣いちゃうよ。クライム殿は本当に優しい人だよ。」
「そうね…。」
だって、ゲームのイメージがそうだったんだもの。
「それからね、ブロッサにシルバーとルドがまぼろしの薬を頼んで作ってもらったんだけど、一瞬で作っちゃったんですって、すごいでしょ。やっぱりヒロインは別格ね。もちろん、お父様に成分をみてもらったんだけど、まぼろしの薬と一緒だったのよ。だけどプラスアルファーで薬の周りに何か魔力の気配を感じるんですって。」
「へぇ、何だろうね。」
「お父様も分からないらしくて、嬉しそうにしていたわ…。」
「それからが大変だったんだけど。」
「まだあるの?本当に大変だったね。」
「ええ、お父様がまぼろしの薬を調べ終わった頃に、急に廊下が騒がしくなって、見に行ったら、黄金の蛇様がぐったりしていたの。その黄金の蛇様は実は隣国の国王陛下から下賜された大切な蛇様なのに、お父様とルドが、ブロッサの作ったまぼろしの薬を蛇様に飲ませちゃって…。元気になったから良かったけど、一瞬、戦争になるかと思ったわ。」
「それは、何と言っていいか。」
「元気になった蛇様が、なぜか、チェリー男爵とブロッサが来たことを察知して、ブロッサの所に一目散よ。おかげで、ブロッサは座ったまま気絶して可哀そうに。それから蛇様はブロッサ嬢の膝の上から離れないから困っていたんだけど、その時急にゲームの中に出てきた小りすのピゴくんのことを思い出したの。金色の毛並みにピンクの瞳。蛇様は小りすのピゴくんだったの。そう言えば、もうブロッサ嬢って呼ばないとね。男爵令嬢になったんだものね。」
「ちょっと、それは初めて聞くけど、何で蛇様が小リスと関係があるの?」
「ああ、そうよね。私もすっかり忘れていたんだけど、ヒロインの肩に金色の毛並みにピンクの瞳の小りすがいたんだけど、蛇様は普通の蛇様じゃなくて姿を変えられるって聞いたから、小りすになってもらったの。」
「なるほどね。まぼろしの薬にプラスアルファーの気配。それを飲んだ蛇がブロッサに夢中になった。うーん、むかし、他国で使われていた魅了という魔法に似ているような。文献で読んだだけだから良く分からないな。」
「それはどんな魔法なの?」
「菓子や食べ物に魅了を付与して、それを食べた者がその術者に好意を持つ魔法だったと思うよ。」
「あっ、ゲームの中でヒロインは必ず、手作りクッキーを渡していたわ。そうすると好感度があがるの。」
「なるほどね。魅了はやはり、口にするものにくっつける魔法なんだね。たしかに見たことない魔法だね。まぁ、本人は無意識なんだろうけどね。」
「マリー絶対にブロッサ嬢に美味しそうなものをもらっても食べないでね。」
「食べないから安心して。それより、アーサーの方がブロッサ嬢のこと、好きにならないか心配よ。」
「マリー、僕がマリー以外の子を好きになるわけないだろう。今だって、マリーに会いたくて仕方がないんだ。ピンクのふわふわの髪なんて嫌だよ。僕は水色のさらさらしたマリーの髪が好きなんだ。ピンクの瞳も嫌だよ。僕は水色のマリーのくりくりした瞳が好きなんだ。女の子らしい優し気な顔よりマリーの行動的な感じが好きだ。本当はすごく優しいマリーが大好きなんだ。それから……。」
「もう十分、分かったから、私もアーサーが…アーサーが…好き、またね…。」
もう無理、私は色々と限界を感じて通信機から手を離したわ。
「サリーどこ?お腹が空いたんだけど、何か摘まめるものお願い。」
「お嬢様、食堂できちんと食べたらどうですか?」
「う~ん、でも、もうお昼の時間は過ぎちゃったし、部屋で軽く食べるわ。夜は少し早めにしっかり食べるから大丈夫よ。それに、まぼろしの薬も沢山作りたいからお願い。」
「お嬢様…。お嬢様がこんなに頑張っている姿をサリーは初めて見て感動しています。それなのに、薬師様の恰好で活動しているせいで、誰もお嬢様の努力を認めてはくれないではないですか!毎日毎日こんなに頑張っているのに、あの平民は女神か、救世主かという扱いだというではありませんか!サリーは納得がいきません。」
毎日毎日ってまだ二日目だけどね。私にしては、頑張っているわね。
「サリーありがとう。サリーが分かってくれているじゃない。それだけで十分よ。サリーがこの部屋で褒めてくれているから十分なのよ。サリーありがとう。大好きよ。」
あれ、サリーの顔が真っ赤じゃない?!やだ、体調悪かったの?どうしよう。大丈夫かしら。
「お嬢様、サリーはどこも悪くないので心配しないでください。お嬢様の気持ちはよく分かりました。それでは、サンドウィッチを頼んできますので、通信機でアーサー様とお話でもしていてください。」
「ありがとう、サリー。」
サリーって私の考えていることがどうしていつも分かるのかしら?本当にすごいわ。私はサリーの言葉に甘えて通信機を手に握りアーサーを呼んだ。
「アーサー聞こえる?」
「うん、聞こえるよ。」
「昨日私がお薬を飲ませた人たちはみんな元気になってくれていて、すごく嬉しかったわ。それにね、今日もびっくりすることが沢山あったの。先ずは、お父様が五百人の魔力の流れを一度に診たのよ。びっくりでしょ。」
「流石クライム殿だね。僕でも三百人がやっとだよ。」
「えっ。それもすごいわね…。それからね、私が薬の蓋を開けたらお父様が魔法で、ティースプーン一杯分の球体を一気に七百個分作って、一瞬で七百人にお薬を飲ませちゃったの。もうびっくりしちゃったわ。」
「へぇ、僕も見たかったな。クライム殿の魔法は美しいって有名なんだよ。魔道具も綺麗だしね。」
「ええ、お父様にもらった魔道具が本当のバラみたいで感動しちゃったの。私、ちょっとお父様のこと勘違いしていたみたい。もっと陰険で近寄りがたい人だと思っていたから、ここに来て本当に良かったわ。」
「陰険って…。それクライム殿が聞いたら泣いちゃうよ。クライム殿は本当に優しい人だよ。」
「そうね…。」
だって、ゲームのイメージがそうだったんだもの。
「それからね、ブロッサにシルバーとルドがまぼろしの薬を頼んで作ってもらったんだけど、一瞬で作っちゃったんですって、すごいでしょ。やっぱりヒロインは別格ね。もちろん、お父様に成分をみてもらったんだけど、まぼろしの薬と一緒だったのよ。だけどプラスアルファーで薬の周りに何か魔力の気配を感じるんですって。」
「へぇ、何だろうね。」
「お父様も分からないらしくて、嬉しそうにしていたわ…。」
「それからが大変だったんだけど。」
「まだあるの?本当に大変だったね。」
「ええ、お父様がまぼろしの薬を調べ終わった頃に、急に廊下が騒がしくなって、見に行ったら、黄金の蛇様がぐったりしていたの。その黄金の蛇様は実は隣国の国王陛下から下賜された大切な蛇様なのに、お父様とルドが、ブロッサの作ったまぼろしの薬を蛇様に飲ませちゃって…。元気になったから良かったけど、一瞬、戦争になるかと思ったわ。」
「それは、何と言っていいか。」
「元気になった蛇様が、なぜか、チェリー男爵とブロッサが来たことを察知して、ブロッサの所に一目散よ。おかげで、ブロッサは座ったまま気絶して可哀そうに。それから蛇様はブロッサ嬢の膝の上から離れないから困っていたんだけど、その時急にゲームの中に出てきた小りすのピゴくんのことを思い出したの。金色の毛並みにピンクの瞳。蛇様は小りすのピゴくんだったの。そう言えば、もうブロッサ嬢って呼ばないとね。男爵令嬢になったんだものね。」
「ちょっと、それは初めて聞くけど、何で蛇様が小リスと関係があるの?」
「ああ、そうよね。私もすっかり忘れていたんだけど、ヒロインの肩に金色の毛並みにピンクの瞳の小りすがいたんだけど、蛇様は普通の蛇様じゃなくて姿を変えられるって聞いたから、小りすになってもらったの。」
「なるほどね。まぼろしの薬にプラスアルファーの気配。それを飲んだ蛇がブロッサに夢中になった。うーん、むかし、他国で使われていた魅了という魔法に似ているような。文献で読んだだけだから良く分からないな。」
「それはどんな魔法なの?」
「菓子や食べ物に魅了を付与して、それを食べた者がその術者に好意を持つ魔法だったと思うよ。」
「あっ、ゲームの中でヒロインは必ず、手作りクッキーを渡していたわ。そうすると好感度があがるの。」
「なるほどね。魅了はやはり、口にするものにくっつける魔法なんだね。たしかに見たことない魔法だね。まぁ、本人は無意識なんだろうけどね。」
「マリー絶対にブロッサ嬢に美味しそうなものをもらっても食べないでね。」
「食べないから安心して。それより、アーサーの方がブロッサ嬢のこと、好きにならないか心配よ。」
「マリー、僕がマリー以外の子を好きになるわけないだろう。今だって、マリーに会いたくて仕方がないんだ。ピンクのふわふわの髪なんて嫌だよ。僕は水色のさらさらしたマリーの髪が好きなんだ。ピンクの瞳も嫌だよ。僕は水色のマリーのくりくりした瞳が好きなんだ。女の子らしい優し気な顔よりマリーの行動的な感じが好きだ。本当はすごく優しいマリーが大好きなんだ。それから……。」
「もう十分、分かったから、私もアーサーが…アーサーが…好き、またね…。」
もう無理、私は色々と限界を感じて通信機から手を離したわ。
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