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冒険の旅
しゅっぱーつ!
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早朝である。
それも、真夏になっているこの時期にして未だ日が昇って居ない、地球で言えば、3時頃になる。
昨日早寝をしたのは、こうして早朝に起きる為だ。
ジャイアントクルーザーから、8機のクリムゾンスパイダーを降ろし、整列させた。
リョーマさんの商隊は、6台の馬車を連ねる大商隊なので、早朝の出街が認められている。
まぁ、入街する場合はその旨では無い。
何故なら出る分には荷物検査の必要性は低いが、入って来る場合には、時間外に危険物を持ち込むと言う輩も少なくは無いので検査の必要性が出て来るからだ。
一応王都である以上、危険物、麻薬等の蔓延は防ぐべくして取り締まっている為、深夜の入街は認められて居ないと言う事だ。
一応ちゃんと考えてはいるみたいだね、その割にはザル抜けしちゃってそうだけどな。
だって昨日、ちょっと路地裏に入っただけで大麻の取引現場に遭遇してるからね。
その法に説得力はあまり感じない。
少し脱線したけど、そのリョーマさんの商隊がそろそろ出街してくる時間だからだ。
クリムゾンスパイダー6機に、馬車を分乗させ、AIコントロールで運びつつ、7号機で御者を含むスタッフを乗せる。
8号機は別行動で、皇帝君を帝国まで運んだ後、自力で合流させるつもりだ。
皇帝君には、レジーナに伝言を頼んで有るので問題は無い。
そろそろリョーマさんが出てくる時間だ。
「済まない、待たせたようだな。」
「私が準備の為に早起きしただけだから気にしないでね。」
「で、そこに並んでるのは何だい?」
「リョーマさんの商隊の馬車をより安全に運ぶための魔道具、一台づつ、搭乗させてもらえれば、損耗ゼロで運び切るから。」
「損耗ゼロ? どうやったらそうなるんだ?」
「この魔道具には、馬の為の飼い葉や、水も既に十分に積んで有る。
その上に、万が一盗賊に出会っても、誰にも害する事なんか出来ないしな。」
「なんか呆れるしか無いが、安全を約束出来ると言うならばこちらからお願いしたい。」
と言って商隊に向き直ると、大声で指示を飛ばした。
「お前ら! そこに並んでるデッケー蜘蛛みたいのに馬車を乗せろ!」
すると、一糸乱れぬと言った印象の動きで速やかに馬車はクリムゾンスパイダーのカーゴベイへ吸い込まれて行った。
馬車を固定し、馬を馬房に移し、スタッフ全員を7号機のカーゴスペースに作った仮設生活スペースに乗せる。
仮説と言えども私の作った物だからね、快適過ぎるみたいで驚かれた。
貴族の屋敷の部屋みたいって言ってた。
イヤもっとキレイな部屋になってるとは思うけど、他に表現のしようが無いのだろう。
さぁ出発だと言う事で、1号機に搭乗しようとしたその時。
「何だよ、水くせぇな、一人で行く気だったのかよ?」
「キース・・・」
「エリーは一人にしておいたら何しでかすか判らんからな、夫婦でサポートしてやる。」
「カイエン、マカンヌ・・・」
「エリーさん、私も修行の為についてって良いですか?」
「カレイラちゃん・・・」
「本当、私達を置いて行っちゃおうなんて酷くない?」
「クリス・・・」
「全くにゃ、師匠にはまだ何も教わってにゃいってのに逃がさにゃいっス。」
「猫ちゃん・・・」
「ん、一緒に行く、ハイエルフ様。」
「違うからね、ザイン・・・」
「にゃんでアタイだけ名前で呼んでくれにゃいにゃ~!!!」
なんか一人キレてんの居るけどほっとこう。
「ば、馬鹿だろお前ら! 護衛任務私一人で受けてんだからお前らこんなにいっぱい居たって報酬出ねぇぞ?」
「「「「「「「そんなん要らん!」」」」」」」」
「ふ、ふん!勝手にしろ!」
するとキースがいきなり仕切りだした。
「おーし、じゃあ乗機の割り振りすんぞー!
エリーは当然1号だろ、依頼主は2号だろうな。
俺が3号な、クリスとザインが4号、カイエンさんとマカンヌさんは5号、6号にカレイラと猫で良いか?」
「猫言うな~!!」
「「「「「意義なーし!」」」」」
「ねぇ、猫じゃ無くてオーブ!
名前で呼んでくれにゃぁ~・・・」
うん、ちょっとかわいそうだけど可愛いからもっといじってやれ。
「ちなみに猫はカレイラちゃんの抱き枕要員って事で。」
「なんでにゃぁぁぁぁ! あと猫って言うにゃぁ~!」
「あ、キレた?」
「エリーのとどめは相変わらずキレがあるよな。」
「流石、ハイエルフ様。」
「うっさいわ、おまいら!
そろそろ行くよ!
ついて来たけりゃ勝手に来たら良いさ!
決まったんなら出発するからねっ!」
「素直じゃねぇなぁ~。」
こうして、海をも越えようと言う私達の旅は始まったのだった。
----------------
私は、出発前に、リョーマさんにクリムゾンスパイダーの内部の説明と居室への案内をしていた。
「此方が自由に使って良い部屋です、ベッド、トイレ、お風呂が揃ってますからね。」
「あ、あぁ、それは良いんだけど、貴族用の宿と比べても圧倒的にこっちの方が奇麗で良い気がするのは気のせいかな?」
「あぁ~・・・っと、うん、そうかも、多分だけど、私がキレイ好きだから?」
「何で疑問形なんだ?」
「後ね、食事は基本的に休憩を挟んだ時に外で食べようかと思うんだけど、小腹が空いたりした時に部屋でも取れるようになってるから。」
「それはどうしたら良いのだ?」
「この小さい扉の脇に付いてるモニターで表示される物なら何でも出せるので、写真と食べ物の説明を読んで食べたい物を選んでこのモニターの隅に表示されてる注文って所をタッチするだけだからね、後は3分くらい待ってくれたら出るから。」
「そんなに簡単に食事がとれるのか・・・」
「つっても今収納されてる食材の限りではあるけどね。」
「そうか、判った。」
「次こっちね、コックピット、基本このクリムゾンスパイダーを動かす為の操縦室と言う事になるんだけど、リョーマさん的には何もする事は無いです。ただ、全周囲モニターのお陰で眺望が良いので暇潰しに景色見るには良いんじゃないかな?」
「何だこれは、凄いな、足元まで外が見えるのか、どうなってるんだ?」
「周囲に配したカメラの映像を繋げて表示してるんだ、って言っても解んないよねぇ~。」
「うむ、言ってる事は何となく解るがどういう技なのかはサッパリだ。」
「あんま深く考えないで、何で全周囲見れるのかが何となく解れば十分じゃない?」
「そんなもんなのか?」
「まぁ兎に角、のんびり寛いで居てくれたら何の心配も危険も無く目的地だから安心して楽しんで良いよって事かな?」
「何故だか常識が壊れる音が聞こえるのだが。」
「あはは、気のせい気のせい~。」
-----------
時速60km/h程度の、ゆっくり過ぎず速すぎない速度で走りだして数分、なんか前方の大森林の際辺りに不穏な物が見えて来た・・・
盗賊に何だか襲われているみたいだ。
商隊・・・では無いな、馬車が豪奢だ。
っつーかお付きの騎士が弱すぎるのは気のせいでは無さそうだ。
明らかにショボい装備の盗賊と思しき連中の攻撃に対して防戦一方のフルプレートの一団ってどうなんだ・・・
はぁ、やれやれ、助けてやるか。
ここから後ろを振り返ると王都の城壁は見えるけど、あっちからこの惨状は見えないわな、やるなら被害者側の被害は最小限で留めねば。
クリムゾンスパイダーをマニュアル操作に切り替えて、最大戦速で接近する事にした。
あ、ちなみに最高速度は130km/hも発揮してしまいます。
射程に入って来たのでスナイプモードで一発、12.7㎜をロングレンジで撃ち込んで牽制。
狙ったターゲットは、剣を落とした騎士を斬りつけようとして盗賊の振り上げた剣。
大型の銃弾独特の、乾いた良く響く低い破裂音が響いた。
次の瞬間、振り下ろそうとした剣が弾かれ、その刃は砕け散り、その銃弾のパンチ力で腕ごと跳ね上げられた盗賊が転げる。
「な、何者だ!?」
その様子を見ていた、盗賊の恐らく頭目と思しき人物が叫ぶが、周囲を見渡しても砂ぼこりが建って居るのが確認出来るだけだ。
だが、その砂ぼこりはすさまじい速度で近付いて居た。
エリーのクリムゾンスパイダー1号機、そしてそれに反応するように追随する2~7号機の姿が盗賊達からも見えるようになるにはそう時間は掛からなかった。
「何だ?魔物か?」
盗賊の頭目は、当然知らない、これが恐らく今最強の武器である事を。
それも、真夏になっているこの時期にして未だ日が昇って居ない、地球で言えば、3時頃になる。
昨日早寝をしたのは、こうして早朝に起きる為だ。
ジャイアントクルーザーから、8機のクリムゾンスパイダーを降ろし、整列させた。
リョーマさんの商隊は、6台の馬車を連ねる大商隊なので、早朝の出街が認められている。
まぁ、入街する場合はその旨では無い。
何故なら出る分には荷物検査の必要性は低いが、入って来る場合には、時間外に危険物を持ち込むと言う輩も少なくは無いので検査の必要性が出て来るからだ。
一応王都である以上、危険物、麻薬等の蔓延は防ぐべくして取り締まっている為、深夜の入街は認められて居ないと言う事だ。
一応ちゃんと考えてはいるみたいだね、その割にはザル抜けしちゃってそうだけどな。
だって昨日、ちょっと路地裏に入っただけで大麻の取引現場に遭遇してるからね。
その法に説得力はあまり感じない。
少し脱線したけど、そのリョーマさんの商隊がそろそろ出街してくる時間だからだ。
クリムゾンスパイダー6機に、馬車を分乗させ、AIコントロールで運びつつ、7号機で御者を含むスタッフを乗せる。
8号機は別行動で、皇帝君を帝国まで運んだ後、自力で合流させるつもりだ。
皇帝君には、レジーナに伝言を頼んで有るので問題は無い。
そろそろリョーマさんが出てくる時間だ。
「済まない、待たせたようだな。」
「私が準備の為に早起きしただけだから気にしないでね。」
「で、そこに並んでるのは何だい?」
「リョーマさんの商隊の馬車をより安全に運ぶための魔道具、一台づつ、搭乗させてもらえれば、損耗ゼロで運び切るから。」
「損耗ゼロ? どうやったらそうなるんだ?」
「この魔道具には、馬の為の飼い葉や、水も既に十分に積んで有る。
その上に、万が一盗賊に出会っても、誰にも害する事なんか出来ないしな。」
「なんか呆れるしか無いが、安全を約束出来ると言うならばこちらからお願いしたい。」
と言って商隊に向き直ると、大声で指示を飛ばした。
「お前ら! そこに並んでるデッケー蜘蛛みたいのに馬車を乗せろ!」
すると、一糸乱れぬと言った印象の動きで速やかに馬車はクリムゾンスパイダーのカーゴベイへ吸い込まれて行った。
馬車を固定し、馬を馬房に移し、スタッフ全員を7号機のカーゴスペースに作った仮設生活スペースに乗せる。
仮説と言えども私の作った物だからね、快適過ぎるみたいで驚かれた。
貴族の屋敷の部屋みたいって言ってた。
イヤもっとキレイな部屋になってるとは思うけど、他に表現のしようが無いのだろう。
さぁ出発だと言う事で、1号機に搭乗しようとしたその時。
「何だよ、水くせぇな、一人で行く気だったのかよ?」
「キース・・・」
「エリーは一人にしておいたら何しでかすか判らんからな、夫婦でサポートしてやる。」
「カイエン、マカンヌ・・・」
「エリーさん、私も修行の為についてって良いですか?」
「カレイラちゃん・・・」
「本当、私達を置いて行っちゃおうなんて酷くない?」
「クリス・・・」
「全くにゃ、師匠にはまだ何も教わってにゃいってのに逃がさにゃいっス。」
「猫ちゃん・・・」
「ん、一緒に行く、ハイエルフ様。」
「違うからね、ザイン・・・」
「にゃんでアタイだけ名前で呼んでくれにゃいにゃ~!!!」
なんか一人キレてんの居るけどほっとこう。
「ば、馬鹿だろお前ら! 護衛任務私一人で受けてんだからお前らこんなにいっぱい居たって報酬出ねぇぞ?」
「「「「「「「そんなん要らん!」」」」」」」」
「ふ、ふん!勝手にしろ!」
するとキースがいきなり仕切りだした。
「おーし、じゃあ乗機の割り振りすんぞー!
エリーは当然1号だろ、依頼主は2号だろうな。
俺が3号な、クリスとザインが4号、カイエンさんとマカンヌさんは5号、6号にカレイラと猫で良いか?」
「猫言うな~!!」
「「「「「意義なーし!」」」」」
「ねぇ、猫じゃ無くてオーブ!
名前で呼んでくれにゃぁ~・・・」
うん、ちょっとかわいそうだけど可愛いからもっといじってやれ。
「ちなみに猫はカレイラちゃんの抱き枕要員って事で。」
「なんでにゃぁぁぁぁ! あと猫って言うにゃぁ~!」
「あ、キレた?」
「エリーのとどめは相変わらずキレがあるよな。」
「流石、ハイエルフ様。」
「うっさいわ、おまいら!
そろそろ行くよ!
ついて来たけりゃ勝手に来たら良いさ!
決まったんなら出発するからねっ!」
「素直じゃねぇなぁ~。」
こうして、海をも越えようと言う私達の旅は始まったのだった。
----------------
私は、出発前に、リョーマさんにクリムゾンスパイダーの内部の説明と居室への案内をしていた。
「此方が自由に使って良い部屋です、ベッド、トイレ、お風呂が揃ってますからね。」
「あ、あぁ、それは良いんだけど、貴族用の宿と比べても圧倒的にこっちの方が奇麗で良い気がするのは気のせいかな?」
「あぁ~・・・っと、うん、そうかも、多分だけど、私がキレイ好きだから?」
「何で疑問形なんだ?」
「後ね、食事は基本的に休憩を挟んだ時に外で食べようかと思うんだけど、小腹が空いたりした時に部屋でも取れるようになってるから。」
「それはどうしたら良いのだ?」
「この小さい扉の脇に付いてるモニターで表示される物なら何でも出せるので、写真と食べ物の説明を読んで食べたい物を選んでこのモニターの隅に表示されてる注文って所をタッチするだけだからね、後は3分くらい待ってくれたら出るから。」
「そんなに簡単に食事がとれるのか・・・」
「つっても今収納されてる食材の限りではあるけどね。」
「そうか、判った。」
「次こっちね、コックピット、基本このクリムゾンスパイダーを動かす為の操縦室と言う事になるんだけど、リョーマさん的には何もする事は無いです。ただ、全周囲モニターのお陰で眺望が良いので暇潰しに景色見るには良いんじゃないかな?」
「何だこれは、凄いな、足元まで外が見えるのか、どうなってるんだ?」
「周囲に配したカメラの映像を繋げて表示してるんだ、って言っても解んないよねぇ~。」
「うむ、言ってる事は何となく解るがどういう技なのかはサッパリだ。」
「あんま深く考えないで、何で全周囲見れるのかが何となく解れば十分じゃない?」
「そんなもんなのか?」
「まぁ兎に角、のんびり寛いで居てくれたら何の心配も危険も無く目的地だから安心して楽しんで良いよって事かな?」
「何故だか常識が壊れる音が聞こえるのだが。」
「あはは、気のせい気のせい~。」
-----------
時速60km/h程度の、ゆっくり過ぎず速すぎない速度で走りだして数分、なんか前方の大森林の際辺りに不穏な物が見えて来た・・・
盗賊に何だか襲われているみたいだ。
商隊・・・では無いな、馬車が豪奢だ。
っつーかお付きの騎士が弱すぎるのは気のせいでは無さそうだ。
明らかにショボい装備の盗賊と思しき連中の攻撃に対して防戦一方のフルプレートの一団ってどうなんだ・・・
はぁ、やれやれ、助けてやるか。
ここから後ろを振り返ると王都の城壁は見えるけど、あっちからこの惨状は見えないわな、やるなら被害者側の被害は最小限で留めねば。
クリムゾンスパイダーをマニュアル操作に切り替えて、最大戦速で接近する事にした。
あ、ちなみに最高速度は130km/hも発揮してしまいます。
射程に入って来たのでスナイプモードで一発、12.7㎜をロングレンジで撃ち込んで牽制。
狙ったターゲットは、剣を落とした騎士を斬りつけようとして盗賊の振り上げた剣。
大型の銃弾独特の、乾いた良く響く低い破裂音が響いた。
次の瞬間、振り下ろそうとした剣が弾かれ、その刃は砕け散り、その銃弾のパンチ力で腕ごと跳ね上げられた盗賊が転げる。
「な、何者だ!?」
その様子を見ていた、盗賊の恐らく頭目と思しき人物が叫ぶが、周囲を見渡しても砂ぼこりが建って居るのが確認出来るだけだ。
だが、その砂ぼこりはすさまじい速度で近付いて居た。
エリーのクリムゾンスパイダー1号機、そしてそれに反応するように追随する2~7号機の姿が盗賊達からも見えるようになるにはそう時間は掛からなかった。
「何だ?魔物か?」
盗賊の頭目は、当然知らない、これが恐らく今最強の武器である事を。
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