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異世界の学園で愛され姫として王子たちから(性的に)溺愛されました
もう一人の王子様
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次の日、亜莉紗はあるアパートの前で佇んでいた。マンションではないけれど、亜莉紗の住むそれより数段ランクの高いアパートだ。
意を決してインターフォンを鳴らす。そして現れた人物は。
「光琉、お兄ちゃん――」
「……亜莉紗」
その人物は、セフィロトに現れては亜莉紗に何度も官能を強いた彼なのだった。
突然訪問したにも関わらず、光琉の部屋はこざっぱりとして片付いていた。
「亜莉紗、帰ってきたんだね」
「……うん」
光琉が亜莉紗の前にミネラルウォーターを出しながら言った。
「…………」
「…………」
お互い沈黙する。どこから話し始めればいいのだろう。
「よくここがわかったね」
口火を切ったのは光琉だった。
「伯母さんに訊いて……。戻ってたんだね、お兄ちゃん」
「ああ。こっちで就職したんだ」
光琉は亜莉紗の四つ上の従兄だ。東京の大学に進学していたが、戻って地元で就職したのだという。
あの日、志瑯の進学祝いには伯母も出席していたが、光琉の姿はなかった。話題の中心が志瑯だったので、光琉のことが話題に上ることもなかったのだろう。
「……お兄ちゃんは、どこまで知ってるの? わたしのこと……セフィロトのこと」
「全部、知ってるよ。そして……亜莉紗があちらでどう過ごしているのかも見えていた。――あの世界を創ったのは亜莉紗と……ぼくだから」
「……!」
そう言うと光琉は、サイドチェストの上に置かれた箱を取ってテーブルの上へ持ってきた。
箱には布が被せられていたが、それを外すと。
「……お城? ううん、学校……」
そこに現れたのは、少し荒い造りであるが立派なジオラマだった。
「これ、セフィロトの――ティファレト学園だね」
「そうだよ、亜莉紗」
「みんなも居る……」
そこには、フェリクス、レアンドル、サイラス、エーミールの人形までもきちんとあったのだ。
「亜莉紗、覚えてる?」
「……何を?」
光琉は少し言い淀んだが、やがてしっかりと言った。
「亜莉紗が八歳で、ぼくが十二歳の時……亜莉紗が押し入れで自慰をしているのを、ぼくが見てしまったんだ」
「……!」
亜莉紗は目をそらした。さすがに後ろめたい。
まったく覚えていないわけではないのだ。確かに亜莉紗はあの日、泣きながら押し入れで自慰をして、家に遊びに来ていた光琉に発見されたのだ。
亜莉紗の自慰癖は、物心ついた頃――弟が産まれ、言葉を話すようになった頃からのものだ。
その当時はもちろん性的な知識なんてなかったし、性的な妄想を伴うものでもなかった。ただ現実から逃れ、没頭するためにやっていた行為だ。
「亜莉紗は、驚くぼくを見ても行為をやめなかった。泣きながら一心不乱に自慰を続けて――さすがにぼくはおかしいと思った」
光琉はゆっくりと話す。
「ぼくも年頃だったから、下劣な好奇心がなかったとは言えない。だけど見られてもやめない、泣きながら行為をするのは明らかに異常だと思って、色々と調べたんだ」
「………」
「小児自慰には性的な意味はない。ただ性器をいじると気持ちがいいからするだけだ。だけど頻繁に行う子供のそれは、精神的なストレスからくる代償行為なんだよ」
「代償行為……」
「亜莉紗は、いつも家では我慢させられてばかりだったよね。理不尽なこと、いっぱいあったんだと思う。たまに亜莉紗の家に行くぼくでもわかったくらいだから、きっと亜莉紗にとっては耐え難いほど辛かったと思う……」
亜莉紗は手を組んで話す光琉の両手をじっと見つめた。顔を見つめることは、さすがにできなかった。
「ぼくは亜莉紗を救いたいと思った。でもぼくは十二歳の子供で、親戚とはいえ他所の家庭のことだ。ぼくにできることは何もなかった」
「……お兄ちゃん……」
「だからぼくは――それがいいことかはわからなかったけど、『亜莉紗はお姫様だから、いつかきっと王子様がやってきて助けてくれるよ』って言ったんだ。……覚えてる?」
「ごめんなさい、覚えてない……」
「そうしたら亜莉紗は、絵を描いたんだ。亜莉紗にとってやさしい、亜莉紗をお姫様としてあつかってくれる――そして、理想の王子様のいる世界の絵だよ」
「………!」
「本当は」
光琉はそこで言葉を切った。
「本当は、そんな空想上の王子様じゃなくて、ぼくが亜莉紗の王子様になりたかった。でも、子供のぼくにはどうすることもできない。だから、亜莉紗の空想を拡げる手伝いをした。ふたりで話し合って、あの世界を創ったんだよ」
そうか――そうだったんだ。
「わたし……なんで忘れてしまってたのかな……」
「亜莉紗、中学生くらいからオタクになったよね。それでじゃないかな?」
「………」
そうだ。亜莉紗は中学生からオタク女子グループと仲良くなって、アニメや漫画、ゲームに夢中になった。自由になるお金は少しだったから満足に楽しめたとはいえないけれど、友達同士で貸し借りをして萌え語りをするだけでも、充分に楽しかったのだ。
光琉とだんだんと疎遠になっていったのも、関係があるのかもしれない。
「お兄ちゃん、そのジオラマはいつ、どうして作ったの?」
亜莉紗は気になっていたことを訊ねた。
「ぼくは凝り性だし、亜莉紗ほど想像力もないからね。亜莉紗の空想を拡げる手伝いをするのには、実物が必要だったんだ」
「ずっと持っていたのはどうして?」
「このジオラマを見つめてると、離れていても何故か亜莉紗のことがわかったんだ。だからぼくは、ずっと――ずっと亜莉紗を見ていた」
「お兄ちゃん……」
「亜莉紗が向こうの世界に――セフィロトへ行ってしまってからは、それまで以上によく亜莉紗のことが見えるようになった。ぼくも、あの世界の創造主の一人だからかもしれない」
「…………」
「ある時ぼくは、今まで以上に亜莉紗がはっきりと見えて、手を伸ばしてみたんだ。そうしたらぼくも、あの世界に行っていた」
光琉はそれまで伏せていた瞳を、亜莉紗に向けて話す。
「……立体物だからかな。セフィロトへの媒介として、このジオラマのほうが強いのかもしれない。ともかくぼくは、自由にこちらとあちらを行き来できるようになったんだ」
そうして夜ごと亜莉紗を訪れ、官能を落としていったのか。
だが、そのことを責める気にはなれなかった。騎士たちとのセックスに夢中になっている亜莉紗を自分に向ける為であれば、そうするのが自然だと思えたからだ。
「亜莉紗――戻るつもり……だよね?」
「…………!」
この世界に戻ってくることを決めた時、亜莉紗は二度とセフィロトへは行けないかもしれないと覚悟はしていた。だが、可能ならば亜莉紗は戻るつもりだった。
今の話ならば、きっと部屋でまた自慰をしながら強く願えば、セフィロトへ戻ることができるのだろう。
「ぼくは、亜莉紗があちらへ行ってしまったら、このジオラマを壊す」
「……!」
「創造主のひとりであるぼくの手を離れ、媒介を片方失ったら、もう二度と――亜莉紗はこちらの世界へは戻ってこれないと思う。……それでも、セフィロトへ戻るの、亜莉紗」
「…………」
亜莉紗は目を瞑った。でも、そうしなくたって答えは決まっている。
「……お兄ちゃんにとってセフィロトは、彼らは空想上の存在かもしれない……。でも――わたしにとっては、とても大切な人たちなの」
「彼らを、愛してるんだね」
「……うん」
――それに。
「それに、わたしが彼らの創造主だっていうなら、創造して、いっぱい助けてもらっておいて、その後は放っておいて忘れちゃうなんて……そんなことできないよ」
光琉が軽く息を呑む気配がした。
彼にとって酷いことを言っているのはわかっている。なにしろ亜莉紗は、光琉にいっぱい助けてもらっておきながら、その後は忘れてしまったのだから。そうしてまた、彼を捨ててセフィロトへ戻ろうとしている。
「亜莉紗」
光琉が手を伸ばし、亜莉紗の頬に触れた。
「亜莉紗を、ぼくの手で幸せにしたかった。ぼくが……っ」
感極まったのか、彼の手が震える。
「……ごめん、亜莉紗」
「ううん」
「未練がましい男だと言われるかもしれないけど……最後に一度だけ、抱きしめさせてくれないか」
「……うん」
亜莉紗と光琉は立ち上がって、そっと抱き合った。決して力は込めずに。……力を込めたらきっと、離れがたくなる。
そしてゆっくりと離れると、亜莉紗は言った。
「ありがとう……光琉お兄ちゃん。そして、さようなら」
(さようなら。わたしの――もう一人の王子様)
光琉のアパートを後にした亜莉紗は自室へ戻り、そしてすぐにセフィロトへ、愛すべき亜莉紗の世界へと帰還したのだった。
意を決してインターフォンを鳴らす。そして現れた人物は。
「光琉、お兄ちゃん――」
「……亜莉紗」
その人物は、セフィロトに現れては亜莉紗に何度も官能を強いた彼なのだった。
突然訪問したにも関わらず、光琉の部屋はこざっぱりとして片付いていた。
「亜莉紗、帰ってきたんだね」
「……うん」
光琉が亜莉紗の前にミネラルウォーターを出しながら言った。
「…………」
「…………」
お互い沈黙する。どこから話し始めればいいのだろう。
「よくここがわかったね」
口火を切ったのは光琉だった。
「伯母さんに訊いて……。戻ってたんだね、お兄ちゃん」
「ああ。こっちで就職したんだ」
光琉は亜莉紗の四つ上の従兄だ。東京の大学に進学していたが、戻って地元で就職したのだという。
あの日、志瑯の進学祝いには伯母も出席していたが、光琉の姿はなかった。話題の中心が志瑯だったので、光琉のことが話題に上ることもなかったのだろう。
「……お兄ちゃんは、どこまで知ってるの? わたしのこと……セフィロトのこと」
「全部、知ってるよ。そして……亜莉紗があちらでどう過ごしているのかも見えていた。――あの世界を創ったのは亜莉紗と……ぼくだから」
「……!」
そう言うと光琉は、サイドチェストの上に置かれた箱を取ってテーブルの上へ持ってきた。
箱には布が被せられていたが、それを外すと。
「……お城? ううん、学校……」
そこに現れたのは、少し荒い造りであるが立派なジオラマだった。
「これ、セフィロトの――ティファレト学園だね」
「そうだよ、亜莉紗」
「みんなも居る……」
そこには、フェリクス、レアンドル、サイラス、エーミールの人形までもきちんとあったのだ。
「亜莉紗、覚えてる?」
「……何を?」
光琉は少し言い淀んだが、やがてしっかりと言った。
「亜莉紗が八歳で、ぼくが十二歳の時……亜莉紗が押し入れで自慰をしているのを、ぼくが見てしまったんだ」
「……!」
亜莉紗は目をそらした。さすがに後ろめたい。
まったく覚えていないわけではないのだ。確かに亜莉紗はあの日、泣きながら押し入れで自慰をして、家に遊びに来ていた光琉に発見されたのだ。
亜莉紗の自慰癖は、物心ついた頃――弟が産まれ、言葉を話すようになった頃からのものだ。
その当時はもちろん性的な知識なんてなかったし、性的な妄想を伴うものでもなかった。ただ現実から逃れ、没頭するためにやっていた行為だ。
「亜莉紗は、驚くぼくを見ても行為をやめなかった。泣きながら一心不乱に自慰を続けて――さすがにぼくはおかしいと思った」
光琉はゆっくりと話す。
「ぼくも年頃だったから、下劣な好奇心がなかったとは言えない。だけど見られてもやめない、泣きながら行為をするのは明らかに異常だと思って、色々と調べたんだ」
「………」
「小児自慰には性的な意味はない。ただ性器をいじると気持ちがいいからするだけだ。だけど頻繁に行う子供のそれは、精神的なストレスからくる代償行為なんだよ」
「代償行為……」
「亜莉紗は、いつも家では我慢させられてばかりだったよね。理不尽なこと、いっぱいあったんだと思う。たまに亜莉紗の家に行くぼくでもわかったくらいだから、きっと亜莉紗にとっては耐え難いほど辛かったと思う……」
亜莉紗は手を組んで話す光琉の両手をじっと見つめた。顔を見つめることは、さすがにできなかった。
「ぼくは亜莉紗を救いたいと思った。でもぼくは十二歳の子供で、親戚とはいえ他所の家庭のことだ。ぼくにできることは何もなかった」
「……お兄ちゃん……」
「だからぼくは――それがいいことかはわからなかったけど、『亜莉紗はお姫様だから、いつかきっと王子様がやってきて助けてくれるよ』って言ったんだ。……覚えてる?」
「ごめんなさい、覚えてない……」
「そうしたら亜莉紗は、絵を描いたんだ。亜莉紗にとってやさしい、亜莉紗をお姫様としてあつかってくれる――そして、理想の王子様のいる世界の絵だよ」
「………!」
「本当は」
光琉はそこで言葉を切った。
「本当は、そんな空想上の王子様じゃなくて、ぼくが亜莉紗の王子様になりたかった。でも、子供のぼくにはどうすることもできない。だから、亜莉紗の空想を拡げる手伝いをした。ふたりで話し合って、あの世界を創ったんだよ」
そうか――そうだったんだ。
「わたし……なんで忘れてしまってたのかな……」
「亜莉紗、中学生くらいからオタクになったよね。それでじゃないかな?」
「………」
そうだ。亜莉紗は中学生からオタク女子グループと仲良くなって、アニメや漫画、ゲームに夢中になった。自由になるお金は少しだったから満足に楽しめたとはいえないけれど、友達同士で貸し借りをして萌え語りをするだけでも、充分に楽しかったのだ。
光琉とだんだんと疎遠になっていったのも、関係があるのかもしれない。
「お兄ちゃん、そのジオラマはいつ、どうして作ったの?」
亜莉紗は気になっていたことを訊ねた。
「ぼくは凝り性だし、亜莉紗ほど想像力もないからね。亜莉紗の空想を拡げる手伝いをするのには、実物が必要だったんだ」
「ずっと持っていたのはどうして?」
「このジオラマを見つめてると、離れていても何故か亜莉紗のことがわかったんだ。だからぼくは、ずっと――ずっと亜莉紗を見ていた」
「お兄ちゃん……」
「亜莉紗が向こうの世界に――セフィロトへ行ってしまってからは、それまで以上によく亜莉紗のことが見えるようになった。ぼくも、あの世界の創造主の一人だからかもしれない」
「…………」
「ある時ぼくは、今まで以上に亜莉紗がはっきりと見えて、手を伸ばしてみたんだ。そうしたらぼくも、あの世界に行っていた」
光琉はそれまで伏せていた瞳を、亜莉紗に向けて話す。
「……立体物だからかな。セフィロトへの媒介として、このジオラマのほうが強いのかもしれない。ともかくぼくは、自由にこちらとあちらを行き来できるようになったんだ」
そうして夜ごと亜莉紗を訪れ、官能を落としていったのか。
だが、そのことを責める気にはなれなかった。騎士たちとのセックスに夢中になっている亜莉紗を自分に向ける為であれば、そうするのが自然だと思えたからだ。
「亜莉紗――戻るつもり……だよね?」
「…………!」
この世界に戻ってくることを決めた時、亜莉紗は二度とセフィロトへは行けないかもしれないと覚悟はしていた。だが、可能ならば亜莉紗は戻るつもりだった。
今の話ならば、きっと部屋でまた自慰をしながら強く願えば、セフィロトへ戻ることができるのだろう。
「ぼくは、亜莉紗があちらへ行ってしまったら、このジオラマを壊す」
「……!」
「創造主のひとりであるぼくの手を離れ、媒介を片方失ったら、もう二度と――亜莉紗はこちらの世界へは戻ってこれないと思う。……それでも、セフィロトへ戻るの、亜莉紗」
「…………」
亜莉紗は目を瞑った。でも、そうしなくたって答えは決まっている。
「……お兄ちゃんにとってセフィロトは、彼らは空想上の存在かもしれない……。でも――わたしにとっては、とても大切な人たちなの」
「彼らを、愛してるんだね」
「……うん」
――それに。
「それに、わたしが彼らの創造主だっていうなら、創造して、いっぱい助けてもらっておいて、その後は放っておいて忘れちゃうなんて……そんなことできないよ」
光琉が軽く息を呑む気配がした。
彼にとって酷いことを言っているのはわかっている。なにしろ亜莉紗は、光琉にいっぱい助けてもらっておきながら、その後は忘れてしまったのだから。そうしてまた、彼を捨ててセフィロトへ戻ろうとしている。
「亜莉紗」
光琉が手を伸ばし、亜莉紗の頬に触れた。
「亜莉紗を、ぼくの手で幸せにしたかった。ぼくが……っ」
感極まったのか、彼の手が震える。
「……ごめん、亜莉紗」
「ううん」
「未練がましい男だと言われるかもしれないけど……最後に一度だけ、抱きしめさせてくれないか」
「……うん」
亜莉紗と光琉は立ち上がって、そっと抱き合った。決して力は込めずに。……力を込めたらきっと、離れがたくなる。
そしてゆっくりと離れると、亜莉紗は言った。
「ありがとう……光琉お兄ちゃん。そして、さようなら」
(さようなら。わたしの――もう一人の王子様)
光琉のアパートを後にした亜莉紗は自室へ戻り、そしてすぐにセフィロトへ、愛すべき亜莉紗の世界へと帰還したのだった。
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