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4.静観と生還
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「エクスカリバーが再び現れたという反応があったそうじゃな。」
「はい、王様。魔道具に反応がありました。」
「ふむ。どこら辺からの反応かは分かるかの?」
「はい、王様。申し訳ございませんが、そこまでは分かりかねます。」
「よいよい、また、何かあったら教えてくれ。」
「御意。」
「今は静観しておくかの。」
―――――――――――――――――――
「おかえりなさぁあい。なおとくん!」
「ええ、ただいまですよ。ほんと、ただいまですよ。」
「よく倒せたねぇ。キングゴブリンの群れ。すごぉい、尊敬しちゃう。どうやって倒したの?」
「ほんと自分でもそう思いますよ。うーん。まぁ、お姉さんの裸想像したら俺の息子がエクスカリバーになって薙ぎ倒したんですかね。」
「えー。私の裸でぇ?嬉ぃよ。ていうことは、詳しい説明は出来ないってことなんだねぇ。まぁ、詳しくは聞かないけどねぇ。」
「そうしてください。」
「ところでぇ、ご褒美、何がいいぃ?」
「え、じゃ、じゃあ、僕と結婚してください!」
「えぇ、ごめんねぇ、私、もう結婚してるんだァ。もう40代だしぃ。」
「え、えええええええ!!」
――――――――――――――――――
「ぐすん。やけ酒だァ!うっぐ。」
ゴクゴクゴク
「まぁまぁ、兄ちゃんよ。そんな落ち込むなって。俺も最初はびっくりしたさ。アレで40代なんて。しかも結婚してるなんてな。(俺も同じく告って振られたとか言えねぇけどな…。)」
「ですよねぇー。あんな可愛いのに…うわぁぁんー、、!」
「ところで兄ちゃん、キングゴブリン50体討伐したんだって?どうやったんだ?え?」
「おじえれませんよぉ。ぐすん。お姉さんの裸想像したら俺のエクスカリバーがエクセレントになったんですよ。」
「そ、そうか。まぁ、詳しく聞くのは野暮ってもんだからな。あ、自己紹介がまだだったな、俺の名前はゴルガイン、気軽にゴルって呼んでくれよ!お前さんの名前は有名だから知ってるぜ。まぁ、同じ冒険者同士仲良くしようぜ。」
「あぁ、ばぁい。ぐすん。」
「そんな、泣くなって!今度良い風俗店紹介してやるよ。」
「ほんとですがァ!ありがとうございまずぅ!」
「おい!抱きつくな!鼻水とヨダレがつく!」
「あぁ、ずみまぜん。約束でずよ!」
「あ、おう。(さっきまでの悲しみはどこに行ったんだ…。)」
「はい、王様。魔道具に反応がありました。」
「ふむ。どこら辺からの反応かは分かるかの?」
「はい、王様。申し訳ございませんが、そこまでは分かりかねます。」
「よいよい、また、何かあったら教えてくれ。」
「御意。」
「今は静観しておくかの。」
―――――――――――――――――――
「おかえりなさぁあい。なおとくん!」
「ええ、ただいまですよ。ほんと、ただいまですよ。」
「よく倒せたねぇ。キングゴブリンの群れ。すごぉい、尊敬しちゃう。どうやって倒したの?」
「ほんと自分でもそう思いますよ。うーん。まぁ、お姉さんの裸想像したら俺の息子がエクスカリバーになって薙ぎ倒したんですかね。」
「えー。私の裸でぇ?嬉ぃよ。ていうことは、詳しい説明は出来ないってことなんだねぇ。まぁ、詳しくは聞かないけどねぇ。」
「そうしてください。」
「ところでぇ、ご褒美、何がいいぃ?」
「え、じゃ、じゃあ、僕と結婚してください!」
「えぇ、ごめんねぇ、私、もう結婚してるんだァ。もう40代だしぃ。」
「え、えええええええ!!」
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「ぐすん。やけ酒だァ!うっぐ。」
ゴクゴクゴク
「まぁまぁ、兄ちゃんよ。そんな落ち込むなって。俺も最初はびっくりしたさ。アレで40代なんて。しかも結婚してるなんてな。(俺も同じく告って振られたとか言えねぇけどな…。)」
「ですよねぇー。あんな可愛いのに…うわぁぁんー、、!」
「ところで兄ちゃん、キングゴブリン50体討伐したんだって?どうやったんだ?え?」
「おじえれませんよぉ。ぐすん。お姉さんの裸想像したら俺のエクスカリバーがエクセレントになったんですよ。」
「そ、そうか。まぁ、詳しく聞くのは野暮ってもんだからな。あ、自己紹介がまだだったな、俺の名前はゴルガイン、気軽にゴルって呼んでくれよ!お前さんの名前は有名だから知ってるぜ。まぁ、同じ冒険者同士仲良くしようぜ。」
「あぁ、ばぁい。ぐすん。」
「そんな、泣くなって!今度良い風俗店紹介してやるよ。」
「ほんとですがァ!ありがとうございまずぅ!」
「おい!抱きつくな!鼻水とヨダレがつく!」
「あぁ、ずみまぜん。約束でずよ!」
「あ、おう。(さっきまでの悲しみはどこに行ったんだ…。)」
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