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第3章 ライブイベント編
千春と蒼介。
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ブライダルフェアの翌日、私は事務所に来ていた。
以前出演していたファンタジー系アニメの二期目が決定したらしく、台本を受け取りにきていた。
「ほぃ、お姫台本とイベントの資料とオーディションの情報な。」
「葉山さんありがとうございます。」
受け取った資料に目を通す。
「…2期のオープニングはるちゃん達が歌うんですか。」
「ん、あぁ。ちなみにエンディングはお姫だぞ?」
「え?!聞いてない。」
「今言った。」
うーん、でも大丈夫かな?
「お疲れ様でーす。お、ちぃ、そういやまたペアだな!よろしく。」
「ペア?あ、あーそっか。よろしく」
現場から戻って来た蒼介が後ろから資料を覗き込んで笑った。
このお話は、王道の剣と魔法の世界で王位継承権を持つお姫さまを中心に話が進むのだ。
私はヒロインのお姫様。
蒼介は、お姫様の護衛騎士役だ。
護衛役なので必然的に私との収録が多くなる。
まぁ、蒼介がいる現場は煩いことで有名だし楽しく出来るかなぁ??
「葉山さん、エンディング曲もしかして作れとか言いませんよね?」
「んー、そこは社長次第かな?作りたい?」
「え、気分乗らないと期限守れないんでお断りします。」
「そう言うと思った。ほらコレデモテープ。と歌詞な。」
CDと歌詞を更に受け取る。
これ、お姫様視点の歌のような気がする。
「ほら、蒼介。手続きしてこい。お前のも準備してんだから。」
「はーい。」
素直に返事をして、蒼介は仕事内容の報告手続きにむかった。
私はイベントまでのスケジュールをもらい、確認をする。
イベントは三月末に行われる。
って事はレコーディングが急ピッチって事ですね。
この後ボイトレと、トレーニング軽くしに行こう。
確認しながら必要な事を整理する。
まぁ、今回はギリかなぁ?と思う。
日数もないしなぁ。
とりあえず頑張ろう。
詳しくはパパに聞きに行けばいいだろうしね。
これからしばらくは忙しくなりそうだと、覚悟を決める。
やるからにはきちんと満足のできる状態に持って行こうと決めた。
以前出演していたファンタジー系アニメの二期目が決定したらしく、台本を受け取りにきていた。
「ほぃ、お姫台本とイベントの資料とオーディションの情報な。」
「葉山さんありがとうございます。」
受け取った資料に目を通す。
「…2期のオープニングはるちゃん達が歌うんですか。」
「ん、あぁ。ちなみにエンディングはお姫だぞ?」
「え?!聞いてない。」
「今言った。」
うーん、でも大丈夫かな?
「お疲れ様でーす。お、ちぃ、そういやまたペアだな!よろしく。」
「ペア?あ、あーそっか。よろしく」
現場から戻って来た蒼介が後ろから資料を覗き込んで笑った。
このお話は、王道の剣と魔法の世界で王位継承権を持つお姫さまを中心に話が進むのだ。
私はヒロインのお姫様。
蒼介は、お姫様の護衛騎士役だ。
護衛役なので必然的に私との収録が多くなる。
まぁ、蒼介がいる現場は煩いことで有名だし楽しく出来るかなぁ??
「葉山さん、エンディング曲もしかして作れとか言いませんよね?」
「んー、そこは社長次第かな?作りたい?」
「え、気分乗らないと期限守れないんでお断りします。」
「そう言うと思った。ほらコレデモテープ。と歌詞な。」
CDと歌詞を更に受け取る。
これ、お姫様視点の歌のような気がする。
「ほら、蒼介。手続きしてこい。お前のも準備してんだから。」
「はーい。」
素直に返事をして、蒼介は仕事内容の報告手続きにむかった。
私はイベントまでのスケジュールをもらい、確認をする。
イベントは三月末に行われる。
って事はレコーディングが急ピッチって事ですね。
この後ボイトレと、トレーニング軽くしに行こう。
確認しながら必要な事を整理する。
まぁ、今回はギリかなぁ?と思う。
日数もないしなぁ。
とりあえず頑張ろう。
詳しくはパパに聞きに行けばいいだろうしね。
これからしばらくは忙しくなりそうだと、覚悟を決める。
やるからにはきちんと満足のできる状態に持って行こうと決めた。
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